奈良のホテルに一泊して、次の日の朝早く法隆寺に行きました。
天気も昨日と違って青空でとても気持ちのいい日でした。
電車で法隆寺駅に着いたのは8時半頃。歩いて20分くらいで法隆寺に到着。
法隆寺に来たのは、高校の修学旅行以来。20年ぶりくらいです^^;
9時前の法隆寺は、まだ人も少なくて、門前のお店も開店していませんでした。
まず、五重塔、金堂などから参観。教科書で見たことにある国宝がたくさん!
修学旅行のとき見ただろうになあ・・・どう感じたとか全然記憶に無いなあ^^;
その中でも、大講堂の大きな薬師如来さまは、たたずまいに品があり、やさしいお顔をされてるなあと思いました。
なんだかとても「ありがたい」と思える気持ちが自然にわき、胸がじーんとしてしまい、自然と手を合わせてしまいました。
たぶん、今まで私は仏像を「美術品」として見ていたのだと思いますが、仏様に自然に手をあわせてしまう感覚はなかったかも・・・
今回の旅では救世観音さましか頭になかったけれど、他にも好きだなあと思える仏様とも出会えてうれしい^^
そして、最後は念願の夢殿の救世観音さまのところへ。いよいよご対面。
入り口には金網が張ってあって、網の隙間からお顔をそっとのぞきました。
午前中の柔らかい光の中で、観音さまのお顔がきれいにはっきりと見えました。
法隆寺の職員の方が、昼間の強い光だとお顔が光りすぎてはっきり見えないんですよ、と教えてくださいました。
人も少ない、ちょうどよい時間帯に行けてよかったです^^
人もほとんどいなのを幸いに、網の中をのぞきながらけっこう長い時間、じーっとお顔を拝見していました。
救世観音さまは、ずっと秘仏として白い布でぐるぐる巻きにされて、それを解くと天変地異が起こると恐れられていたことや梅原猛さんの著書「隠された十字架」では聖徳太子の怨念が封じられていると言われたいわくありの仏様ですが(梅原さんは、法隆寺そのものが聖徳太子の怨霊を鎮めるための寺だったという説を唱えています)、私は不気味な感じがしないのですよね。なぜか。
私にとっては救世観音さまは、近寄りがたい、怖いというよりは、なんだか親近感を感じるのです。
でも、こう感じる私は、きっと少数派だと思います(笑)
夢殿
夢殿前のしだれ桜
よく、実物をみると、それまでの想像のほうが勝ってしまってがっかりすることってありますが、救世観音さまは会ってますます大好きだなあと思えました。
やっぱり、救世観音さまにお会いするのが、今回の旅の一番の大きな目的だったなあ・・・と。
ずっとみていてもきりがないので、また来ます!と手を合わせて次に行く予定の中宮寺に行きました。
中宮寺の菩薩半跏思惟像もとても有名ですが、こちらもお会いするのは初めてです。表情がなんとも美しいなあ・・・と見ほれました。
仏様もさることながら、仏具というのかな?その調度も素敵でした・・・尼寺の繊細な雰囲気がありました。
いいお天気の斑鳩をぶらぶらお散歩しながらいくつかお寺を回り、すごく気持ちがよかったです。
今回一人での旅でしたが、もう楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。そのときの自分にあった場所でないと、なかなかそう感じないのですけれど。
ほんと幸せな時間だったなあ^^
帰ってきて、気づいたのが、自分の姿勢がぴんと伸びるようになったこと(自分比ですが)。
私はものすごい猫背で、最近これを直そうとなるべく姿勢良く胸をはって歩くようにしていたのですが(でも気を緩めるとすぐ丸くなってしまうんですが)、
大震災の後、姿勢をまっすぐにするのができなくなってしまって・・・
表面上は元気でも、やっぱり心理的にダメージは大きかったんだなあと思いました。
胸が縮こまると、考えもポジティブにならないといいますし(逆もいえますね)。
それが旅行の後は、体も軽くなり、姿勢もぴんと伸ばせるようになりました。
奈良での旅行で色々な余分なものが落とせたかも・・・
大震災のあとは、自分が楽しむことになんとなく罪悪感がありましたが、本当に心から楽しく思えるときってそういう罪悪感は感じないのですね・・・
心から何かを楽しむことは、自分が前向きに進むためには絶対必要なことだと実感しました。
だから、被災者の皆様にも、大変な生活は続いている中にも、心から楽しいと思える時間が少しでもあるといいなあと思いました。
そして、西日本を旅して、3月11日以前の世界がそのままあって、なんかすでに懐かしいというか・・・
首都圏では、今では駅のエスカレーターが止まり、銀行の出張ATMは休止され、店の照明も落とされたり・・・、3月11日から当たり前だった世界ががらりと変わってしまったと感じます。
でも、私は、今の状態が正常なのかもなあとも思います。
それと同時に、東日本は今大変な状態だけれども、西日本は変わらずにいてくれてよかった、とも思いました。
日本全体で混乱していないのは不幸中の幸いです・・・
旅に行かせてくれただんなさんに感謝☆
天気も昨日と違って青空でとても気持ちのいい日でした。
電車で法隆寺駅に着いたのは8時半頃。歩いて20分くらいで法隆寺に到着。
法隆寺に来たのは、高校の修学旅行以来。20年ぶりくらいです^^;
9時前の法隆寺は、まだ人も少なくて、門前のお店も開店していませんでした。
まず、五重塔、金堂などから参観。教科書で見たことにある国宝がたくさん!
修学旅行のとき見ただろうになあ・・・どう感じたとか全然記憶に無いなあ^^;
その中でも、大講堂の大きな薬師如来さまは、たたずまいに品があり、やさしいお顔をされてるなあと思いました。
なんだかとても「ありがたい」と思える気持ちが自然にわき、胸がじーんとしてしまい、自然と手を合わせてしまいました。
たぶん、今まで私は仏像を「美術品」として見ていたのだと思いますが、仏様に自然に手をあわせてしまう感覚はなかったかも・・・
今回の旅では救世観音さましか頭になかったけれど、他にも好きだなあと思える仏様とも出会えてうれしい^^
そして、最後は念願の夢殿の救世観音さまのところへ。いよいよご対面。
入り口には金網が張ってあって、網の隙間からお顔をそっとのぞきました。
午前中の柔らかい光の中で、観音さまのお顔がきれいにはっきりと見えました。
法隆寺の職員の方が、昼間の強い光だとお顔が光りすぎてはっきり見えないんですよ、と教えてくださいました。
人も少ない、ちょうどよい時間帯に行けてよかったです^^
人もほとんどいなのを幸いに、網の中をのぞきながらけっこう長い時間、じーっとお顔を拝見していました。
救世観音さまは、ずっと秘仏として白い布でぐるぐる巻きにされて、それを解くと天変地異が起こると恐れられていたことや梅原猛さんの著書「隠された十字架」では聖徳太子の怨念が封じられていると言われたいわくありの仏様ですが(梅原さんは、法隆寺そのものが聖徳太子の怨霊を鎮めるための寺だったという説を唱えています)、私は不気味な感じがしないのですよね。なぜか。
私にとっては救世観音さまは、近寄りがたい、怖いというよりは、なんだか親近感を感じるのです。
でも、こう感じる私は、きっと少数派だと思います(笑)
夢殿
夢殿前のしだれ桜
よく、実物をみると、それまでの想像のほうが勝ってしまってがっかりすることってありますが、救世観音さまは会ってますます大好きだなあと思えました。
やっぱり、救世観音さまにお会いするのが、今回の旅の一番の大きな目的だったなあ・・・と。
ずっとみていてもきりがないので、また来ます!と手を合わせて次に行く予定の中宮寺に行きました。
中宮寺の菩薩半跏思惟像もとても有名ですが、こちらもお会いするのは初めてです。表情がなんとも美しいなあ・・・と見ほれました。
仏様もさることながら、仏具というのかな?その調度も素敵でした・・・尼寺の繊細な雰囲気がありました。
いいお天気の斑鳩をぶらぶらお散歩しながらいくつかお寺を回り、すごく気持ちがよかったです。
今回一人での旅でしたが、もう楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。そのときの自分にあった場所でないと、なかなかそう感じないのですけれど。
ほんと幸せな時間だったなあ^^
帰ってきて、気づいたのが、自分の姿勢がぴんと伸びるようになったこと(自分比ですが)。
私はものすごい猫背で、最近これを直そうとなるべく姿勢良く胸をはって歩くようにしていたのですが(でも気を緩めるとすぐ丸くなってしまうんですが)、
大震災の後、姿勢をまっすぐにするのができなくなってしまって・・・
表面上は元気でも、やっぱり心理的にダメージは大きかったんだなあと思いました。
胸が縮こまると、考えもポジティブにならないといいますし(逆もいえますね)。
それが旅行の後は、体も軽くなり、姿勢もぴんと伸ばせるようになりました。
奈良での旅行で色々な余分なものが落とせたかも・・・
大震災のあとは、自分が楽しむことになんとなく罪悪感がありましたが、本当に心から楽しく思えるときってそういう罪悪感は感じないのですね・・・
心から何かを楽しむことは、自分が前向きに進むためには絶対必要なことだと実感しました。
だから、被災者の皆様にも、大変な生活は続いている中にも、心から楽しいと思える時間が少しでもあるといいなあと思いました。
そして、西日本を旅して、3月11日以前の世界がそのままあって、なんかすでに懐かしいというか・・・
首都圏では、今では駅のエスカレーターが止まり、銀行の出張ATMは休止され、店の照明も落とされたり・・・、3月11日から当たり前だった世界ががらりと変わってしまったと感じます。
でも、私は、今の状態が正常なのかもなあとも思います。
それと同時に、東日本は今大変な状態だけれども、西日本は変わらずにいてくれてよかった、とも思いました。
日本全体で混乱していないのは不幸中の幸いです・・・
旅に行かせてくれただんなさんに感謝☆