内山 はるみ のひとりごと

思いつくまま、ひとりごと

心震える出来事

2010-08-21 01:34:32 | 日記
 めちゃくちゃ暑~い夏なんだか涼しくなってきそうなタイトルだけど
ハートが熱くなって震える事なんです

「はるみさ~んH君が呼んでみえます。」とスタッフに呼ばれ、同時にH君からも「はるみさ~ん」
と全身の力を込めてのラブコール

「は~い」とH君の所へ行くと彼は床に腹ばいになっていました

H君は脳性まひがあり、座位が保てず歩行は出来ない。両足はわずかに動く程度で、両腕は左手で
スプーンか補助具のお箸でなんとか食事ができるという重度の障害がある。

小学5年生からSunプレイスを利用してくれてて、今年中学2年生のとても元気な男子
 大きくなるにつれ体の硬縮が進んだ。

そのH君が腹ばいになったのは、動きにくい体で自力での移動を頑張るから見て欲しいと私を呼んでくれた。

動かしにくい手足で頭のてっぺんから、顔、首筋、Tシャツからは汗がにじみ、太もも、すねから汗

が吹き出し、一生懸命に前へ前へと這っている。
ホフク前進

汗びっしょりになってスタッフの応援の掛け声に笑顔で頑張る姿に心が震え、胸が苦しくなった。

自分の思い通りにならない体を動かすことはよほど体力を使うし、気力もいる。
「H君頑張れみんなで応援した。」スタッフに汗をふいてもらい頑張った達成感で
すっきりした表情があった。

頑張るH君に感動し、腹ばいになって自力で移動する気持ちになる事を引き出してくれたスタッフに感謝する。