京都に一泊した翌日は早く出なくてはいけなかったので、朝6時半から開門している下鴨神社に早朝にお参りに行ってきました。
車で行ったので、本殿近くの駐車場に止めて境内に入りました。
本殿は明るい開けた場所にあり、京都でも一番古い歴史のある神社という事で物々しいイメージを抱いていたのですが、思ったよりも明るく親しみやすい印象でした。
本来は参道は「糺の森」という古代からの原生林を通り抜けてくるので、そこを通ったらまた印象が違ったかもしれません。
本殿の手前には、十二支それぞれの「えとの社」があり、自分の干支の社でお参りをしました。
時間があまりなくてゆっくりはできなかったのですが、興味深かったのは境内には小川が流れており、
鳥居近くの奈良の小川では川のそばまで下りられるようになっていて、そこで手を指し浸して清めることができます。
後で調べたら土用の丑の日には境内にある御手洗池でみんなが足をひざまで浸けて禊をするみたらし祭りというのもあるそうで、水に縁が深い神社なのですね。
そういえば娘が買ったお守りも、御手洗池の水が入っている水守りでした。
でも、なんといっても私的には一番印象深いところは、こちらは上賀茂神社とともに、京都の三大祭りのうちの一つの葵祭を執り行い、
また平安時代には斎院(天皇家の未婚の女子が神事に奉仕した)が置かれていたところであったということです。
源氏物語には朝顔の斎院という登場人物も出てきます(でも、私の中では存在感があまりない)。
でも、昔、源氏物語が好きだったのに、このことをすっかり忘れていましたけど^^;
行った後で思い出しました・・・
源氏物語では葵祭の日に六条御息所と葵の上が車を停める場所争いをする場面があります。
光源氏の恋人であった六条御息所が、葵祭に光源氏の姿をこっそり見ようと車を停めていましたが、あとから来た正妻の葵の上の車が停める場所がなかったために、先にきていた御息所の車を蹴散らして停めてしまいました。
そのときにプライドを傷つけられた六条御息所は、生霊となって葵の上を憑き殺してしまう・・・という最終的にちょっと怖い展開になります。
当時、源氏物語を読んだのは高校生のときでしたけれど、私は六条御息所の気位が高いために素直になれないところとか、心の内側に強い妄執というのを秘めいているところが人間らしくて、とても好きでした。
本屋で瀬戸内晴美(寂聴)さんの「私の好きな古典の女たち」を見つけて読んでみると、六条御息所について共感できることが書かれていたのでうれしくなり、若気の至りでファンレターを出した事があります(笑)
そして、それが寂聴さんが発行している「寂庵だより」のおたよりコーナーに掲載されて、とても恥ずかしかったけどうれしかったです^^
やっぱり寂聴さんには高校生からのファンレターって珍しかったのかもなあ・・・
京都には住んだ事がないけれども、私と好きな事と関わりがある事が多くて、本当に何回でも行きたいくらいです。
ほんとにお金があったら(笑)
車で行ったので、本殿近くの駐車場に止めて境内に入りました。
本殿は明るい開けた場所にあり、京都でも一番古い歴史のある神社という事で物々しいイメージを抱いていたのですが、思ったよりも明るく親しみやすい印象でした。
本来は参道は「糺の森」という古代からの原生林を通り抜けてくるので、そこを通ったらまた印象が違ったかもしれません。
本殿の手前には、十二支それぞれの「えとの社」があり、自分の干支の社でお参りをしました。
時間があまりなくてゆっくりはできなかったのですが、興味深かったのは境内には小川が流れており、
鳥居近くの奈良の小川では川のそばまで下りられるようになっていて、そこで手を指し浸して清めることができます。
後で調べたら土用の丑の日には境内にある御手洗池でみんなが足をひざまで浸けて禊をするみたらし祭りというのもあるそうで、水に縁が深い神社なのですね。
そういえば娘が買ったお守りも、御手洗池の水が入っている水守りでした。
でも、なんといっても私的には一番印象深いところは、こちらは上賀茂神社とともに、京都の三大祭りのうちの一つの葵祭を執り行い、
また平安時代には斎院(天皇家の未婚の女子が神事に奉仕した)が置かれていたところであったということです。
源氏物語には朝顔の斎院という登場人物も出てきます(でも、私の中では存在感があまりない)。
でも、昔、源氏物語が好きだったのに、このことをすっかり忘れていましたけど^^;
行った後で思い出しました・・・
源氏物語では葵祭の日に六条御息所と葵の上が車を停める場所争いをする場面があります。
光源氏の恋人であった六条御息所が、葵祭に光源氏の姿をこっそり見ようと車を停めていましたが、あとから来た正妻の葵の上の車が停める場所がなかったために、先にきていた御息所の車を蹴散らして停めてしまいました。
そのときにプライドを傷つけられた六条御息所は、生霊となって葵の上を憑き殺してしまう・・・という最終的にちょっと怖い展開になります。
当時、源氏物語を読んだのは高校生のときでしたけれど、私は六条御息所の気位が高いために素直になれないところとか、心の内側に強い妄執というのを秘めいているところが人間らしくて、とても好きでした。
本屋で瀬戸内晴美(寂聴)さんの「私の好きな古典の女たち」を見つけて読んでみると、六条御息所について共感できることが書かれていたのでうれしくなり、若気の至りでファンレターを出した事があります(笑)
そして、それが寂聴さんが発行している「寂庵だより」のおたよりコーナーに掲載されて、とても恥ずかしかったけどうれしかったです^^
やっぱり寂聴さんには高校生からのファンレターって珍しかったのかもなあ・・・
京都には住んだ事がないけれども、私と好きな事と関わりがある事が多くて、本当に何回でも行きたいくらいです。
ほんとにお金があったら(笑)