大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

アンモニアで解決?

2023-03-31 09:30:00 | 日記

 次世代エネルギーを担う可能性が高いのが水素
だと言われています。しかし液体水素の貯蔵には
−250℃ほどの低温に耐えるタンクが必要なので、
貯蔵はともかく、運搬にはそれなりの工夫が必要
です。
 そこで、注目されているのはアンモニアです。
アンモニアは −33℃ほどで保管できるので、既存
の天然ガスタンクやパイプライン、輸送用車輛の
タンカーやタンクローリーがそのまま使えます。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF074NZ0X00C23A3000000/

 それに、一分子当たり水素(H2)は二つですが
アンモニア( NH3)には三個の水素あるわけです
から、 1モル当たりの水素原子の数は 1.5倍にも
なります。やはりこっちの方が良いってわけなの
です。
 何よりも、既存の天然ガス用の設備がそのまま
利用できるのが一番のメリットでしょう。
 あとは、いかに製造するかに掛かっています。
CO2 を排出せずに製造し、安価で生産できるよう
になることに期待したいところです。 

 


動物の体に習う

2023-03-30 09:30:00 | 日記

 生物の体の仕組みは、数十億年の間に進化して
きましたから、最適化の極みとも言えます。人間
が作ってきたものの仕組みは、やっと動く程度の
ものとも言えます。^^; 燃費にしてもしかりです
よね。車にしろ飛行機にしろ、まだまだです。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC29DFQ0Z21C22A1000000/

 船を動かすのに必要なエネルギーの大きさは、
重くなるに従って、トン当たりの必要エネルギー
が小さくて済みます。だから、タンカーは大型化
しているのです。その方が燃費が良くなります。
これは生物でも一緒ですから、ミツバチは凄いの
です。あの大きさで空気中を飛ぶようなマシンを
造ることは出来ません。
 蜂にしろ鳥にしろ、体表は細かな毛で覆われて
います。体と空気との摩擦を減らせる効果がある
のでしょうね。魚も、表面は柔らかで薄っすらと
粘液状のもので覆われていて、水との摩擦を減少
させるような構造になっています。きっと小さな
渦を発生させるなどして、表面の剥離力を減せる
効果があるのではないかと思います。

 しかし、航空機や船の表面にこのような構造体
を作り上げる技術は、人間には未だに取得できて
いないのが現状なのです。^^; 


 

 


中国経済の危うさ

2023-03-29 09:30:00 | 日記

 ここに来て、中国の経済の先行きには懸念が
出てきました。その要因と思われるものは以下
の通りです。
・上海や深圳など貿易港で空コンテナが山積み
・中国から米国への船積み賃料が1/10まで下落
  ↑米国への輸出が減少したため
・生産するものがなくて工場生産がトップ
 それに、
・北京の不動産価格が 2割低下
  ↑不動産バブルの崩壊

 ドイツは、前首相が中国との関係性を高めた
ために、資材や部品などの多くを、中国に依存
していました。
 しかし、ここに来てドイツも依存性の高さに
危機感を持ったので日本訪問となったしょう。
しかも 4人の閣僚を引き連れて、日本との交易
の拡大を図り、日本との交易を広めたいのかも
しれません。サプライチェーンが不安定な要素
があるとマズいですからね。

 先日も日本人ビジネスマンがスパイ容疑とか
で拘束された。その拘束の理由が明かされない
ので、何が原因かも不明。これはで外国からの
投資や商談が難しいことになリ、貿易すること
さえも困難だろうに。

 ただ、デカい国ですから、経済の停滞の影響
が国内の隅々まで及ぶまでには、時間がかかる
ものと思います。すぐに崩壊するわけでは無い
と思いますが、あれだけの人口が外に向かって
動くとなると・・・^^; 

 


EUがエンジン車容認

2023-03-28 09:30:00 | 日記

 2035年以降はガソリン車(PHEVも含む)の販売
を禁止しようと動いていましたが、ドイツの反発
により、合成燃料を使う場合はOKとしました。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR254FK0V20C23A3000000/

 今は合成燃料のコストは高く、広く使えるまで
には至っていない。10年後までにコストダウンが
できるかどうかが問題になる。合成燃料には水素
と二酸化炭素が必要なので、必要量の確保が可能
なのだろうか・・・
 それに世界で消費されるガソリン量は膨大で、
全てを賄えるものとは思えない。先ずは、産油国
からの反発は必須となるでしょう。

 EVの比率が増えるとなれば、充電ステーション
の設置がほとんど進んではない発展途上国では、
EV車は使いようがないわけですよね。こういう国
に、高価でバッテリー交換の維持費も高いEV車を
買え、とEUは言うのでしょうかね。(-_-^) 

 そもそも、EV車用が消費するための電力は、今
の発電量の倍になりそうなので、発電所数を倍に
する必要がある。自然エネルギーによる発電量は
今でも一杯いっぱいなので、原子力や火力の発電
に頼らなければならない。
 EUがEV車を推進している理由は何であったか、
EUは忘れていませんか?手段が目的化していると
言えます。本末転倒になってはいませんか?。

 


油田水素

2023-03-27 09:30:00 | 日記

 石油生産が減って採掘しなくなった古い油田で
水素を生産しようとしています。

 https://www.youtube.com/watch?v=5bQm5KlXGaE

 採掘しなくなったとはいえ、採算には合わない
だけで、それなりの原油は地中に残っています。
その原油を”燃やして”水素のみを取り出そう、と
いうもののようです。 
 残っていそうな場所(地中深く)を爆破し空間
を作り、そこに着火して 500℃くらいに熱すると
水素が分離するのだそうです。燃やした後にCO2
 が残るはずですが、そのCO2 が地上に漏れない
のだろうか・・・

 採算に合わなくなった油井を活用しようという
ものなので、日本でもかつて石油が取れた秋田県
や新潟県あたりでも、この技術が使えそうです。
 ただ、地中を爆破するという少々荒っぽい方法
を用いるので、カナダの荒野でならいざ知らず、
日本ではどうかな?という方法ですよねぇ。^^; 
秋田にしろ新潟にしろ、海に近い場所ですから、
地下の空間に海水が流れ込んでしまいそうな気が
します。