占い師の世界、良く当たるだけじゃだめ、知名度も必要。

　２００７年５月、元町で共同でやっていた占いとリラクゼーションのお店に、
道頓堀占い横町の社長さんがお祝いにきてくださいました。
　で、飲みに連れて行っていただいたのですが、その席で、
社長、（３年ぐらい前、a先生は一日２０名のお客様が来たのに、
横山先生は一人しかお客様が無くて、ｂ先生は０だった日があったんだけれど、
あの時、私はものすごく辛くて、辛くてたまらなかったんですよ。）
そう話されていたのですが、実はa先生は
道頓堀占い横町がオープンした時から毎日のように出勤していました。
　一方私は、葉香先生からもう占い師として本格的に働かないかと、
２００４年２月に言われていたのですが、準備ができていないと言うことで
お断りし、２００４年７月に占い横町がプレオープン、
８月にオープンした時も、私はその年は週１日の出勤でスタートしたのでした。
　葉香先生が必至に早くする様に言ってくださったにも関わらず。
　つまり、道頓堀占い横町オープン時は、テレビ局が沢山取材に来て、
最初から出勤が多い占い師さんは、自然とテレビに何度も出る機会が増えて、
知名度が一気に上がったわけです。
　それが、先ほどの差、２００４年末の在る日の
お客様の行動にはっきり表れた訳なのです。
　占い師としての実力の差はそれほど無いのにです。
　つまり、私がここで何が言いたいかですが、
占い師としての実力があればお客様が沢山来る、
それは一種の幻想にしか過ぎないのです。
　よく飲食店を開く方が、兎に角うまい物を出せばお店は流行ると、
単純に想うのと同じです。
　どんなにうまい物を出しても、集客能力、経営手腕が無いとお店は潰れる様に、
占い師としての実力が在っても、名前が世の中に知れ渡ってないと、
あるいは集客能力が無いと、その占い師さんはやって行けないのです。
　
　例を出すと、選挙などの時に、どこそこ大学の教授とか、
どこどこグループの社長とか言う方が出馬したとしても、
同じ築に芸能人が出たら、その方が政治がしろうとでも当選する、
それと同じ理由です。
　最近も、筆談ホステスで有名になった斉藤里恵さんが、
東京都区議選で当選しました。
　これも斉藤さんの努力もさることながら、
やはり圧倒的な知名度の効果が大だったのではないでしょうか。
　また、時々話題に上る精神科医の香山リカさんなども、
かなり昔から本を出版されている様です。
　おそらく、最初の内は出版してもそれほど売れない、
返品などもかなりあったかも知れません。
　ですが、出し続けて、それらもあって、マスコミで表に出る様になったとも、
考えられます。
　
　ですので、占い師を目指されている方は、占いの技術も勿論ですが、
その他のスキルも同時に身につけないと行けません。
　最近は、それにネットの力も無いと、占いのお店は、
やって行けなくなってもいます。
　これまでに名前が売れた占い師さんならそのかぎりではありませんが、
これからデビューしようと言う占いしさんは、そのことも頭において、
行動されたらと想います。
　
　私も、２００４年に最初から週三日ぐらいの出勤にしていたら、
大分楽だったかも知れません。
　まあ、でも苦労したからこそ、皆様にアドバイスが出来るように
なったのかも知れませんが。
　ですので、私の場合は、これも修業だったのだと想います。