作・編曲家の服部克久さんの訃報を聞いた。
現役のまま亡くなった・・・そんな印象です。
多くのドラマや映画の作品で、どこまでも広がるような雄大なオーケストレーションの印象があります。
が、やはり、はぎお世代には「ザ・ベストテン」のテーマ曲が一番印象的ですね。
イントロから、迫力があって、「今週はどんな曲が、歌手が出てくるか」と、子どもながらにワクワクさせてもらった気がします(文字にすると薄っぺらい表現しかできませんが・・)
あとは、時代劇「江戸の旋風」のテーマですね。
スカパーでの後追いなので、リアルタイムは知らないのですが、正統派時代劇ながらサスペンスタッチで、まさに「時代劇版刑事ドラマ」風な作品を盛り上げていた気がします。
そういえば、昔は作曲家の方がメインのテレビ番組がよくありましたよね。
大好きだった宮川泰さんや羽田健太郎さん、先日亡くなった前田憲男さん、平尾昌晃さん、そして、服部さん。
もう少し遡れば、山本直純さんや黛敏郎さん、そうそう俳優としても活躍してた小林亜星さん・・・みなさん、おしゃべりもお上手だったなぁ。(黛さんは理論派だったかな?)クラシックからジャズ、ポップス、現代音楽まで、一見難しそうな音楽の話を、わかりやすく楽しく教えてくれていたような気がします。
ほとんどの方が、映画やドラマ、アニメにCM、それに歌謡曲などなど、手掛けたジャンルが幅広かったですね。だからどの方も「誰もが知る楽曲」があるんですよね。そして、共通するのが「耳に残るメロディ」。
子どもの頃から、知らぬ間に「贅沢な音楽」を聴きながら育ったんだなと、このトピを書きながら実感しました。皆さんが「音楽の先生」のような。
そんな「先生」が、また一人亡くなってしまいました。寂しいですね。
心よりご冥福をお祈りします。