京都府の唯一の村である南山城村にある、道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」で2月7日に乗用車の事故がありました。
平日の金曜日であったことで、道の駅の利用者も少なかったとはいえ、事故が発生したのは午後2時15分ごろです。
週末だと、キッチンカーも出るぐらいの賑わいがあるので、大きな怪我はなかったというものの、打撲等のけがはあったと推測されます。
警察の調べでは、名古屋市の78歳の女性が、名古屋から福岡県に向かう途中で休憩のために立ち寄って、駐車場所から出るときにブレーキとアクセルを間違えて店舗内に突っ込んだという。
店に突っ込んだのは右の「百」と書かれた幕あたりで、駐車場所からまっすぐに店内に突っ込んだのでしょう。
店内の奥の壁に当たって停車したことから、店内が10m、歩道が5m、駐輪場が5m、道幅が5mで、約25~30mをフル加速で突っ込んだのでしょう。
よく見る高齢者の暴走事故と同様で、死者が出ていてもおかしくない状況だったと思います。
事故を起こした乗用車には、78歳の女性と52歳の親族が乗っていたようで、
名古屋市から福岡県まで約800kmあり、なぜ国道162号線を走っていたのかは不明です。
ルート検索すると、名古屋市から福岡県までは名神高速と中国自動車道を案内します。
大阪府の南港から九州行きのフェリーに乗る予定だったのかもしれません。
まさかとは思いますが、国道2号線を使ってひたすら一般国道を走ろうとしていたのかもしれません。
大きなけが人が出なかったことが不幸中の幸いですが、この事故で運転をやめる決意をしてほしいです。
先日、獄中で死亡した池袋暴走事故も2名の命を奪っています。
生活圏内の事故であれば、生活するために自動車が欠かせないというのはわかりますが、今回は片道800kmの移動です。
決して生活に必要な移動とは思えません。
新幹線なら3時間程度で2名で40,000円ほどで行けます。
高速だとガソリン代込みで25,000円ほどですが、途中で宿泊すれば50,000円ほどになります。
一般道だとガソリン代15,000円ほどですが、途中で宿泊すると40,000円ほどになります。
フェリーだと南港までのガソリン代込みで35,000円ほどになります。
それより、自動車で2日間走って、また2日間かけて帰ってくることを考えると、78歳では無理でしょう。
私は鹿児島から滋賀県まで、一般国道を2日間かけて走ったことがあるので、どれだけ疲れるのかを十分承知しています。
78歳女性の福岡県までの移動が、どれだけ危険なことかが予想されます。
交通インフラが整っていないために自家用車が必要な地域もありますが、多くの人が望んでいない北陸新幹線の大阪までの延伸工事に5.3兆円使うより、コミュニティバスの拡充などにお金をかけてほしいです。