ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

上海夏への扉

2011-06-28 | 生活・色々


画像/浦東のレストランでパーティをした。上海に来たこともない人も知っているであろう東方明珠もすぐ近くに見える絶景。




画像/マグロ中トロも食べ放題。ホント上海はありがたい。この日の友達はみんな上海人。2人だけ日本語不可だったが普通語で会話。



■ 夏はもうすぐそこですね。え、もう夏だって?そういえば、ウチのマンションのプールも25日から始まった。そうそう、無いと思っていたらプールがあってしかも屋外プール。マンション併設の室内プールは珍しくないけど、屋外プールとはリゾート気分を味わえていい。近々泳いでみるかな。

もう1ヶ月ほど呑みに行っていない。集まる趣旨は何にせよ「○○の会」として集まって呑んで語る会というのはたくさんあるけれど、ずいぶんご無沙汰している。別に人付き合いが煩わしくなったということではなく、最近は前にも増して仕事が増えてきて、呑みの予定はちょっと置いておくことにしているからだ。

備品も増えてきて、事務所もだいぶ仕事してるなぁという雰囲気が出てきたと思う。ま、雰囲気はどうでもいいのだけど。商品の輸出をするので、そのための梱包資材各種購入しているのだが、それにしたって10種類以上はあるから、棚なりなんなり使って分類整理していかないと後々追いつかない。今のところ、商品在庫棚が2つあるだけだけど、今のうちに資材棚も買って整理してゆかないとだめだなと感じている。

在庫から発注の管理はやはりトヨタのかんばん方式がいいと思い、それを断片的に取り入れている。さすがに、私の場合はかんばんを取引業者まで回すわけにはいかないので、自社内でせっせか回すだけのさらにシンプルなものだ。トヨタ関係の工場では実際に2次元コードつきのかんばんが使用されているが、私のところでもバーコードをつけて、スキャン一発で発注表までの取り込みが可能になるようなシステム導入を検討してみたが、そういうシステムはずいぶんお高いようなので、とりあえずスルーとした。

そんなことをやっているうちに、販売量とともに資金の流れも当然大きくなっていくわけで、ドルを人民元に換える頻度も増えてきた。ドルから人民元への換金制限は年間5万ドル(約400万円)までだと以前に書いたと思う。ここでの年間の定義は、1月1日から12月31日までのことだ。去年もこの限度額まで達してしまったが、今年は4月には限度額まで行ってしまったので、ドルを引き出してから換金屋のおっさんに人民元と両替してもらっている。

そこで気になったのが、今度はドルもしくは外貨の年間引き出し制限があるのではないかということ。しかしこれは一日1万ドル(約80万円)までという制限があるだけで、何日もかけて数千万円を引き出している人もいるくらいなので、もし年間の上限があったとしても私には関係のない額になりそうなので心配いらないと思った。

しかしこういうことをやっていると、個人での限界を感じる。中国政府がそうやって制限を色々とつけているのも、数え切れないほどの個人事業者の税金を納めさせるためでもあり、マネーロンダリングの防止の要素もあると思うが、やはり法人を作らないと不便が多いなと感じる。誰だって法人で面倒くださいことやらずに済むのだったら個人で利益を追求するだろうが、現実はなかなかそうはいかないようになっているものだと感じる。

だいたい、中国の銀行の個人口座にしても、毎月コンスタントに百何十万円以上の資金流動がある場合、運が悪いと監査が入る場合があるらしいので、私もそのへんの対象になる可能性が十分ある。とまあこんな具合に、法人ではないと余計な心配をすることがあるので、とっととどうにかしようと思っている。キャッシュフローについては色々と考えさせられる。

そうこうしているうちに6月ももう終盤だ。4月の最高益に続く5月は増収減益。今月はどうなることかと思っていたら、増収増益の過去最高を更新してしまった。しかも今月はずいぶん伸びて危うく年初来最高益の2倍までいきそうだったが、さすがにそこまでは届かず。これだけ利益が伸びてもそれほど忙しさは変わらない。まあまあ忙しいがまだまだ余裕はある。ということは、それなりに効率化への仕組みが奏功しているということだろう。

そんな状態が続いているのは大変うれしいことだが、大事なのはこれから先、何をやっていくのかということだとよく考えている。もちろん、まだビジネスを継続させ、ある程度は拡大するつもりではあるのだけど、会社をもっともっと大きくしたいという願望はない。自分の経済力が自分と周囲を幸せにできればそれでいいわけで、もっと大きなことは他に担当してくれる人が世界中にはたくさんいる。

ビジネスは有る程度のところまででいい。大事なのは生きている意味を見出す修行ではないのかと思う。それは、私が生への希望が見出せないという意味などではない。お金を稼いでいい思いをしたり、他人を助けたりすることもできるだろうけど、お金とは関係のない何かで人生の価値をもっと知るべきだと思う。

そういうことは、所詮人間が絡んでいる経済を通してでもある程度学ぶことができるのだと思うが、やはりそればかりではなく、そういうところとは時には間をとって何かを掴んでいきたいと思う。お金は大事だ。お金があればできないことはないくらいだと思う。お金は多いほうがいい。無くては困るし、少なくていいなどとも思わない。

しかし考えるのが、ビジネスの出来不出来とはおよそ関係の無い何か。そういう輪郭のはっきりしない人生の大いなる?目的に考えさせられつつ、心の集中力を大事にしたい今日この頃だ。
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週休1日で気分転換に

2011-06-06 | 仕事関係
今のビジネスを始めてから、特に事務所を借りはじめてからというもの、ほとんど丸一日を休んだことはなかった。たまたま2回ほど休んだが、それ以外では週7日仕事をしていたことになる。

週7日仕事をしていると言うと、なんだがとても忙しく仕事ばっかりしているのかと思われがちだが、そんなことはない。夜になってその日やるべき仕事がひと通り終わったらゲームをしたり映画を観たりしている。作業系の仕事だけ見れば、2時間くらいで終わるときもあるくらいだが、毎日事務所で仕事をしていることに変わりはない。

一応、日曜だけは完全に休みとしようと思っていたのだが、どうも仕事が気になるし、作業系のこと以外に、企画・開発系の仕事もやるべきだしドンドン進めて行きたいのでやはり出勤してしまう。まったく苦ではないどころか楽しい。

今日は端午の節句で中国の公休日。ビルに来てみると人影が少ない。ビル内の1階にあるスターバックスは営業中だったが、、スーツ姿の男性が20人くらいいた。スタバの研修なのか、いやそれにしてもスーツは着用しないだろう。もしかしたら日本人だったのかもしれないが、どこの会社だろうと思いながら事務所のあるフロアへ。トイレの明かりも消えているくらいで、やはりどこの会社も休みのようだ。

それで、昨日日曜日は久しぶりに完全に休みにしてみた。一度も事務所に行かなかったということだ。かなりゆっくり過ごした。午後近くまで寝て、普通に洗濯物を洗い、最近就寝前に少しずつ進めているジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」を読んだ。未知への接触、現実知識に基づいた想像の世界で構築されるリアル感がおもしろすぎる。軽くは読めないけど、そういうが好きな人にはうってつけだろう。

散歩ついでに次の引越し候補のひとつと考えている普陀区の泰欣嘉园というマンションを見に行った。このマンションには敷地内に会所(スポーツクラブ)が併設されていて、実際に中を見たらすごかった。マンション自体もそうだが、中山公園駅前や古北にある高級マンションに併設のクラブよりもいい。

プールはどこのクラブにもあるのが普通だが、ここは見た限り水質もきれいで、なんというか造りがラグジュアリーだった。それも中国的な少々センスの悪いラグジュアリーではなく、日本人が見ても納得のセンスであろうリゾートホテルのプールのよう。それは日本にあるような高級スポーツクラブとさして変わらないどころか、それをも上回っているのではないかと思わさせられた。

クラブ内には、トレーニングルーム、複数の無料PC、音楽室や映画鑑賞室、ヨガスタジオ、日本の高校などによくある体育館の半分くらいの大きさの体育室、そしてマージャン室もあった。またプールにはもちろん更衣室などがついているが、セキュリティレベルもそれ相応で、カードなしでは通過できないのはもちろんのこと、インテリアの質感がかなり高い。正直驚いたというか感動した。住民はこれを無料で使えるわけだ。

とは言っても、今の自宅も事務所もあと9ヶ月ほど契約期間が残っているので、今スグに引っ越すことは考えていない。…が、とてもそこに引越したい。敷金を捨てさえすれば、スグにでも引っ越すことは可能だが、それはもったいないのでやめておく。う~ん、あのプールでいつでも泳げることを想像するとたまらない。別に毎日泳ぐわけではないが、まいったな。

不動産屋の話では、このマンションは外国人も多く住んでいて、その多くがどこかの会社の総経理などの駐在員で、当然会社支払いでの賃貸ということだ。しかしそういう話を改めて聞くと、自分の懐から払っている自分はなんなんだと思わなくもないが、雇われではないメリットも享受できているのでそれはそれで仕方がないだろう。まあ経費で落とせばいいのだろうけど。

とまあ、そういった具合で、ゆっくりとした休日を過ごすことができた。一日事務所に行ってなかっただけなのだが、今日の朝は仕事が待ち遠しくなった。朝8時に事務所に到着。自宅から事務所まで徒歩3分程度だが、歩いていても早く行きたくてしょうがなかった。昨日メールを確認していなかったので、今日はどれだけ注文や問い合わせが来ているかと考えただけで楽しくなった。こんな風に気分転換にもなるし、一週間のひと段落的な区切りもつけられるから、ちゃんと週休完全1日制にしたほうがいいかなと思った。

それに最近、取引先工場に依頼していたオリジナル新製品が出来上がったので、これをこれから販売していくのも楽しみだ。どれだけの反応があるだろうか。また、少しずつだが大学や企業からの発注も増えてきていて、前よりも多くなり今では全体の4割近くをそれらのお客さんが占めるようになってきた。

企業や大学からの発注は、個人と違ってわりとまとまった数になる場合が多いのでこれはありがたい。ありがたいのだが、相変わらず2011年から始めようと考えていたもうひとつのビジネスを進めていく時間が足りない。少しずつ準備はしているのだけど、一人でやっているので文字通り人手が足りないわけなのだが、だからと言ってまだ人は雇わない。

忙しいと言っても、まだまだ頭を使う系に時間を当てていることが多いので、作業系をもっと効率化してゆけば、まだまだ一人でやっていけそうだし、一人でどこまで利益を上げられるかというのがこれまた楽しいしとてもやりがいがある。ただ、人を使って自分がやらなくてもいいようなことはどんどん任せたほうが、私ももっと色々と企画開発に着手できるので、結果的にそのほうが売り上げと利益も伸びるのだろうと思う。まあ今のビジネスを売却しない限り、このまま続けていたらそこは避けては通れないことだと思う。


そう言えば5月はブログを書かなかったかな。なんだかやることが多く忙しかったこともあるが、少し時間が空いたときはどうも書く気がしなかったような。ま、そんなこんなで、相変わらず楽しくやってます。
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