ぽんぽこノート

いつだって今がスタートライン。
行動しなくては何も始まらない。壁にぶつかったところから新しい道がひらける。

中国人マーケットへ挑戦しないと

2010-06-29 | 仕事関係
今の中国には多くのチャンスがある。よく研究しよく考えればチャンスは身近なものになるのだろう。よく言われることだけど、中国は宝の山ではない。チャンスは多いけれども、何も考えずに掴めるものでもないわけだ。私も、中国で自分のビジネスをある程度成功させたくて来た人間の一人だから、日々アンテナを高くしているつもり。それでもそう簡単ではない。

そういう思いを日々実感しつつも、私はまだ中国人マーケットに参入できていない。私の日本向け貿易ビジネスは売り上げが順調に上がり、このまま行けばありがたいが、これだけで年商億単位を稼ごうとは思っていない。やはり中国人マーケットでやりたいからだ。

中国に在住する日本人へ向け、何を作りますだとかこれを提供しますとかいう商売は日本語雑誌を見れば色々とあるが、そういうことをやって日本にいた頃以上に稼いでいる人は一握りにすぎないんじゃないかと思うし、そんな話をよく聞く。

確かに日本のサービスは世界一だと思うが、日本式をそのまま中国へ持ってきてやろうとして失敗するのは進出時によくある日本人の姿。いまだにそういう企業が多いのは日本人が日本人であるからなのか。私も中国式にどうにか対応できるようになったのは最近のことだが、欧米企業などは日本人と違い、中国をよく研究して対応しているケースが多いようだ。

私は、中国で商売をするからには中国人マーケットを狙いたいと思っている。だからこそチャンスがあるんじゃないか。中国人マーケットに進出すれば、何をやっても儲かるというわけではないのは当然だが、今、中国人は何を欲しているのかということに考えを及ばせて見つけることができれば、一歩チャンスに近づいたということになるだろう。

でも、見つけたところで大きな資本が必要なことなら難しいし、どうにか出資者を見つけて無理をしてスタートしたとしても、すぐにマネをする中国人に資本力で潰されかねない。だから、競争相手が出てきても戦えるような商売であることを前提にし、時代が求める中国人マーケットを見つける努力をしなければと思っている。

中国人マーケットに対し、どういう商売をやるかについてある程度の考えがあるが、この1~2年で食い込めるかどうか。こう案を練っている時点で、とってもワクワクする。仕事で感じられるこのワクワク感ってとっても大事だと思う。数年後、中国人マーケットでバリバリやることを考えながら前進中のぽんぽこでした。
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車好きなひととき

2010-06-15 | 生活・色々
画像/SKODA superb マツダのユーノス500とジャガーの雰囲気を取り合わせたようなデザインが美しい。



■実は私は車がけっこう好きだ。20歳くらいの頃は、親のブルーバードを乗り回し、オートマなのに山道をガンガン走っているうちにガタが来てお陀仏となった。これは別に私が壊したというわけではないだろうが、わりとご老体にムチ打っての走行だったので、寿命を縮めてしまったのは確かだろう。しかも、最期は家の駐車場に安置し、葬儀屋よろしくレッカーのお迎えを待つ間も、私はヘッドライトやフォグライトの電球を抜き取った挙句、レンズを戻さず放置していたので、まるで路上に捨てられた廃車が赤の他人に部品を次々と取られてしまったような姿になり、自分でやっておきながら可哀想なことをしたなぁと思ったものだった。

何年か後、そのブルーバードに感謝の別れを告げ、自分で買ったのはマツダのセンティアのエクスクルーシブだった。顔面は少々ブタのような感じもしなくもないが、全体的に流麗なボディがなんともいえない質感を醸し出している車だ。当時、センティアはマツダのフラッグシップカーで、私が買ったのは初代のセンティアだった。

2代目センティアはデザインがてんで美しくなく、これならクラウンのほうがまだいいだろうと思えるシロモノだった。しかも、2代目センティアはバブルの頃の初代センティアのように金がかかっていないので、インテリアもだいぶ簡素化され、エクステリアもかなりオリジナリティを失っていたので、まったく魅力を感じなかった。下手にトヨタのような受けいれられやすい押し出し感のあるデザインに方向転換したようだが、なんのアイデンティティも感じられないつまらない車に成り下がっていた。初代センティアはある程度の人気を得たようだが、それでも一般的なカーユーザーから特段の支持を得られるような車でなかったのではないだろうか。

それは、まずデザインの特徴が大きく影響していて、やはり独特なノーズと低めのルーフ、そして何より日本人に受け入れられにくい少し尻下がりボディがユーザーを選んだのだろう。尻下がりについて言えば日産のレパードJフェリーは海外からの評価が高かったものの、日本人にとってのわかりやすい高級車の基準に合致していなかったために売れなかった。実際はそれほど小さいわけでもなく、相当よく作られた高級車なのだが、尻下がりでなおかつ丸みを帯びたデザインは全体が小さく見えやすく、ブタ顔も影響したのだろうが日本では理解されない結果に終わった。

内装のセンスのよさに加え、私はあのボディデザインは日産の中でもベスト5くらいには入る傑作だと思っている。しかし当時の日本では、「いつかはクラウン」が「いつかはセルシオ」に交代しているくらいで、やっぱり高級車は大きくがっしりと高級車然としてなければ一般的カーユーザーからは認めてもらえず、日本ではなかなか理解されない。

センティアもしかりなのだが、横幅1.8メートルで長さが4.9メートル以上もある車というのは、日産プレジデントやインフィニティQ45、トヨタのセンチュリーなどの一部車種に限られ、そうそうない大きさの車にも関わらず、あえて流麗なボディにしていることで、クラウンのようなわりとカクカクしている車より大きく見えない。しかし当時のマツダのラインアップを見ればわかるが、ユーノス500などに代表されるマツダのデザインは美しくもかなり独特なもので、他メーカーのものと一線を画すものだった。

私はもともとユーノス500やセンティアのデザインに心惹かれていたが、後になって、自動車デザイン界最大の巨匠であるジウジアーロがユーノス500を見て「小型クラスでは世界で最も美しいサルーン」と評したり、センティアは海外の評論家から特に評価が高かったということを知り、私の目もそれほど悪いものではないなと一人で納得していた。この2つの車は、今でも乗りたいと思える本当によいデザインだ。

それで、今は何がいいかというと、上海で最近目にするフォルクスワーゲン子会社になったチェコのSKODAのsuperbがいいと思っている。この車のデザインはジャガーの持つ静かな威厳と優雅さを併せ持っている。やはり日本人には(私も日本人だが)好き嫌いがかなりわかれるであろう車だと思う。ノーズはあまり高くないし、後方も少し尻下がりになっているので、それほど大きくは見えない。実際に見ればわかるかもしれないが、この車の持つ雰囲気がたまらない。

ということで、もし私が上海で車を買うとしたら、他の高級車を差し置いてこのsuperbにしようと思っている。車両本体価格は20万元くらい(約300万円)なので、それほど高くは無いから買えるが、上海はナンバープレートの取得に40万円とか50万円もかかるのでそれが嫌だ。でも、上海でも走行できる他省のナンバーも取得でき、これだと数万円なので問題はないが、高速などがラッシュ時には通行できないというネックがある。

どちらにせよ、上海は地下鉄が便利だし、夕方なんかの時間に無闇に運転しているとすぐに渋滞に巻き込まれるので公共機関のほうが速い場合も多い。だから、車を買っても平日を休みにしてどこかへ出かけるとか、混雑しない時間にどこかへ運転していくということならいいが、ただでさえどこから人やバイクが出てくるかわからない、変なドライブゲームをしているような上海交通事情の中では気持ちよく運転できそうにないが、それでも買うとすればsuperbになりそうだ。
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上海での楽しい出会い

2010-06-09 | 生活・色々
画像/上海の五角場にある中国検索大手の百度オフィスへ見学に行ってきた。日本でも検索サービスを開始したが、日本人はあまり使わないのではないだろうか。



■先日、KTVに行ってきた。
・・・・。KTVとは、日本でいう女性が隣に座るクラブのちょっとお下品バージョンのようなところで、店によって多種多様なムフフなサービスがあるところ、だと私は解釈している。店によっては、というか多くの店がお持ち帰りをサービスのひとつとしてやっているようで、もちろんそれにも値段がついている。

私がお持ち帰りをするのは、ほっかほっか弁当くらいで、普段はそういうお店には足が向かない。行ったら行ったで楽しいわけだけど、基本的にそういうところに行くくらいなら、普通の飲み屋で会話を楽しんだほうがいいと思っている。そのほうが安いし会話もたくさんできるし楽しい。しかし、KTVはKTVで場合によりそれなりによい交流の場になるのかもしれない。

今回、なぜKTVに行ったかというと、日本で知り合ったSさんが2ヶ月ほど前に中国に移住されて、最近になって上海を訪れた。以前に飲んだときは、下北沢の居酒屋だったが、所変わり上海の居酒屋。下北沢から上海とは、いやはやなんともおもしろい。しばらくぶりなので、合計4人で飲みましょうということになった。

彼と私以外のメンツはというと、大阪の貿易会社の課長と中国現地法人の大手日系企業の総経理。上海の古北にある「葵」という飲み屋で楽しんだのでだけど、刺身がかなり旨く、しめサバなどは久しぶりに旨いと感じた。遅れていったので、あまり多くの料理を食べることはできなかったが、新鮮な美味しい刺身を食べたかったらオススメの一軒だろう。

今回、上海に来たSさんは、中国で就職したはいいが、ついこの前に仕事を辞められたようで、さらに前に進むべく次の仕事を探しているとのことだった。私は求人に関するビジネスもしているので、そっち関係の仲間に当たってみて、できるだけSさんのお役に立てればと思ったのも束の間、それ関係の仲間が集まる飲み会で聞こうと思ったのにすっかり忘れて聞き損ねた。

Sさんは、とてもパワーのある人なので、いざ自分の目標に近づける仕事が見つかったら、きっと邁進してガンガンやっていくのだろうと思う。あまり細かいことは聞いていないが、次回に飲みに行くときにでももっと詳しく聞いてみたい。

大阪の貿易会社の課長とは2回目で、相も変わらず元気でやってらっしゃるようだった。大阪人パワーのようなものを感じ、旺盛なビジネス精神で溢れているようだった。2軒目がKTVということもあり、あまりたくさんの話はできなかったが、また次回にお話させていただきたい方だ。

現地法人の日系企業の総経理も、その道1本でずっとやってらっしゃるようで、表も裏もすべて知っているのだろう、その企業の柱というのは何かということを少しだけ聞かせていただいた。これまた少ない時間だったが、企業の中だけに終わらないその方の熱い魂を感じた。

その総経理の会社は、世界トップクラスの、日本人なら老若男女問わず誰でも知っているであろう企業だ。おおげさに言えば、というか現実的に考えても彼が誘拐されて会社に身代金を要求されてもいいくらいの立場なわけで、そうなったら確実に新聞の一面にデビューしてしまうことは容易に想像できる。私が誘拐されても、せいぜい新聞の中面で短い文だけだろう。「中国 毛深い邦人が誘拐される」。こんな感じかも。

私のような社会的に何の地位もない人間が、そういう方と会話できるというのはとても光栄なことだとは思うが、大切なのはそこではない。どんな企業の人であれ、そういう方が、今までどうやって難局を乗り越えてきたか、その決断の時にどう舵をとったのか、そういう生の教科書とも言えるようなことを聞けたりすることが楽しい。そういうことを経験してきた人が、一体今何を考えこれから何をしたいのか。そういう話というのは、お金には代えられない価値があるはずだ。だいたいの場合、彼のような経験を経て来た人の思考というのは、余計なことはそぎ落とされ、本質を見る眼差しと回路が自家生成されているのだろうと思う。

また次回、4人でポジティブかつ楽しい話をしながら酒が飲めたら最高だ。こんなよい出会いをくれた上海に改めて感謝しなければならないなぁ。
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