初ホメオパシー

ＧＷ前半からひいた風邪は、発熱から喘息になり、そのままなかなか治らず、また熱が出て、ようやくなんとかなってきました。
ここ何年かで最悪の健康状態でした。いつもは風邪をひいてもここまで悪化せず、喘息など出ませんでしたが、昔治った喘息がまた出てきてしまって、久しぶりに息が苦しくて眠れなくなりました。

ここまでひどくなったのは、自分で原因はわかっていました。嫌なことがあり、そのマイナスの気持ちがむくむくふくらんでずっと心の中で渦巻いてしまったからです。今から考えると、なにもそこまで、と思えるのですけれど、２週間前の私はうまく気持ちを解消できませんでした。

自分の中で、気持ちに一応の納得ができたとき、高い熱が出てきました。今回家族が心配して病院に行け行け、とうるさかったので、友人に話を聞いていたホメオパシーを処方してくれる病院に行ってみることにしました。私も、いつもは薬を飲まないで、体の力に任せようとしていますが、今回はそれに少し力を貸してもらいたいという思いで受診しました。

先生と最初は家族構成などから話が始まり、今の体の状態を話してから、先生は私に器械の棒を握らせ、ピコピコ音がする器械を見ながら体の状態を話してくださいました。ちょうど前日からほとんど食事がとれなくなっていたのは、胃が喘息のせきをとろうと頑張って働いているとのこと。食べ過ぎるとそれが全部咳になってしまうそうです。実はそれは整体の先生にも言われたことでした。
先生に「喘息ってどうしてなると思います？」と聞かれ、「たぶん、それは最近あることがとてもいやになってしまったからだと思います」と答えたら、「アレルギーがでるのはいやという気持ちからなんですよ」ということでした。

あとお話でおもしろかったのは、小さなときに自分が遣り残してきたことを大人の自分が引き受けて解消することがあるそうです。私は４，５歳のときの自分のものを今の私が解消しているということでした。あのころ、喘息真っ只中にあったので、そのときのものを引き受けたのかな？

そして、初めてだから基本のもの、ということで「プラム」のレメディをいただきました。あとでネットで調べたら、たぶん「チェリープラム」のことで「自分の感情をコントロールできなくなったとき」に使うものだそうです。
先生とお話して、レメディをいただいて、自分の中で今の体に起こっている意味を確認できました。先生の書かれたものを読んだことがありますが、レメディは治そうとするのではなく「ごほうび」として与えるというものなのだそうです。私ももらったレメディは自分に「あともう一息、よく頑張ったね」という意味のごほうびに思えました。

家に帰ってから、熱がぶわっと上がって汗が出てきました。前回の発熱のときは汗が出なくて不完全燃焼のような感じでしたが、今回は気持ちいいくらいたくさん汗をかきました。次の日に起きたら、とてもすっきりしました。この熱は、きっといままでのものを解消する熱だったのだと思います。

今回の体の不調で思ったのは、やはり心と体はつながっていること。そして病気はやはり意味があり、その過程をきちんとみつめること。当たり前ですが、嫌なことはためないほうがいいこと。悩むと本当にいいことないですね（笑）。年をとるごとに心の解消法が少しずつうまくなっていけばいいのですが、性格はなかなか直らないのかな。でもまだまだ自分を変えられる、と思う30代半ばの私なのでした。