みのり先生の診察室より
今日は改めて皆さんが振り回されているPCR検査について、とても分かりやすい解説をされている先生がおられたので抜粋してお伝えしたいと思います。
コチラの記事を是非お読み下さい↓
2020年9月の記事ですが非常に分かりやすいです。
以下、抜粋します↓
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新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味
ウイルス学研究者の定義する「根本的な感染」は
本間真二郎 医師、ウイルス学研究者
「新規の感染者」とは、じつは単なる検査の陽性者
「検査の陽性者」を「感染者」としてとらえ、報道されていることがほとんどで、これはとてもとても重大な問題です。私の結論から申し上げると、「検査の陽性者」=「感染者」ではありません。
報道機関をはじめ、医師や専門家がこのことを指摘しないことはそれ以上に問題といっていいでしょう。
では、そもそも「検査陽性」とはどのような状態かをまず考えてみましょう。
新型コロナウイルス感染症(CОVID-19)では、ほぼすべての国での検査はPCR検査によるものがほとんどですので、ここでは「PCR検査で陽性となった」ことの意味から説明します。
PCR検査でわかるのは、ウイルスが「いる」か「いないか」だけ
PCR検査での陽性とは、PCR検査で新型コロナウイルスが検出されたことを意味します。
PCR法は何を検出しているのかというと、ウイルス遺伝子(新型コロナウイルスRNA)の断片になります。ウイルス遺伝子の断片が見つかったということは、「ウイルスが今いる」、あるいは、「少し前にいた痕跡がある」ということになります。
つまり、ウイルスの断片が残っていれば陽性になるということです。そのうえで、ウイルスの状態がどうなのかまでは、わかりません。ここがポイントです。PCR検査で確定できないことはいくつもあるのです。その例を5つ示します。
1=「ウイルスが生きているか」「死んでいるか」もわからない。
ウイルスは「生物」ではないという考え方もあり、正式には「活性がある」との意味ですが、この記事では一般にわかりやすいように「生きている」と表現します。PCR検査では、ウイルスが生きていなくても、ウイルス遺伝子の一部が残っていれば陽性になります。
2=「ウイルスが細胞に感染しているかどうか」もわからない。
PCR検査では、細胞に感染する前のただ体内に「いる」段階でも陽性になりますし、感染し細胞に侵入したあとのいずれの場合でも陽性になります。
3=「感染した人が発症しているかどうか」もわからない。
PCR検査では、発症していてもしていなくても、ウイルス遺伝子の一部が残っていれば、ウイルスはいることになるので検査は陽性になります。
4=「陽性者が他人に感染させるかどうか」もわからない。
たとえば、体内のウイルスが死んでおり、断片だけが残っている場合は他人に移すことはありません。また、ウイルスが生きていても、その数が少なければ人にうつすことはできません。
通常ウイルスが感染するためには、数百〜数万以上のウイルス量が必要になります。しかし、PCR法は遺伝子を数百万〜数億倍に増幅して調べる検査法なので、極端な話、体内に1個〜数個のウイルスしかいない場合でも陽性になる場合があります。
5=ウイルスが「今、いるのか」「少し前にいた」のかも、わからない。
一度感染すると、ウイルスの断片は鼻咽頭からは1〜2週間、便からは1〜2か月も検出されることがあります。これらはあくまで遺伝子の断片です。
感染とは「生きたウイルス」が細胞内に入ることで、発症とは別
いっぽうで、「ウイルスに感染している」とは、どのような状態かというと、感染しているとは、通常(生きた)ウイルスが細胞内に入ることを意味します。
新型コロナウイルスは多くの場合、気道から感染します。気道に生きたウイルスがいても、粘膜や粘液、さらにはウイルスを排出する気道細胞のブラシのような異物を排除する作用などが強ければ、排除され感染に至りません。
これらは重要な自然免疫の作用の一つです。補足すると、自然免疫にはさらに白血球などの細胞が関係する免疫もあります。
また、生きたウイルスが細胞内に入り、「感染」したとしても、その後に症状が出るかどうかはわかりません。細胞内に侵入しても、細胞の自浄作用などでウイルスの増殖を阻止する場合があります。また、感染細胞が少ない場合も症状としては出ません。これらの場合は発症しないことになります。
一般には、感染したが症状が出ない場合を「不顕性感染」、感染して症状が出る場合を「顕性感染」といいます。
不顕性感染という言葉はよく使われますが、新型コロナウイルスでは、「ウイルスが気道にいるが感染する前の状態」と「感染してからも症状が出ない状態」の両方を不顕性感染とひとくくりにして使われていると思われます。理由は、これらの違いを区別できないからです。
不顕性感染では、通常症状が出ないまま(主に自然免疫系の働きで)治っていると考えられます。通常の感染症の場合、症状が出ない場合は感染しているかどうかわからない訳ですから、病院の受診も検査も薬の服用もしないことになります。
「発症」とは、症状を認める状態
それに対して、顕性感染は感染し症状を認める状態ですので、通常の感染症の場合、感染とはこの状態を指すことになります。この状態で病院を受診し検査を受けてはじめて「感染している」といわれるのです。では、新型コロナウイルス感染症の「発症」とはどのような状態でしょうか。
新型コロナウイルス感染症が発症するとは、「病気として症状を認めること」をいいます。当然ですが発症している人が、感染した患者さんとなります。
ウイルスに体内の細胞内に侵入(=感染)されてしまうと、隠れてしまったような状態となり、通常、免疫系はウイルスを見つけることができずにウイルスを排除できません。この感染してから症状を認めるまでの期間を潜伏期といいますが、この間は症状が出ないのです。
「検査陽性者」を「感染者」とすることが問題になる理由
さて、ここからが、「検査の陽性者」を「感染者」とすることが、なぜ問題になるのかの説明になりますが、まずは、一般的な風邪のケースをあげてみます。
風邪とは、もちろん風邪の原因となるウイルスの感染により起こる病気です。寒い冬に、素っ裸で布団もかぶらずに寝てしまったら、よほど強靭な人でなければ、間違いなく風邪をひきます。では、冬に裸で寝たときだけ「偶然に」「運悪く」風邪のウイルスをもらっているのでしょうか?
そうではなく、風邪のウイルスには、裸で寝ようが普通に寝ようが、私たちは普段から常に接触しているのです。つまり、常にウイルスは気道上(のどや鼻)に「いる」のです。
しかし、正常な免疫力がある場合には、風邪のウイルスに感染せずに発症もしません。風邪にかかったのは、冷えなどで免疫力が低下したことによるのです。つまり、通常の免疫力がある場合は気道にウイルスがいても全く発症しないのです。
もし、ウイルスが「いる」状態(PCR検査陽性)を感染=病気としたら、風邪の場合は国民のほぼ全員が感染している、つまり風邪をひいているということになります。
つまり「検査陽性=ウイルスがいる」ことだけでは「感染といってはいけない」のです。
ウイルスをもらっても感染しなければ何も問題はない
私たちは身の回りに存在する微生物と常に接触しているわけですから、ウイルスをもらっても(ウイルスがいても)感染しなければ何も問題はありません。感染しても発症しなければいいのです。そして、たとえ発症しても、重症化しなければいいのです。
補足ですが、これらを決めているのは、ウイルス自体ではなくウイルスをもらった側の免疫力であることも大切な部分です。
現在の日本では、「検査陽性数」=「感染者数」であり、ときには、「感染者数=発症数=患者数」としてひとくくりにされている場合が見られます。ここは今こそ明確に区別して伝える段階にあるのではないでしょうか。
ただし誤解のないように申し添えると、私はPCR検査に問題があるといっているわけではありません。PCR法は一般にはウイルスをもれなく見つける精度はとても高い検査になります。
繰り返しになりますが、遺伝子の一部を数百万倍から数億倍にも増やして検出しますので、理論的にはわずか1個〜数個の遺伝子の断片でも検出できます。
しかし、新型コロナウイルスに対してでは、この「もれなく見つけるという能力」が低く、精度は70%ほどと推定されており、せっかくのメリットが生かされていません。
この能力が低い理由は様々なことが考えられますが、大きくはウイルス量が少ないこととウイルスが変異していることの2点になると思います。にもかかわらず、新型コロナウイルスの検査法ととし、PCR法が世界で共通して行われているのは、他の検査法がないためという点に尽きます。
陽性者が少ない状態で検査数を増やすと、間違いばかりが多くなる
検査にはある程度の間違いが必ず生じます。まず、PCR法は、まれに間違えて、他のウイルスを持っている人やウイルスがいない人(陰性)をいる(陽性)と判定してしまうことがあります。
間違いの頻度が少なくても、数が多くなると問題が大きくなります。とくに陽性者が少ない状態で検査数を増やすと、この間違えて「陰性を陽性」としてしまう数ばかりが多くなってしまうのです。
しかし、これを理由にPCR検査がまったく意味がないということにはなりません。陽性者が少ない状態で検査を増やすのが問題ですので、本当の陽性者が多いと疑われる集団に限定して検査するのは問題ないのです。
つまり、PCR検査とは、無症状の人を含めて闇雲に検査をするものではなく、医師が診察して(あるいは問診などにより)コロナウイルスの検査が必要だと判断した人(陽性の可能性が高い人)に対して行う検査なのです。
PCR検査は、これらのことを熟知して検査するのであれば、全く問題なくとても有益な検査になります。
検査に精力を傾けるよりもみずからの暮らし方や食生活を見直す
もう一点、逆の視点から補足すると、「検査陰性」でも絶対に安全とはいえないのが、PCR検査でもあるのです。
ウイルスをもらってすぐ、あるいは細胞に感染してすぐの状態でウイルスが増えていない場合では、結果は陰性になります。また、検査した後に新たにウイルスをもらっている可能性がありますので、検査が陰性であっても、絶対に安全とはいえません。
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これでPCR陽性=感染者とは限らないということが分かって頂けたでしょうか。
Twitterでもこのような情報が↓
ちゃんと説明書に「研究用試薬」「不活化されたウイルスも検出されます」と記載されています。
2020年4月頃、日本ではPCR検査をしてもらえないとメディアが大騒ぎし、その後、コロナの検査として定着していったのですが、当時、コロナ診療をしていた友人医師は「PCRはあてにならない、あくまでも補助診断。症状と肺のCTで確定診断する。」と言っていました。
だから闇雲に全ての人のPCR検査をするなどと言うのは狂気の沙汰だった。
当時、医学部の学生として臨床実習でPCR検査をやっていた息子が教えてくれたことを書き留めたメモにこう書いてありました↓
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PCRは遺伝子(DNA)を増幅する技術。
発明したのは米国の研究者キャリー・マリス。1993年にノーベル化学賞を受賞している。
この技術を使うと遺伝子(DNA)を無限に増やすことができる。わずかなサンプルでも遺伝情報を読み取れる。
1サイクル(Ct値1)で1本の遺伝子が2本になる。
2サイクルで4本、3サイクルで8本、4サイクルで16本・・・という風に増える。
だからCt値30だと約10億本、Ct値40だと約1兆本となる。
PCRで分かることはサンプルの中にウイルスの遺伝子の断片が存在しているかどうか。
そのウイルスが生きているかどうか、量が多いか少ないか、そのウイルスが採取部位に付着しているのか、それとも細胞膜を突き破って感染しているのかどうかは分からない。判定できない。
PCRではCt値を増やせば増やすほど(サイクル数を上げれば上げるほど)微量のウイルスでも陽性となる。
40サイクルになると、わずか10個くらいのウイルスで陽性になる。
新型コロナの場合、発症するには10万個くらいのウイルスが必要なので、Ct値は20程度が適切。
だから今、PCR陽性だと言われている人の中で、本当に感染している人は1割程度だろう。
ほとんどが擬陽性。
死んだウイルスの断片でも陽性に出るから、コロナが治ったあとも、いつまでたっても陰性化しない。
行政が決めたことなので現場はやっているが、臨床と乖離している。
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もうあれから2年経ったのでブログで書けました。
大学の講義で教わっていたことです。
みんな誰もが「こんなん、おかしいよな」と思いながら仕方なく、お上の決めたことだから・・・とやっていた。
また専門家ではない医療従事者の多くはPCR検査の本当の内容と意味を理解していないと思います。
少なくとも肛門科医である私はそうでした。
医学部の学生だった息子から聞いて初めて理解できました。
「これって医学部の学生にとったら常識なん?」
と聞いたら
「3回生以上なら多分みんな知ってるし分かってる」
と言ってましたね。
だからメディアが報道してきた「感染者数」は「感染した人の数」ではなく「PCRで陽性になった人の数」だったわけです。
言葉の威力で多くの国民は、おびただしい「数」に恐怖を覚えたことでしょう。
コロナパンデミックはメディアのミスリードによって作られたインフォデミックと言ってもいいでしょう。
PCRとかCt値とか難しい専門用語を使って一般の人たちを騙し洗脳した。
大凡、医学・科学とは程遠いことが行われている現状を正しく理解していた医療者がどれくらい居たのでしょう。
そもそも最初の間違いは新型コロナの診断にPCR検査を用いたことにあるのかもしれません。
徳島大学名誉教授 大橋眞先生が最初からそう主張されていましたね。
この本の冒頭に書いてありましたが、世界中に広まったのは新型コロナウイルスではなくPCR検査だったのかもしれません。
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