魂の旅人
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年末のご挨拶(滝沢泰平より)
いよいよ2021年も終わり。
やつはも本日で仕事納めです。
皆さん、今年1年はいかがでしたか?
個人的には、今年はじめの1月21日から22日にかけて、
鼻の動脈が突如として切れ、大量出血をして死にかけました。
この大量出血をきっかけに、体調を大きく崩してしまい、
春頃には、起き上がることもできずに床に伏せたり、急速に体重も減少し、
気が枯れ、意識が肉体から離れそうになることが度々ありました。
「いよいよかな・・・」
「今年もつかな・・・」
家族しか、その本当の状況は知りませんが、
ある程度覚悟を決めるほど、本当に危なかった日々が続いたものの、様々な方々のサポートもあり、今こうしてなんとか生きて年末を迎えることができそうです。
ここまで
「死」
と自分自身が向き合う出来事は、今回が初めてでしたが、
病気で生まれながらに死を宣告され、子供心がつく頃には、死生観を考えていたこともあり、死に関しては、改めて変わらない自分なりの哲学を持っています。
以下は独り言。
・・・・・・・・・
まず、この地球社会を含めた世界は、魂が肉体を借りて旅行に来ている旅先。
毎朝目が覚めて、自宅にいるようで、ここも魂にとっては滞在先のホテルの一室。
僕らは常にビジター(訪問者)であり、それこそ
「光を観る(観光)ツアーリスト」。
どこにいても、今日も旅先の1日が始まり、
新たな光を観て、感じ、様々な体験を得る1日となる。
1982年8月17日から始まった僕の旅は、今日で14,378日目。
思い返すと、ずいぶん長くこの世界に来ている。
今回の地球という旅先、
滞在日数、
どこに行こうか、
誰と逢おうか、
どんな旅にしようか、
この旅行の計画は、全部自分でスケジュールして決めた旅行。
魂のホストファミリーに迎えられ、1人ひとりの旅は始まる。
ホストファミリーに良し悪しはなく、今回の旅で決めた魂にとって最高のホストファミリー。
旅は楽しいことばかりではなく、トラブル、ハプニングはつきもの。
むしろ、トラブルが多い旅ほど、思い出に残り、旅行から帰った後は、笑い話になる。
後からたくさん笑える旅にしたい。というのが、僕のいつもの想い。
思い通りにいかないのが旅の醍醐味であり、
苦しいこと、悲しいこと、辛いことを体験するからこそ、魂にとっての学びとなる。
どんな失敗をしようとも、旅が終えれば、それは貴重な体験となり、そして元の世界では笑い話となる。
我々は観光客であり、真面目に仕事をしにこの世界に来ているのではない。
この国(世界)のお金をいくら稼いでも、元の世界はお金などないのでまったく意味がない。
でもみんな
「老後のため」
「家族のため」
「子孫のため」
と、観光に来ていること忘れ、労働とお金のために遊ぶことを忘れている。
光を観ることを忘れ、体験する予定も忘れている。
旅行には
「滞在中に必ずこれを達成しなければならない」
という目標や目的はない。
肉体と自我を持つ、個のキャラクターの1人としては、この世界で目指す目標、果たしたい夢などはあるかもしれないけど、魂はこの世界に来て、ただ毎日観光することだけで満足。
観光客は観光を楽しむことだけ、仕事をしようがしまいが、お金があろうがなかろうが、
その日が幸せであろうが、不幸であろうが、毎日が特別な日であり、貴重な滞在日数の1日。
「自分の(魂の)ため」
誰もが、もっと旅を楽しんだ方が良いと思う。
なぜなら、帰る日は突然やってくるから。
80年くらい滞在すると、滞在日数は、約30,000日。
一桁少ない滞在日数の人はいても、一桁多くは誰もが滞在できない。
人生100年の時代が来ようとも、この世界の滞在日数は、誰もが知れたもの。
帰国チケットの日付は今日かもしれないし、明日かもしれない。
でも、みんなポケットの中、カバンの中にチケットを持っている。
朝起きて、旅が続いていることに感謝するだけでも、その1日の光が変わる。
そんな体験ができた2021年。僕にとっては、とても転機の年が終わる。
だから2022年も毎日遊ぶ。遊ぶとは観光すること。
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皆さんにとっても、光ある1年となりますように。
無限の世界からきたからこそ、この有限の世界で得られる体験はかけがえのないものだから。