久しぶりに正統派歴史超大作ドラマ「鄭道伝(チョン・ドジョン)」を観ています。
このドラマもずっと観たいと思っていました。
高麗末期~朝鮮建国のドラマは、以前「大風水」を観ましたが、こちらのドラマの方が
より史実に近く、歴史考証もしっかりとされていて、見ごたえがありました。
■歴史超大作 韓国史劇「鄭道伝(チョン・ドジョン)」
鄭道伝(チョン・ドジョン)
高麗末期から朝鮮最初期の政治家 号は三峰(サンボン)
乱世を乗り越え朝鮮建国の一等功臣として名を馳せた
李成桂(イ・ソンゲ)が王に即位後、鄭道伝(チョン・ドジョン)は易姓革命を行い
思い描いてきた理想国家の形をひとつひとつ実現していった。
※易姓革命 「天子の徳が無くなれば別の姓を持った人物が新たに天命を受けて天子になる」
というもので、つまり王朝の交代を意味する。
孟子は易姓改革とともに「民本主義」すなわち「民こそが国家の根本である」と唱えている
しかし、イ・ソンゲの5男で3代王となる李芳遠(イ・バンウォン)によって殺され、長い間
その名前さえ歴史上から消され、その存在すら知られることはなかった。
鄭道伝(チョン・ドジョン)は「朝鮮王朝の設計者」といわれるほど
国家の基礎作りにおいて大きな役割を果たした
漢陽(ハニャン)への遷都、都城のデザイン、法典の基礎となる「朝鮮経国典」など
彼の業績を挙げればきりがない
(Webより抜粋)
16話でチョン・ドジョンがイ・ソンゲがいる東北面の軍営を訪ね、イ・ソンゲに会った時の喜びを詩にします。
果てしなき歳月 1本の松は この山で生きた来たのだろう
今度はいつ会えるか いつか この世に大きな足跡を残す
そして、彼の軍勢を見て
「見事な軍勢でございます。さぞどんな事をも成し遂げられましょう」と言った。
驚いた李成桂が「そのどんな事とは?」と聞くと、道伝は知らぬふりをして「東南の倭寇を撃つ事にございます」と答えた
(Wikipediaより)
チョン・ドジョンは成均館の博士だったころ、政敵の李仁任(イ・イニム)に官職を追われ流罪に
された10年間の流刑生活の中で貧しい人々の暮らしのを目の当たりにし、民の賢明さ、義理堅さに触れ
「民こそが国の根本である」という「民本主義」を実感し、易姓革命に目覚める。
それを実現するための君主の登場を切望するチョン・ドジョンの前に現れたのが
李成桂(イ・ソンゲ)だった。
李成桂(イ・ソンゲ)も新進士大夫のチョン・ドジョンと同じく、出身身分が低く既得権層に批判的な
新興武人勢力の中心人物だった。
勇猛で人徳のある李成桂(イ・ソンゲ)は新進士大夫の期待の星となっていく。
運命的な二人の出会いから、ドラマがどんどんと進むにつれ面白くなっていきました。
親友の鄭夢周(チョン・モンジュ)との関係もとても興味深く観ることができました。
「大風水」も「鄭道伝(チョン・ドジョン)」も、どちらのドラマを観ても、
この時代の王様が愚かで力もなく、そのために力を持ち過ぎた権門勢族により
民が苦しんでいたことがよくわかります。
以前買った「もっと知りたい 韓国歴史ドラマ」の解説もなんども読み返しながら
ドラマを観ると益々面白かったです。
高麗末期~朝鮮建国にかけて知るには良いドラマでした。
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