あ＠仮想はてな物語 お小説・ストーリィ ６／７ （００３－１）

ｃｏｐｙｒｉｇｈｔ　（ｃ）ち　ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
＜ドン作雑文集より＞
　　　平成初めの頃です。


私なんかがゆくと、話には乗ってきても
軽く聞き流されたに違いない。
それに元来気の短い私は３回以上も
行きはしない。
そんな事をするぐらいなら、
奴のことは諦めて別の商売を
考えていただろう。
やはり、Ｎ先生は底力がある。
私など、まだまだ及びもつかない。



３人を引き合わせるのは、私の役目だった。
生みの親が同じ龍はんなので、
思っていたより簡単にいった。
血は濃いかった。
下ピーたちは、お天道さまの下で
手を振って生活できるので、
やる気は満々だ。
それに、ガラバァにはご馳走の
鼻の脂のお負けつきがあることを、
耳打ちしてやっていた。


つづく