近隣の博物館で、京都の清水寺所有の仏像、絵画、書などを展示する展覧会が開催されていたので、最終日、足を運んでみました。
結構早朝に行ったのですが、予想以上に盛況で、お客さんがいっぱい
年配の方はもちろん、仏像ブームの影響からか、わりと若い方(特に男性)が多いのに驚きました。
博物館の敷地がちょっと狭いこともあったせいか、そこまで「仏像ファン」ではないんですが、大きめの仏像が密集して展示してあると、結構圧巻で、思わず「お~」っと声を挙げちゃいました。
入口に、ど~んと鎮座していた坐像(うっかり名前を失念)が素敵で…
今までいろんな仏像を見ましたが、これほどふくよかで、穏やかな顔の仏像はなかなか見たことがありませんでした。
穏やかなんだけど、手に蛇を持ってたりして。
奥に入ると、平安時代、鎌倉時代、南北朝、室町…歴史の教科書で習った年表が頭をよぎるような、制作年の作品が次々…
時代によって細かい部分は変わっているようですが、どれも、今にも動き出しそうなリアル感と柔らかさ、迫力があって、気持ちはタイムスリップしているようでした。
仏像以外でも、
坂上田村麻呂
豊臣秀吉
徳川家光
狩野元信
月照
西郷隆盛
…こちらも歴史の教科書に登場する人たちばかり。
秀吉の「大政所病気平癒の願文」や「朱印状」、家光の寄進した「釣灯篭」、元信が描いたと伝えられる「絵馬」などなど…
すっかりタイムスリップ気分。
「願阿上人筆 清水寺再興勧進状」
には「応仁の乱」で焼失した清水寺の再建を願う文字が、はっきりと読み取れて、驚きでした。
「応仁の乱」…なかなか思い出さないですよねぇ。
西郷さんの師匠?だった月照上人の書や絵は、彼の最期を知っていると、ちょっぴり悲しくなったり
こんなに絵を残されてたんですね…
清水寺…小学校の修学旅行と、10数年前に行ったっきりかな
しばらく京都にも行ってないし、お寺に行ってもゆっくりと見学することも難しいので、ちょっと期待してましたが、思った以上に堪能できました
久しぶりに、それも時間をかけてじっくり京都に行きたいなぁ~という気分になりました。