紫八咫(ムラサキヤタ)「再仕込み貴醸酒」秋田県 新政酒造
通常の貴醸酒は、在庫の熟成酒を、仕込み水のかわりに使用して醸されますが、「紫八咫」の場合、貴醸酒仕込みの貴醸酒「再仕込み貴醸酒」と呼ばれるものです。
新政酒造では、2008年の「六號純米」を用いて造られた2009年の貴醸酒「陽乃鳥」が仕込み水のかわりに使用して醸され、2010年に「紫八咫」となり、その後も延々と「紫八咫」の一部分は、再仕込み・再発酵されてゆき、「紫八咫」の中には永遠に息づいていくのです。
「紫八咫」は、ひとつの仕込みから四合瓶にして約2000本ですが、このうち半分の1000本が翌シーズンの「紫八咫」の仕込みで使われます。つまり、毎年の「紫八咫」の実質の販売可能本数は1000本程度になります。
その企画と性質上、長年に渡りゆっくりと販売していく「紫八咫」こそ、新政の製品群の中でももっとも貴重な酒のといえるそうです。
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