幸運、不運は自分自身が引き寄せている。獅子の谷落としも必要。

　昔、歌や音楽を教えている方から聴いた話です。
　スナックなどをしている女性が、お店の料金を安くすると、
酒癖の悪いお客が増えて、お店の雰囲気が悪くなり、
品の良いお客様や、地位の高いお客様が減って、売り上げがもっと悪くなる。
だから、安易に値段を下げない方が良いと言う話を聞きました。
　特に、接客業をされている方は、自分の心持ちしだいで、在る程度
幸運、不運をコントロールすることができると言う、一例だと想います。
　
　（心の優しい人は、時に不孝を引き寄せてしまう。）
　世の中には、ものすごくかわいそうな人がいます。
　育った環境がものすごく悪いとか、病気で悪い人から影響を受けているとか、
リストラにあって、借金だらけとか、今日明日の生活にも困っているとか。
　そんな人が訪ねてきた時、助けてあげた方が良いのか、助けない方が良いのか。
　それをきっちり見極めることが大変重要になってきます。
　よくお金に困っている方の中には、本当に困っている訳で無くて、パチンコや、
競馬、競輪など、ギャンブルに使って、自ら不孝になっている方もよくいます。
　例え、その方が少し精神的病気を持っていたとしても、
また、悪い人に影響されてよりかわいそうになっている場合であっても、
だからと言って、お金を無闇に貸してあげたり、援助をしてあげたりするのは、
返って本人を甘やかせて、
結果的に立ち直るきっかけを無くしているのでは無いでしょうか。
　本当に、その人のことを想うのなら、助けない方が、良いのではと想います。
　そして、そのお金を貸してあげた人が、結果的に損をする。
　で、何故か、その助けた方は、（喉元過ぎれば熱さ忘れる）で、
同じことを繰り返し、結局不運を自らに引き寄せてしまう様です。
　
　勿論、人助けをしてはならないと言う訳ではありません。
助けて良い人と、助けてはならない人を、
より分けなければならないと言うことなのです。
　（一生懸命努力している、将来伸びる可能性が在る。）
　その様な場合は、金銭的な援助、知識的な援助友に、
おおいにするべきでしょう。
　ですが、子供がお母さんに甘えている様な場合は、
あえて心をライオンにするべきだと想います。
　
　（獅子の谷落とし）です。
　かわいいからこそ、冷たくすることも人生には必要だと想うのです。