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韓国史劇「火の女神ジョンイ」

2016-08-23 | 韓国史劇・ドラマ・映画

このところ、現代ドラマばかり観ていたので、そろそろまた史劇が観たくなっていたところに、
このドラマ「火の女神 ジョンイ」の主人公が文禄・慶長の役の際、鍋島藩によって
朝鮮から日本に連れてこられ、1656年3月10日、96歳で亡くなったことを知りました。
佐賀県の武雄市や有田町で陶磁器を焼き、有田焼の基礎を築いたひとりとされるそうです。

百婆仙は日本に渡来した際、すでに三十路を越えていて、夫の深海宗伝(法号、深海は
日本でつけた苗字)と一緒だったそうです。
その子孫は、今は佐賀県有田町で窯業資材を製造・販売する「深海商店」を経営しているそうなので
佐賀にはいつか行きたいと思っていました。

私は以前から、有田焼には興味があって、渋谷区松濤にある「戸栗美術館」にもたびたび
足を運んでは鑑賞していました。
このドラマを観てると、陶器を作る工程がとても面白いです。
陶器を作るのに水・土・釉薬・火加減・・・、それぞれに精通した職人が関わって
あのような美しい器ができるのだと・・・。

■韓国史劇「火の女神 ジョンイ」予告編


そして、このドラマで光海君(クァンヘグン)とのラブストーリーもとてもいいです。
子供の頃に一緒に落とし穴に落ちたのですが、その時にジョンは世子とは知らずに接するのですが、
その時のことを光海君は大人になっても忘れられなかったのです。

沙器匠になりたくて、男装してテピョンと名を偽って司甕院分院に入り込むのですが、その後、テピョンが
明の使臣と会うために光海君が衣装を用意するのですが、そのときの光海君の表情と滝に身を清めに行った時の
二人のやりとりが面白かったのです。




ジョンイを一途に想い守るテドも・・・。





ジョン役のムン・グニョンさんの演技は、「風の絵師」を思い出します。
このドラマもとてもいいドラマでした。

■STORY
16世紀後半、女性として初めて<沙器匠>の座に上りつめた朝鮮一の陶工、ユ・ジョンの
波瀾万丈な半生を描く『火の女神ジョンイ』
モデルとなったのは実在した陶工で、“有田焼の母”とも称される百婆仙(ひゃくばせん/
ペク・パソン:1560年~1656年)だ。

慶長の役の際に渡来し、九州で数百人もの陶工を指導して敬愛された百婆仙は、
はたして故郷・朝鮮でどんな日々を送っていたのか?

ジョンは清廉潔白な元沙器匠ユ・ウルタムに愛情いっぱいに育てられ、自分はウルタムの
実の娘だと信じている。
自分はウルタムと、自分を産んですぐに死んだ母親が愛し合った末に産まれたのだと寸分も
疑っていない。

ところが、実際には司甕院分院のイ・ガンチョン郎庁が、ウルタムに思いを寄せる助役
(ヨノク)を無理やり自分のものにし妊娠させた子供だった。
イ郎庁は自分の子を身ごもったと知るとヨノクを殺し、自分より魅力ある器を作るウルタム
に嫉妬し謀略にかけて司甕院分院から追放するなど、保身のためならどんな悪事にも手を染め
る悪人。

イ郎庁譲りの陶芸の才能をもって生まれたジョンだが、イ郎庁を実の父とは露も知らず、
沙器匠になり、自分の前で愛する父ウルタムを侮辱したイ郎庁に謝罪させる、という復讐を
果たすため、“ねじれた運命”を背負って生きることになる。



光海君と言えば、歴史的には暴君とされているようですが、それは王権を握った側の
都合のいい解釈の記録なのかも知れません。
このドラマでは、民を想う心優しい聡明な王子として描かれています。
後年の解釈でもその業績が正祖の時に見直されたのだとか・・・。


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