次世代エネルギーを担う可能性が高いのが水素
だと言われています。しかし液体水素の貯蔵には
−250℃ほどの低温に耐えるタンクが必要なので、
貯蔵はともかく、運搬にはそれなりの工夫が必要
です。
そこで、注目されているのはアンモニアです。
アンモニアは −33℃ほどで保管できるので、既存
の天然ガスタンクやパイプライン、輸送用車輛の
タンカーやタンクローリーがそのまま使えます。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF074NZ0X00C23A3000000/
それに、一分子当たり水素(H2)は二つですが
アンモニア( NH3)には三個の水素あるわけです
から、 1モル当たりの水素原子の数は 1.5倍にも
なります。やはりこっちの方が良いってわけなの
です。
何よりも、既存の天然ガス用の設備がそのまま
利用できるのが一番のメリットでしょう。
あとは、いかに製造するかに掛かっています。
CO2 を排出せずに製造し、安価で生産できるよう
になることに期待したいところです。