志摩・波切の大念仏

昨年の盆明けから　一年間に亡くなった新盆の霊75名を
慰撫鎮魂する供養の儀式です

遺族は　和傘の周囲に幅が40㎝ほどの布を垂らし
紙に屋号　俗名　戒名　故人の命日を記して貼る

傘の内部には　故人が生前愛用した　日用品をぶら下げた
「傘ぶく」と　今年は　写真撮影ができなかったが
幟に大きく戒名を書いた竹幟が持ち込まれ
「ガチャガチャ」と云う　ぶつけ合って破る儀式があった
幟を破ることで　新盆霊が俗世との縁を完全に切るという
意味であるらしい

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志摩・波切の大念仏 親戚縁者など大集合

傘ぶくは　縁者や親しかった知人　友　取引関係者
上司　部下などが　集まり　念仏中交代で持ち輪を周る
1軒当たりは　60~70人となる　ほぼ葬儀並みの人員です
これだけで　5千人にはなる

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志摩・波切の大念仏の接待役

輪は　1周300ｍほどあり大集合
殿方を女性は　団扇で風を送る人間扇風機です
故人の霊の供養には　男性も女性も大変な儀式です　

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志摩・波切の大念仏は喪服姿

供養は　太鼓と鉦で囃子
暑い夏の午後から夜まで　関係者は　喪服姿で厳かです

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厳かな 志摩波切の大念仏

「傘ぶく」が　このようにして75本　連なる　
人が一人亡くなるということは
なには　ともあれ　家族にとっては　大変なことです

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志摩波切の大念仏「傘ぶき」の行列

午後4時過ぎから始まり　曇空は
段々と夜に迫り始めた
提灯の灯も次第に色づいた
場内は　まわる　まわる「傘ぶく]の列が回る　

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