うちの乗用車と軽トラのタイヤは、自作のチェンジャーとビードブレーカ組み換え出来るようになったんですが、乗用車のスタッドレスが稀にビード上げで手古摺る事が有ります。
理由は純正サイズより若干細いサイズを組み付ける為、ビードとリムの隙間が開いていてうまく膨らまない。
なのでうわさには聞いていたこういうの↓が欲しくなってきました。
この動画は取扱店の販促ですのでアッサリめな内容ですが、
こちらはビードバズーカがどういう感じなのか良く判る動画↓
結構な威力ですね・・・なんかすごく惹かれるものが有ります
実は、過去に違う目的で似たようなモノを作った事が有りまして、とても懐かしく観ました。
入手が容易い消火器の容器を使って、1インチ径のボールバルブ↓で放出を行うタイプで、ステージ等の演出で紙吹雪を打ち出すのに使用。
消火器の容器にドリルで穴をあけてホイールのエアーバルブを挿して6気圧程度で使いましたが、ボールバルブのレバーを手動で開放する関係上、爆発的な放出は出来ないので上の動画のような瞬発力が無かった気がします。
農作業開始まで暫くヒマなので、適当な感じの物を作ろうかな?って事で、
早速材料を揃えます。
籾の乾燥施設だった納屋にゴロゴロしてたブツ。昭和47年10月製!
ホースを外した後、でかいパイレンで蓋を回します。タイプによっては開けちゃダメな物も有ります
粉!薄いピンクの極微粒子の厄介な性状のもので、まあ人が吸っても毒性は無いんでしょうがマスク・メガネ装備で、レインコートっぽいものを着ての作業。
結構昔の消火器ですが内部は全く錆びてない(防錆塗装は施されてないっぽい)
炭ガスカートリッジ・・これは使い道ないなぁ~
熱帯魚とか飼ってる人はサイズが合えば使えるんでしょうけど。
↓手で回して簡単に外せます。
さて、前回似たようなモノを作った時は、用途が紙吹雪という事で上向きに床・地面に立てて、構える目的でのグリップは付けなかったんですが、今回はピストルグリップっぽいものを付けてみたいなぁ
↓こんな感じの
これは多分ベレッタ92FS辺りの銃把の意匠をモチーフにしたっぽい。素敵だ!
ただし、見た目と実際のホールド感は別なので、色々なグリップを用意してみました。
選ぶなら見た目よりフィット感第一にしたい・・・・
ぶっちゃけて言えば、グリップ内部に何か仕掛けが内蔵されているものは、フィット感よりも機能・容量を優先させてるでしょうから、握った感じはイマイチですね。
上の写真で言うと、左端のハンディートーチ・ドイツの銃・アメリカのインパクトレンチは
中に重要な機能を収めてる、更にゲルマン人やアングロ・サクソン人のでかい手で扱いやすいサイズで作られてるので、これは除外。
リョービの電ドラ・・・これはしっくり手になじみますね~。
右端のCo2カートリッジは、中身を抜いて少~し偏平に潰すと、結構良いかも
あと、一番の肝と言える放出バルブに関してですが、全く見た事が無い機構ですので、どう調べりゃ良いのか見当がつきませんでした。
某掲示板情報で「クイックエキゾーストもしくは急速排気弁」ってワードが出たので、検索した結果↓
こういう感じの物・・・
模式図ですが、本来の用途に使用する場合は上の通りに働きますが
バズーカで使う場合
:INはプッシュ式の小さな開放バルブにパイプなどで接続
:OUTはタンク内から
:EXは筒先へ
つまり、模式図のINからOUTに空気が流れる工程は有りません。あと、バルブはあまり強くないバネでEXを塞ぐように弁を押し付けていると予想。
OUTとINの圧力が拮抗してる場合はOUTEXはバネ圧の掛かったバルブで閉ざされ空気は流れない。
IN側がプッシュボタンバルブで大気開放された途端、バネ圧が掛かった弁を右に動かすINを閉ざしEXから爆発的な勢いで大気開放される。
・・・うむむ、構造は理解できた?気がする。
TAIYOの製品でアスクルに口径1インチのものは取扱が有りましたが、お値段12,000円ですた
14,000円で中華バズーカ本体が買えるので、今回もボールバルブで作ってみます。
2/27追記
部品買って来たので、作業を進めます。
蓋部分の小細工・・・意外と面倒くさい!
この蓋を流用します。溶接で蓋部分を作っちゃった方が楽なんでしょうが、空気入れるバルブを交換する等、開け閉め出来たら便利。
帯鉄の真ん中あたりにポンチ打って、金属製のノギスでケガキ円を描きます。
1inc径のパイプがギリギリ入るように穴開けするんですが、ホールソーが無いので4mmドリルで数珠つなぎに穴を開けて切り抜く?切り取り。
半丸やすりでおおよそのギザギザを削り落としてパイプ当ててみて、兎に角削りすぎないように注意しながら
う~ん、やっと貫通・・・ホルソーあれば多分1分程度の仕事です
外周を切り抜きます。
ケガキ線は規定サイズより若干大きめに描いたのですが、慎重に削ります。
蓋の内側とほとんど遊びが無い仕上がり・・・上手く出来た~
亜鉛メッキ鋼材に特化した専用の溶棒が有るそうですが、あまり使う機会が無いので買わずに済ます事に。
カップワイヤーで溶接部分の亜鉛メッキを落とします。
溶接準備が出来ました。
※3/2
溶接出来ました。
亜鉛鋼管は外側と内側にメッキされているので、内側の落としてないメッキがバチバチいって、なんかやり難かった。
エアー漏れはどうかな?
ゴムシートから切り抜きしたパッキン・・・前に作った時はどうしていたんだっけ?
消火器のパッキン周辺の構造
Oリングがこういう感じで絶対ズレないような作りになってますね~
容器側が肉薄なのでこんな風にしないとパッキンが逃げてエアー漏れ起こすんでしょう。
※3/4追記
組み上げ
ここまでは過去に作ったモノと同じなので、工夫も何もないんですが、エアー注入の仕掛けをどうしよう?
前はタイヤのバルブ↓を使ったんですが、消火器の直径がかなり大きかった気がする。
今回の細身の湾曲具合に果たしてフィットするのかが不安・・・あと、ゴム製なので捥げちゃったりしたら軽く事故になりそう。
中華のコピー商品を見ると、意外としっかりした作りで参考にはなります。
この右側の部品(小さなボールバルブとカプラ-プラグ)をホームセンターで既に買ってあるんですが、1/8径のスチール製メスねじ部品ってのが無くて、溶接で本体に付けるのが今のところ無理。
底にタイヤバルブを付けるって言う手は有りますが、置くとき立てれなくなっちゃうしなぁ
どうすっかな?
※3/6追記
ヤフオクでお安く売ってる中華コピーのビードバズーカを買って、今日届くのですが・・・
この記事はあくまで自作の方法と記録が目的ですので、もうちょっと続くんじゃ。
で、グリップを作ります。
裏の河原に生えてたクルミの木(樹齢20年弱)
直径15㎝程度と細いので、どういう風に木取りすればいいのか思案中。
ミズナラとかが良いのかな?現状、手元に有ってそこそこ乾いた状態のはこれしか無いので、やってみましょう♪
※3/14追記
懸案だったエアーの注入方法・・・差し当たってタンクに穴開けたり溶接したりしないで済む方法を採りました。
何の事は無い、メインのボールバルブから入れちゃおうという横着な仕掛けです。
ボールバルブから筒先を回して外し、この金具をセット。カプラーで注入後に外して、筒先セットでズドン。
雪の山に向かって撃ってみたら、大きな穴が開きました
グリップを付ける作業を残してほぼ完成?か?
※3/16追記
グリップ制作開始。くるみの木を使う予定が、何故か総金属製に
材料は25㎜のハウス用パイプと50×26角鋼管(1.6㎜)
コピー元は部屋の片隅に転がっていたsig552・・・遠い昔に遊んだ想い出が
25㎜パイプを半割にして前後に溶接。
曲げ加工は毎度の力技。
見た目と握った感触は、かなり近い感じになりました。
若干薄くした分だけ自作グリップに軍配
グリップ下端に10㎜厚の鋼板を溶接したら出来上がり。
表面処理は薄ーいゴムシートを貼り付けするか、バット等のグリップテープ
こんなやつ。
もしくはラバーペイント or 少々お高いコレ
何だかんだで出費が嵩むわぁ~
引金でバルブを開放する仕掛けを作らなきゃ終われない!
バネかゴムが必要・・・ゴムが手に入りやすいかなぁ
※3/25追記
ボールバルブのワンクリック開放?の方法として、スリングショットの強烈ゴムを使う予定だったんですが、ちょっと仕掛けがかさ張り過ぎて、使用する時邪魔になりそう・・・
って事で、開放バルブの付け根に強めのねじりバネを仕込んでみる魂胆
サイズが当てずっぽで線径2mmのやつをチョイス。バネに抗ってバルブを閉じ、手を離すと勢いよく開くようにセッティングすれば、ワイヤーレリーズで引金で開放も可能だと思う。