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「未生(ミセン)」 ~囲碁の教え~ 9話~10話

2016-09-20 | 韓国史劇・ドラマ・映画

8話で、契約を結ぶことが難しいと思われていた相手との契約に成功し、
営業3課は喜びの中にいましたが、その成果として人員を1人増員して
くれることになりました。

けれど、それで異動してきたのがパク課長でした。
悪評高いパク課長はグレにとってとてもやりにくい存在で、
何かと言ってはオ課長やドンシクやグレのことを愚弄します。



それでも、抵抗もせずに言われたとおりに従うグレでしたが、
グレにも考えがあり、「勢弧なれば和を取れ(逆流が起きても動じてはならない)」

 危険に飛び込むだけが勇気ではない
 飛び込みたい誘惑に耐えて 自分の道を進む勇気 

 逆流が起きても動じてはならない
 自分の流れを守ることが 相手への逆流となる

 自分の流れを守る姿勢こそが
 最高の防御となり 攻撃となるのだ

※「囲碁十訣」について
「囲碁十訣」は、唐の時代の碁の名手、王積薪がまとめあげたと伝えられる
囲碁十ヵ条の要諦で棋道普遍の真理として有名です。

■十 「勢弧なれば和を取れ」
彼我の周囲の形勢で、自軍の方が弱い石の場合には攻め合わず、無用の反発も控え、
まずは生きるよう無事を図るのが良いとの戒めである。  

囲碁の教えを心に秘め、パク課長の嫌がらせにもじっと耐えるのでした。
そんな中、ドンシクを家に招き自分のことを話し始めます。
グレはプロ棋士を目指していた時は常に自分との戦いで、人との交わりがなかったのです。



話の中で「囲碁では多面打ちというものがあり、上手が複数を相手に碁を打ちます。
会社ではその逆もあり、下手の者が複数の上手(上司)を相手にすることも多い」

グレ  :新入社員は経験ゼロでも何かを残さなければならない
ドンシク:俺たちは成功とか失敗ではなく、死ぬまで扉を開け続けていくんだと思う・・・。

そして、ドンシクとSNSのやりとりを始めます。

グレ:何を見せたいのだろう?多くの人が見られたがっている
   なぜ人は自分を語るのだろう・・・。

このドンシクもとてもいい人です。
営業3課は人間味のあるオ課長、ドンシクで良かったです。



そして10話でとうとう怪しまれていたパク課長の不正を暴き出します。


グレ:敵陣の懐に潜り込む時は、こちらも命がけだ
   ミスをした方が負ける

   慎勿軽速(慎みて、軽速なるなかれ)

   進むと決めたらミスをしないこと
   結果は単純だ 相手の死か、僕たちの死だ

■慎勿軽速(慎みて、軽速なるなかれ)
先へ先へと足早に急ぐなかれ 慎重を旨とせよ
先へ先へと急いで薄いところを攻められたりポカ(失着)の出ぬようにとの戒め
形勢有利な局面に至ってもなお気持ちを緩めず、一手たりとも軽率な手を打つ勿れ
との戒めである
一手で形勢を仕損じる悪手があることをしるべしとの裏意味があると解する
俗にぼやきと云うが、ぼやきを生むような手を打たないよう警戒せねばならない。

監査を進めていくうちに、パク課長の態度が変わっていきます。
そんな態度に疑問を持ち始めたグレが

 グレ:確信はなくとも打ちたい手がある
    勝利の確信はないが打ちたい手を打とう
    
    ある一手が次の一手を呼ぶ
    彼の一手の前に我々はどんな一手を打った?
    パク課長は過剰に反応している どの手が効いたのだろうか?
    亀裂はすべて内部から生じる

そして、グレが気にかかっていたひと言を言いました。
この一言でパク課長のこれまでの不正が一気に暴かれてしまったのでした・・・。
自分の課の同僚の不正を暴くということはなかなか出来るものではありません。
事を内密に処理したり、うやむやにして穏便に済ませることが多い世の中ですが、
オ課長の選択は違いました
このことがその後、会社内でどういう影響を及ぼしていくのか、次の回も興味深い
ものになっていくのでした。


続く・・・。

 


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