ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

銀河系サーモンと一抹の寂しさ

2011-12-30 | 生活・色々

画像/ぽんぽこ作 サーモンもりもり丼わさび醤油和え
久光で刺身用サーモン切り身を買って2回に分けて味わおうと思っていたが、忘れてて外食してしまい、もう食べないとダメだなということで全部使って丼にしてみた。なかなかの高級丼になっちゃったけど激ウマでした…。



■ 私たちが住んでいるのは銀河系にある惑星地球。つまり宇宙のどこかに知的生命体がいたとして、彼らから見ればここのサーモンは銀河系サーモンということになる。

……。あれよあれよという間に2012年は目前。相変わらずでもあり実り多い一年でした。配送会社の関係上、仕事は29日で一旦終了。新年の仕事始めは4日からです。2週間くらいフラッと旅行に行きたいところだけど、今のところ任せられる人がいないので、まあこいうのが今年の課題の一つかも。一人でやってても今のところ利益も十分上がっているけど、いつまでも一人でやってるわけにもいかないし。

それに、一人でやってるというと、時間から何まで自分で勝手気ままにできるから羨ましがられることがよくあるのだけど、同僚というか仕事仲間がいないのが寂しい。普通に会社勤めをしていれば、仕事の仲間は好む好まざるに関わらずできるものだし、それが普通だと思っている。けれども、いざ自分一人で奮闘してみると、仕事仲間の存在のありがたさがより一層わかるようになる。無いものは欲しくなるということだろうか。

会社勤めをしていると、当然のことながら色々なストレスを受けることになる。取引先や客先との問題等々。そんなとき、ある程度は自分の中で解決したり何も言わずに耐えたりもするわけだが、そういうときは同僚に話を聞いてもらうことができる。仕事帰りに同期や上司などと飲みに行き、普段抱えている悩みや鬱憤を話す機会がある。これって日本人の仕事スタイルにとっては、すごく大事なことだと思う。

今の私にはこういう機会がないので、仕事のことを話すことができない。多くの人が会社の人間と行く以外の飲みの場で、仕事のことなんか話したくないと思っているかもしれない。会社の人間となら、もちろんプライベートのことも話すだろうけど、仕事の延長のようなものだかし、お互いの苦労やがんばりもわかっているので、仕事の文句や自分なりの考えなどをお互いに話し、そして聞く姿勢も自然にあると思う。

それが私の場合はそういうことを話せる人間がいないに等しいので、なんでもかんでも自分の中で解決する必要がある。もちろん、解決できないこともあるわけだが、だからと言って自分の仕事の事情を知らない友達に話したところで同僚と話すようにいくわけもない。この仕事の話を人に話せない、聞いてくれる人がいないという泣き所は、一人から独立して仕事をしたことがある人にとっては、少なからず頷けるところではないかと思う。

とまあこんなことを書くと「それも独立における厳しさの一つだろう」などと言われそうだが、私も人間なので仕事仲間がいないのはチト寂しい。とは言っても、上海で仕事をしているたくさんの仲間がいるし、多少業種が被ることをしている人もいるので、少しくらいは仕事のことを話せる人がいる。それでも経緯や事情まではわからないし、そこまで説明しながらの話もおかしいので、本当に少しだがそれでもありがたい。

ただ、これは贅沢な悩みなのかもしれない。おかげ様で仕事は順風満帆だし、仕事とは関係ないけど夜な夜な飲みに行ってくれる友達も多い。逆に仕事とは関係ない仲で飲みに行けるというのは、これはこれでいいものだと思う。しかし、会社勤めの人間によっては客先などとの接待攻勢で嫌でも酒の場へ行かなければならないときが少なくないだろうし、話し合える仕事仲間には困らないけど、今の私は感ぜずに済んでいる嫌なこともあるわけだ。

でまあ、上海へはビジネスをやりに来たのは確かなのだが、こういう方面の悩みについては考えていなかった。内部の仕事仲間を作るというのも2012年の課題にしていいのだけど、これは仕事の課題ではなく個人的な課題でしょうね。仕事が上手くいっていたとしてもなんであれ、人間というのはいつになってもやっぱり「人」で悩むものですよねぇ。ま、そんな深刻なことではないのだけど。

銀河系のカニ

2011-12-17 | 生活・色々

画像/Hubble Ultra Deep Field ハッブル宇宙望遠鏡により撮影された超深宇宙領域
出典:HUBBLE SITE



■ 寒いなぁ。でも早朝の空は澄んだスカイブルーだった。まあ空だけにスカイですよそりゃ。今月の前半は朝まで飲み会が何回かあったので重役出勤になりがちで、これはいけないと思い、再び早起き生活に戻している。

今日は6時に起床して1時間ほど散歩をしてきたが、途中の路上にカニとネズミの亡骸があり、両者は30cmほど近くにあった。カニとネズミのケンカ絵図を一瞬思い浮かべたが、それはないだろうと思い足早にその場をスルー。帰りに見てみると、なんとカニだけがなくなっているではないか。まさか誰か食べるんじゃないだろうなと思いつつ、いや食べるかもなと、食す可能性に天秤が行った。

最近になり、初めて転送コムのサービスを使った。ネットでよく広告が出ているので知ってる人も多いと思うけど、これは日本から現在住んでいる国へ物を転送してくれる便利なサービスだが、EMS料金が1,000円程度の場合でも転送手数料は500円程度ととても利用しやすい設定となっている。今までだったら、どうしても上海で買えないもので必要なものがあるときは、親に頼んで送ってもらっていたが、30過ぎの男がこれで親の手を煩わすこともなくなる。

ちなみに今回は何を転送したかというと、馬の臀部から採れるというコードバン製の名刺入れだ。ちょっと前に名刺入れを失くしてしまい、それからは恥ずかしながら財布の中から名刺を出したりしていて、名刺交換の度に「名刺入れが失くなっちゃって…」などと言わなくてもいい言い訳をしていたものだ。

今はもちろん使っていないが、小学生のときに使っていたランドセルがコードバン製だった。ランドセルは使いこむとヘタレてきてスリムというか潰したような状態になり、友達のものはそうなるのに、なぜ自分のランドセルはいつまでもこんなに頑丈でヘタレないのだろうと子供心に疎ましく思っていた時期があった。

友達のように潰してスマートにランドセルを背負いたかったわけだ。いやそもそもランドセルにスマートもクソもあるのか。それはさておき、これはコードバンというものなのだということを知り、コードバンで頑丈だなくらいにしか思っていなかったのだが、大人になるとその価値がわかるようになった。

私の実家は別に富裕層というわけではないが、おそらく小学校の6年間も使うのだからということで良いものを買い与えてくれたのだと思う。その希少性から、コードバンは動物皮革の中でもとりわけ高級品らしいが、一度使うと他の革製品にはない良さがあるのでオススメだ。

少し前から、PCデスクトップ背景を約130億年前の超深宇宙領域の画像にしている。今回の記事にある画像がそれだ。光が到達する都合で、地球から見る宇宙の状態は過去のものなわけだが、それにしても130億年前の光景を見ることができるというのは凄い。1枚の画像ではあるが、それは約130億年前の状態なのである。これ見ることができていることに驚かずにどうしようか。宇宙にロマンを抱かざるをえないレベルだと思う。実際その画像を見ると、多くの銀河を確認することができる。色も形も様々な銀河。

銀河は星などの集合体のことだが、ひとつの銀河には多くて数千の星があるという。銀河や銀河の集合体である銀河団は宇宙に無数にあるから、その中に知的生命がいてもおかしくはないと考えてみると、宇宙のどこかに必ずや「星を継ぐもの」のガニメデような世界があるのではないかとワクワクする。地球は銀河系の惑星だから、他の知的生命体がいたとして彼らからしてみれば、今朝発見したカニも「銀河系のカニ」ということになる。

私は工学などには詳しくないが、科学や工学を存分に応用して魅せるSF小説は好きだし、読んでいてやっぱりワクワクする。未知との遭遇を本を通して経験できるといった感じか。SF小説は理論や実際的な地球科学の応用や、それに基づいて飛躍させた要素が多分にあるが、そういう特徴からか女性からの支持はあまりないようだが、知的好奇心の追求という面では良い分野だと思う。

あれよあれよという間にもう年末だ。今年は一昨年に比べると仕事の業績も飛躍の年だった。300%くらいは伸びただろうか。まだ一人でさばけるかなぁと考えているが、メールも毎日多いし様々な付帯業務もこなさなければならないので、来年は一人ではきついかもしれない。ただ、もう少し伸びても大丈夫なので頑張ってみるが、限界が来てからでは遅いのでよく考えておかないとだろう。とりあえずまだ上を目指してやってみようと思う。そういえば、まだ手帳も買っていないので今年はどんな手帳を使うかなぁ。