大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

セルロースナノファイバ電池

2023-01-28 09:30:00 | 日記

 電池として、現在ではリチウム電池がメインに使われています。
しかし、外部からのショックにより、溶解液が漏れたりして発火の
危険性が高いので、取扱には注意が必要なのです。リチウム電池は
電気エネルギーを化学エネルギーに変換して蓄積しています。これ
が何かの拍子で崩れると、発火する恐れがありるのです。
 それに、希少な金属なので枯渇の心配があります。破棄後の処理
の方法や再生方法も確立してはいないようだし・・・^^; 

 電気エネルギーを、コンデンサのように電子のまま(物理的に)
蓄えることができれば(感電してピリッとするかもしれませんが)
発火事故を起こすことはあり得ないでしょうね。また、化学変化を
伴わないので、充電や放電に時間を要すること無く瞬時に充/放電
ができることになります。
 これを日本製紙が東北大学と共同で開発しています。

 https://east-wind2019.com/archives/1675

 もし、この技術が実用化すれば、材料は木ですから、廃棄しても
環境へ負担を掛けないというメリットもあります。 それに、材料も
山で育てれば良いので、資源の偏在はあり得ません。よって、資源
を巡る争いも起こりませんよね。セルロースですから、材質の劣化
なども起こりにくいでしょうし、重量もそう重くはないでしょう。

 ただ、蓄電密度はそう高くはないかもしれませんが、対環境面や
安全性から、実用化されることが待ち遠しいですね。

 



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