早春は 花も少なく
黄色く咲くのは サンシュの花
見届けたことはないが
秋になれば グミに似た赤い実を付け
熟すと食べられる
やや酸味があり 甘酸っぱくて美味しいらしい
また 実を熱湯につけてから 日干しし
半渇きの状態で種を抜き 梅酒と同じ方法で
サンシュの果実種ができる
公園から 空を眺むれば
登茂山や 立神から遠望の
度会の山は風力発電の
風車山脈
地震で電力不足が 大きく問題になったが
原子力発電の稼働は少なく
火力発電にシフトした
CO2問題に直面 国土は 太陽光発電
風力発電が地方では多くなった
開発で自然環境を破壊し 漁業に
深刻な影響を与えている
原発は止め 太陽光 風車発電の対策を充分に施し
原発の終局までのコストと安全性を考えれば
クリーン発電で費用は安く上がるのではないだろうか
全国に地蔵尊は多けれど 海中に鎮座する
御座の地蔵尊は 唯一だろう
地蔵尊は 諸人救済の大慈悲を持っておられる
御仏で 信仰は 平安時代から
鎌倉時代に掛けて盛んだった
御座の石仏が ある時 老人が午睡中の夢枕に立ち
「我は御座の地蔵菩薩 古来から因縁を感じ
このところに姿を現ず 至心に祈願せんものには
誓って腰より下の疾病を治すべし 我が海水の浸す
処にありて諸人のために 常に代わりて
苦忠(くげん)を洗浄せん 必ずや高所に移すことなかれ」と
これを伝え聞いた村人は 迷いの雲が晴たように
地蔵尊に帰依(きえ)し 病苦の平癒を御仏の
慈悲にすがった
後世前立地蔵を献じ 腰から下の病に苦しむ婦人
子宝が欲しい人 安産を祈る人 生理に苦しむ人
それぞれ 願いをかけ 救いを求めて
日参をしている
特に 海女は腰を冷やす仕事 漁の行き帰りに
お参りしている