
待ちに待った本です。


先日、この本を持って、上野の国立博物館に、
円空展以来、久しぶりに行ってきました。

仏像、土器、埴輪、面、刀剣、絵画、書、工芸品・・
常設展だけでも、実に見ごたえがあります。
重厚な建物に入っただけで、わくわくします。
私の好きなコーナーは、やはり仏像です。
たくさんの仏像の空間にいるだけで、
幸せな気持ちになります

息子が小さいときは、夏休みの自由研究の題材さがしによく訪れました。
土器、土偶、埴輪の類が充実しています。
その時に、「岡本太郎の作品と同じ土偶だ!」
とびっくりしたことがあります。
それは、縄文時代の女性像なんですが。
あとで、調べたら、岡本太郎はこの博物館で、縄文土器を見て、
その美しさに非常にのめりこんだそうです。
そのことが、新さんの本にも書かれています。
今回、新さんの本で初めて知ったのだけど、
建物の裏手に、日本庭園があり、それがとてもよかったです。
桜は、ほぼ終わってましたが、お弁当を広げて食べている人や
茶室や古い建物を見ながら、思い思いに散策して
美術鑑賞だけでなく、ゆったりと過ごせる博物館です。
この本は、そんな国立博物館の魅力を余すことなく伝えています。