もともとそれでよかった♡

すべては自分の中にある

今は波動が高まっており、全般的にその効果が出始めているので、時間の経過と共にあなたの地球には完全な平和がもたらされます

2022-04-29 | 覚書

ライトワーカーのブログさんより

ギャラクティックチャネリングで一緒に翻訳をしてくれているニーナさんが翻訳してくださいました。私は編集として協力しています。

https://profile.ameba.jp/ameba/ninasophia2012/

http://www.galacticchannelings.com/english/mike22-04-22.php


親愛なる友人の皆さん、今の時代とこれにまつわる全てのネガティブな要素を過去のものとする為にも、ほとんどの人が、変化は早く起こるのに越した事はないと思っています。周囲で起きている出来事に対して、例え傍観者であったとしても、今は試練の時です。直接的に関係しなくても、あなたは他の人の経験から学ぶことができます。カルマとは、それをもたらした原因が自分にあると知らなければ、耐え難いと感じられるかもしれません。また、カルマはしばしば、自分が行ったことと「同等の経験」を通して解消されます。何故なら、自分の行いが招いた結果を魂は完全に理解する必要があるからです。

あなたはその同情心と理解力によって、他の魂の否定的な行動の結果を受け入れることができます。何故なら、彼等は自分が耐えられる以上の事はしないとあなたは知っているからです。彼等は他人にやったことと同じ様な立場に置かれた際に、それはかつて自分の取った行動が原因であることを理解します。全ての魂が人生というものを通して、この様な時期を経験しますが、これには自分の経験がもたらした現実を受け入れる為の意識を開放するという目的があります。そして、一度教訓を学び終えてしまえば、普通はそれが繰り返されることはありません。

自由意志というのは良いものですが、それは他人に迷惑をかけることなく、自分の人生を管理するという大きな責任を伴いますそれは、どんなに否定的なものに対しても、肯定的である以外の反応はせずに受け入れるという意味でもあります。つまり、例え自分に対して否定的、敵対的な人に殴られたとしても、単純に「もう一方の頬を差し出す」ということですが、これによってあなたの面目が失われることはありません。要するに、あなたは人がお互いにどう振る舞うべきかの良い見本となれば良いということです。自分の意にそぐわない状況から立ち去ることは、決して弱さではありません。むしろ、挑発行為に対してどのように反応するべきかについて、人々に強い印象を与えることができます。光の為に働いているあなたは、保護されているということも理解してください。それは、あなたが穏やかで前向きでいることによって、恐れずに「トラブル」の中にも入っていけることを意味します。このような時、あなたの存在そのものが事態を沈静化させます。恐怖という感情はコントロールしにくいですが、あなたが光の道標になるためには、克服しなければなりません。この様な時に、あなたのガイドは必ず助けてくれます。

光を生きることによってあなたは、道中にあるどんな障害をも克服し、あなたの経験の恩恵を受ける事のできる他の人達の上昇を助けます。難しく聞こえるかもしれませんが、やってみればできるものですし、高いレベルへと上昇する為の純粋な努力をすると、成功へと続く手助けが得られます。一度、手助けを得られる様になれば、人生はより簡単に自分の思う通りに進むようになり、最高に楽しくなるでしょう。これも全て、あなたがアセンションし、高次の領域へと昇華するための準備です。ここまで言えば、あなたが今どれだけ重要な時期にいるか、お分かり頂けたと思います。ですから、どうかネガティブなことに直面する今回の貴重な機会を逃さないでください。低い波動が完全に過去のものとなる、楽しくて幸せな時間が必ずあなたを待っていますから

問題がどんどん悪い方向に進んでいるように見える様な状況であっても、あなたのガイドによる計画は既にあるので、問題は確実に素早く解決されるでしょう。実際、想像している以上にあなたの周りには多くの手助けがあり、高次元の「見えない」友人達は常にあなたと共にいて、必要とされればいつでも導きを与える準備ができている為、時に奇跡と思える様なことも起こります。この様な出来事を珍しいと思うのは当然ですが、あなたのカルマ次第で許されることです。多くの事は、あなたの人生計画とその進捗度合いに応じて起こっていると言えます。

これを聞いたら安心されると思いますが、あなたにはあなたと関われることをとても喜ぶ多くの友人がいて、彼らとは多くの場合、睡眠中に体から離れた時に会っています。多くのことがこの様に計画されており、例え詳細を思い出すことはできなくても、その様な接触があったと「感じる」ことはできます。もうそろそろお気付きでしょうが、あなたは見守られ保護されていますので、あらかじめそうと決まっていない限り、あなたの働きを邪魔できるものは何もないのです。どのような現実の経験を許容するかは、あなたの自由意志が決定しますが、もしそれがあなたの為にならない場合は、あなたが気を変える様な影響が与えられます。とはいえ、通常はあなたの望む選択肢が妨げられる事のない様に、あなたの好みの傾向は常に把握されています。

あなた方は、以前にもこの様な道を歩んできましたし、その度に私達はあなたが満足できる結論に達するよう、最善を尽くしてきました。この混乱と否定性の時代に、あなたの光の存在としての立場を維持する為にも、あなたの強い決意が必要とされています。あなたは、ただ存在するだけで波動を上昇させ、どんな状況でも冷静さを保つことのできる能力を備えていますあなたの声さえもポジティブなエネルギーを持っているので、人々を安心させます


あらゆる状況に平穏をもたらす事のできる、あなたのポジティブなエネルギーを決して疑ってはなりません。それは、あなたが想像しているよりもずっと強力です。光の存在であるあなたのオーラは、周囲約5メートル(15フィート)くらいまで伸びます。だからこそ、多くの人々はその理由に気付かないまま、あなたの近くにいたいと思ってしまうのです。あなたには癒しのエネルギーがあり、人々はあなたのそばにいるだけで、良い気分になります理由も分からず、あなたに惹かれてしまう人も珍しくありません今は波動が高まっており、全般的にその効果が出始めているので、時間の経過と共にあなたの地球には完全な平和がもたらされます。母なる地球自身も大きな変化をもたらす手助けをしており、いわば何世紀にもわたる戦争や地球そのものの乱用による混乱を一掃しています。人間がもたらしたダメージの大きさゆえに、今もなお、この「浄化」による避けられない問題が起きています。幸いなことに、あなたの宇宙の友人達と共に行えば、地球の修復と再生はあなた方だけに任せた場合ほど長くはかかりません

アセンションに向けて、母なる地球を原始の姿に戻すのにどれくらいの時間がかかるかを、私たちは正確に予測することができます。しかし、その完成が見えてくるまでには、より平和的な状況を実現する必要があります。地球の美しさとは、世界中をくまなく見ることで、その無数に存在する様々な国々、対照的な地形や動物の生態などのすばらしさが見えてきます。あなたには本当に素晴らしい地球がありますが、これまではあまり大事にされず、あって当たり前だと思われていました。

今日も愛と祝福をここに。煌めく光があなたの完成への道のりを明るく照らしてくれますように。このメッセージは私のハイアーセルフ、私の内なる神から頂きました。全ての御魂は神の御魂と繋がっています。

愛と光の中で
マイク・クインシー

訳:NINA


そっとニュースから離れましょう。離れたって大丈夫。あなたに必要な情報はちゃんと入るようにできていますから。せっかく解放されるGW黄金週間、ゆったり好きなことをして

2022-04-29 | ゆきのさん

幸せって意外にカンタン♪ 大木ゆきのオフィシャルブログさんより

 

ニュースを見ていると、

うっっっ、

と胸が苦しくなることはありませんか?

 

 

心が繊細で、

優しい人にとっては、

最近のニュース映像は、

ちょっとつらすぎるかもしれません。

 

 

そういうときは

そっとニュースから離れましょう。

 

 

離れたって大丈夫。

 

 

あなたに必要な情報は

ちゃんと入るようにできていますから。

 

 

 

 

人間は素晴らしいというニュース

 

人と動物の心が通い合っているというニュース

 

誰かの優しさに救われたというニュース

 

自然が美しいというニュース

 

人が助け合い、支え合っているというニュース

 

……、

 

そういうニュースならいくらでも見て大丈夫。

 

 

だけど、

たまたま悲惨なニュースを見てしまい、

心が痛いと叫んだら、

悲しい思いをしてる人が癒されるように祈りましょう。

 

 

その祈りが、

あなたとその悲しい人を癒します。

 

 

そしてテレビを消して、

魂の輝きに意識を戻せば、

「大丈夫ドキドキ」って思えますよ。

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

今日からGW。

せっかく解放されるキラキラ黄金週間キラキラですから、

ゆったり好きなことをして過ごしましょう。

 

 

それではまたニコニコドキドキラブラブドキドキ

今日も素敵な午後をキラキラ虹チューリップ赤チューリップ黄黄色い花コスモスハチチューリップピンクチューリップオレンジ虹キラキラ

 


どう生きても、結局は素晴らしいだけ。それが本当のこと。

2022-04-29 | ☆覚書

幸せって意外にカンタン♪ 大木ゆきのオフィシャルブログさんより

 

あなたは生まれつき素晴らしい人。

 

 

今までの人生のすべてが実は何も間違っていなかった。

 

 

あなたは

どんなときも

この地上に存在しているだけで輝いている。

 

 

生まれて、今日まで生きてきた。

実はそれこそが成功だった。

 

 

あなたは何かを足さなければ完成しないわけではない。

既に完成された存在だ。

 

 

けれども、

足してみたいなら、足してみることを楽しんだっていい。

 

 

どう生きても、

結局は素晴らしいだけ。

 

 

それが本当のこと。

 

 

だから、

迷わず、

思うままに

自分を生きていい。

 

 

さて、今日も思うままに生きるとしますか。

 

 

たとえそれができなかったとしても、

あなたは素晴らしいんだけどね。

 

 

それではまたニコニコドキドキラブラブドキドキ

 

素敵なGWをキラキラ虹チューリップオレンジチューリップピンク黄色い花ハチコスモスヒマワリあじさいチューリップ黄チューリップ赤虹キラキラ

 

 

 
今日も一日、よくやりました合格
次元上昇のゲートをくぐってもいいし、
明日はこうなるって決めて、
宇宙に放ってもいいし、
何もしなくてもいい。
 
どうぞ、ゆっくりお休みくださいニコニコ
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それではまた明日ニコニコドキドキラブラブドキドキ
おやすみなさいぐぅぐぅ🛌キラキラ
 

 


在モスクワの日本人もびっくり、実態とかけ離れたロシア報道

2022-04-29 | 教材
2022.4.29

在モスクワの日本人もびっくり、実態とかけ離れたロシア報道

日本で報道されるありがちな「5つのフレーズ」に潜む危険
2022.4.28(木)徳山 あすかfollow
 
閉店したスターバックス。Zマークのシールには「あばよ!」と書かれている(写真は筆者)

5つの「ありがち」フレーズ

 ここ2か月、日本発のロシアに関するニュースやコメントでよく使われているが、ロシア暮らし9年目でロシア社会を取材してきた筆者にとっては、違和感があるフレーズがある。

「対露制裁を強めれば、国民が立ち上がり政権崩壊につながる」

「ロシア人が苦しむのは自己責任」

「若者は反政府、高齢者は親政府」

「情報統制が厳しく正しい情報が伝わっていない」

「ロシアはありえない国」

 この5つだ。本来のロシアの姿が「ロシアA」であるとするなら、上記5つの要素が合わさってニュースに登場することによって、日本人の中に「ロシアB」という、実態とズレたイメージが形成されているような気がする。

 そのせいで、日本人が「ロシアB」を懲らしめて反省させるにはどうすればいいか考えている時に、肝心の「ロシアA」は痛くも痒くもない、ということになる。

 ロシアAにおける価値観や世界観は、一般的な日本人のそれとはだいぶ違っている。それを順番に説明していきたい。

 まず「対露制裁を強めれば国民が立ち上がる」説は、真逆の結果になる。

「ロシアB」という虚像を見ている人々のロジックは、制裁する→市民が生活に困る→制裁の原因を作った政府にノーを突きつける→政権打倒、ということだろう。

 しかしリベラルな政治思想をもち欧米や日本のものが大好きというロシア人でさえ、「それはない」と断言する。

 国民が本当に生活に困るレベルになれば、怒りの矛先は普段の政治信条に関係なく、制裁をしている欧米や日本へと向く。

 一般的日本人のあなたは「そんなバカな。だってそもそもの原因を作ったのはロシアでしょ」と突っ込むだろう。しかしロシアAの世界では、そういう発想はまずわいてこない。

 

 それはなぜか、第2のフレーズ「ロシア人が苦しむのは自己責任」と一緒に説明する。

 

 例えば、日本からの物流が滞って日本製の紙おむつが3倍の値段になったとする。そうなると、負担が増えるのは小さい子供のいる一般家庭である。

 親は、自分は政治家でもないし何も悪いことをしていないのに、なぜ庶民の暮らしを苦しめるのか、子供には何の罪もないのに、と考える。

 外交や経済政策に決定権を持つ人々と、一般市民の間には高い高い壁があり、ロシア人としての連帯責任を感じることはまずない。

 それでも読者の皆さんは「いやいや、ロシアの今の政権は選挙で選ばれたんでしょ。意思表示する権利はあったんだから国民に一定の責任はあるよ」と言うかもしれない。

 そういう人にはアベノマスクを思い出してほしい。仮にあなたが、親子3代で自民党を支持しているとする。そこへコロナという未曾有の危機がやって来て、全世帯に2枚ずつ布マスクを配布すると言い出した。

 それから2年の時が過ぎ、8000万枚の在庫を抱え、配送や処分に5億円はかかると言われている。

 自民党支持のあなたは「アベノマスクなんてお金ばっかりかかって何の意味もなかった。あなたにも一定の責任がありますよ」と言われたら、心外ではないだろうか。

 もちろん、事の重大さとしてはウクライナ危機と比べるまでもない。

 あくまで「あなたにも責任がある」と外部の人に言われたとき、「それは違う!」と反発したくなる気持ちをイメージしてもらうためにこの例を挙げただけだ。

 つまり、いくら外部が「ロシア人の自己責任」と主張したところで、本人たちにその感覚がなければ、その主張は意味をなさないのである。

 

 第3のフレーズ「若者は反政府、高齢者は親政府」が意味するのは、プーチン大統領を絶大支持し、ロシアで言うところの軍事作戦に賛成しているのは高齢者だということだ。

 

 その理由としてよく挙げられるのが、第4のフレーズ「情報統制が厳しく正しい情報が伝わっていない」である。

 プロパガンダテレビしか見ることができず、西側の「正しい」(とされる)ニュースにアクセスできない人々が、洗脳されているというわけだ。

 しかしこれこそ大いなる勘違いだと思う。

 筆者は、ロシア人が、一方的に与えられる情報に洗脳されているとは思わない。誰しもが、自分の嗜好に従って、自らが求めるコンテンツを見ているだけだ。

 テレビが好きな人は、今回の騒乱が始まるずっと前から、テレビ好きだ。

モスクワ・アルバート通りの土産店

 特に政治トークショーを好んで見る人は、たくさんのコンテンツがある中で(チャンネルの数と種類は日本よりずっと多い)それを見てきたし、今も見ている。

 普段ほとんどテレビを見ずに、情報収集は主にSNSという20代、30代でも、「支持派」はたくさんいる。

 かと思えば、60代以上で、子供や孫が動員されるのではと恐れる人も多い。年代で簡単にくくれるものではない。

 ツイッターやフェイスブック、インスタグラムといったSNSはVPN(Virtual Private Network=仮想専用線)を経由しないと使えないが、ユーチューブは制限なしで見られる

 

 その気さえあれば米国の資金で運営されているチャンネルで毎日、西側の視点から見たウクライナ情勢を流しっぱなしにすることもできる

 

 メッセンジャーアプリ「テレグラム(Telegram)」では、親ロシアから反ロシアまで、様々な意見や政治カラーをもつロシア語チャンネルがあり、ユーザーは好きなものを登録する。

 登録すると、チャンネル運営者の主義主張に沿ったニュースや動画が絶え間なくスマホに飛んでくる。

 要は、自分が何を見聞きしたいのかによって、情報を得るプラットフォームを選び、さらにそこからチャンネルを選んでいるというだけのことである。

 筆者は意識的に、ロシアと西側の主張を半々くらい読むようにしているが、そういう人はあまりいないと思う。

 どんな人も、自分にとって受け入れられないものを見聞きするのは苦痛だし、頭に入って来ない。もともとの自分のポジションとそぐわないコンテンツは、自然と見なくなる。

モスクワ市内の若者が集まるレストラン街

 ロシアが全面的に120パーセント悪いと信じる人が、在日ロシア大使館のツイッターを100回読んでも意見を変えたりしないのと同じである。

 結局、フレーズ3とフレーズ4をまとめて何が言いたいかというと、情報統制は日本でイメージされているほど厳しくなく、反体制派のラジオ局やテレビ局が閉鎖されたといってもそれに代わるコンテンツは山ほどある

 情報統制があるから国民が洗脳されているのではなくて、年齢にかかわらず、皆が見たいものを見ている。

 その結果、利用するプラットフォームに差が出ている、ということだ。

 

第5のフレーズ「ロシアはありえない国」の意味するところは、欧米や日本の常識が通用しないとか、ロシアは泥棒国家、基本的に信じてはいけない、など様々なニュアンスを含んでいる。

 

 一つ例を挙げよう。4月初頭、日本のある一流経済誌に掲載された記事では、外資系企業がロシアから撤退したはずなのに、ロシア側パートナーによって(勝手に)営業を継続することに対する批判が展開されている。

 

 同記事には「有名なところではマクドナルドでも起きていて、同社ロゴに類似したUncleVanya(ワーニャおじさん)として営業を継続している。(中略)ブラックジョークとしては片付けられない状況が続いている」と書いてあった。

 だが、マックはワーニャおじさんとして営業してなどいない。ロゴはインターネット・ミーム、つまりSNS用のお遊びにすぎない。

 ロシア人はミームを作るのが好きだ。ミーム化されたサンクトペテルブルクの現場には、閉店したマクドナルドがたたずんでいるだけだ。

マックのロゴをもじったネットミーム

 ワーニャおじさんという名称は、ロシアに住んだことのある人なら必ず一度は見たことがある、野菜の瓶詰めのブランドだ。

 ワーニャおじさんブランドを展開するRuspole brands社は、この名称を飲食店の店名としても使えるように商標登録してあることを明かしたが、それは将来の可能性に備えてあらかじめ取っていたもので、ネット上に流布しているミームとは一切関係なく、今のところ飲食店を開く計画もないと公式ホームページで否定している。

 つまり、ロシアはそもそもありえないことを平気でやる泥棒国家だという前提・思い込みがあると、明らかに誤った情報でも鵜呑みにし、ジョークと真実の区別がつかなくなる

 前述の記事を書いた人も、この話が西側の国だったら、きっと事実関係をもっと注意深く検証したと思う。

 それなのにロシアが相手だと、ロシアはそういうものだからと思って、なぜか思考停止してしまうのだ。このような例はほかにも多々ある。

 本来の姿「ロシアA」を見えなくさせるのは、フレーズのマジックだけでなく、報道姿勢もあると思う。

 

ある有名番組から出演の打診があったとき、名前も顔も出します、と言ったところ、先方から断られたことがある。

 

 出てほしいが、匿名でお願いしますと言うのである。

 そもそもロシアで働くジャーナリストは数少ないのですぐ誰が誰だか分かるし、私の発言は私の自己責任だから心配しないでほしいと言ったが、やはり断られた。

 犯罪被害者の場合を除いて、報道は匿名より実名が良いに決まっている。

 考えすぎかもしれないが、説明された番組コンセプトを考慮すれば、「ロシアに住んでいて自由な発言ができない日本人が、匿名でロシアを告発している」ような印象を視聴者に与えたかったのだろうと思う。

 一時期、マックやユニクロの撤退が話題になった頃は、モスクワ在住の筆者のところにも山ほど取材依頼が来たし、砂糖が消えた棚とか、閉店した店舗の「絵」が好まれた。商品やサービスがなくなって市民が困り、制裁の効果が出ているのを「目で見て実感したい」というニーズがあるのは理解できる。

 しかしそれも積み重なれば、実態とは違う印象を与えると思う。

クレムリンの夜景

 一時的な買い占めにより様々な商品が店頭から消えては復活したが、復活したことは大してニュースにならないので、ずっと物不足が続いているように思ってしまう。

 ちょっと話が戻るが、第3のフレーズには「都市部の人は反政府、田舎の人は親政府」というバージョンもある。

 しかしこれも乱暴な見方で、実際はごちゃまぜだと思う。筆者は大都市圏だけでなく、シベリアにも、ウラルにも、極東にも、コーカサスにも友人がいるし、年齢層も20代から高齢者まで様々だ。

 その立場から言うと、5人以下のインタビューを記事にしているケース、同じような主張の人ばかり集めたケースはあまりあてにならないと思う。

 それは、記事が正しくないというのではなく、ロシアの全体像を把握するのには役に立たないという意味である。

 そもそもの話、ロシア人(民族的にではなくロシア国民)の姿を平均化すること自体、不可能だ。

 ロシア人は、自分の属するコミュニティ内で生活が成り立つわけだから、あえてそこから飛び出して、自分と全く世界観が違う人々と交わる必要はない。

 むしろ外国人の筆者の方が、ロシア人よりもロシアの多様性を実感しているのではないかと思う。

 ロシアに関する記事のニーズが伸びるとともに、様々な書き手やコンテンツの作り手が参加する。

 コンテンツの発信にはもはや、プロもアマもない時代だ。

 そういうとき、情報を受け取る側の人には、この記事で挙げてきた、作り手にとって使い勝手の良い「それっぽい言説」に注意してほしいと思うのである。

 

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