若干のネタバレあり。気分で随時追加。
1-10評価(10が最高) 「タイトル」 監督 主演 観た日
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8 「JUNK HEAD」 堀貴秀 堀貴秀 三宅敦子 R040310
製作のほとんどを堀貴秀が一人で手掛けた怒涛のSFストップモーション映画。
これは映画館で観ようと思っていたけど実現せずだったが、早速アマプラで配信していたのでよかった。
ストーリー自体はわりと平凡でそれほどおもしろいものではないけど、随所にユーモアが感じられるし
何より世界観とその表現力のポイントが高いので、全体として素晴らしい作品になっていると思う。
キャラクターも個性的でいい味を出している。
ただ、佳境過ぎ一段落してもう少し先を観たかったところでコレで終わり?という感じも否めない。
しかし、あれだけのものをほぼ一人で作りあげたのだから十分だろう。ユーモアと手作りの極みを楽しむ映画かな。
9 「ドンドルックアップ」 アダム・マッケイ レオナルド・ディカプリオ R040226
演出上若干過剰が感じられるが、SNS社会をよく反映しているし色々とリアリティがありつつ、かなりウィットにも富む。
アメリカではああいう反応かもしれないが、舞台が日本ならやはり違っただろう。
最初は大統領親子の傲慢さや博士の説明下手がいらつかせてくれるが、みんな演技がうまいということ。
ラストもちゃんと観たいところまで描いてくれているのでよかった。やはりディカプリオの出る映画はおもしろい。
話が壮大にもかかわらず、エンタメ志向ながら短い時間でとてもよくできた映画。
9 「ノーカントリー」 ジョエル&イーサン・コーエン ハビエル・バルデム トミーのおやじ R040224
追跡者の執拗さ、個性、キモさをよく表現できている。やることが大胆だがリアルだ。
大胆だが意外とすぐに捕まらないのは監視カメラがあまりない時代設定だから納得。
やはりコーエン兄弟の作品はとても好きだ。映画らしい映画。
9 「クイーンズギャンビット」 スコット・フランク アニャ・テイラー・ジョイ R040228
これはおもしろい。チェスもやりたくなった。
チェスを教えてくれたシャイベルさんには、どこかで再会もしくは感謝の意をメディア上でもいいからはっきり伝えてほしかった。
しかし、シャイベルさんがチェスの原点だと感じていたことが示されていて、なんとか救済がありよかった。