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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
詳しい説明はサヤカに頼んだ。実はオレもその原理も利用の仕方も詳しくは知らないのだ。ただ、彼らの世界にはそういうものがあるというのを知っているのだ。この差が大きいのである。二人は喜んでくれた。これからは、しょっちゅう利用しそうだ。
1,300年待っていると聞いて初めはビビっていたのだが、この世界の刻に換算すると、わずか数年のことなので一安心した。
帰りに名水とうふと銘うって豆腐を売っていたので、800円で二つ買った。Oさんへのお土産である。発砲スチロールに入れて貰った。あの曲がりくねった凸凹の多い山道を無事に形を崩すことなく運び帰り、Oさんに整ったままの姿で手渡せるだろうか? これはオレの腕の見せどころだ。ご機嫌のゴキオーラをポケットに入れ、それはそれはゆっくりと家路についた。
つづく