テレビを付けたら放送していた。
ネット情報でこういうドラマをやっていたのは知っていたし、小林聡美&小泉今日子主演ということは面白いに違いなのはわかっていたが、能動的にチャンネルを合わせる気にはなれなかった。
小林聡美さんのドラマ・映画はいつもそう。どうも画面の向こうに(アタシはブスだけどオシャレなの!)って思いこんでいる、オヤジばかりのセンベロに敢えて一人で侵入してくる、はた迷惑で肩肘張って生きている30~40代女性が見えるので敬遠してしまう。
で、実際に観ると非常にいいドラマだったりする。「団地の二人」もやはりそうだった。引き込まれる。脚本がいいんだろうし、彼女たちもそういう脚本を選んで仕事をしているんでしょうね。
一挙放送らしいのでこれからしばらく観ることになるから、スーツケースの中に転がっているドリップパックさがして、珈琲でも淹れようか。
「かもめ食堂」もそうでしたね。せっかくなんで事前情報収集も兼ねて、2020年にヘルシンキに行く前に観ようと思っていたんだけど、上のような理由からどうも観る気になれず。帰ってきてからひょんなきっかけがあって観たら、やはり良かった。
帰ってきてから観たのでヘルシンキで訪れた場所が多く出ていて、すぐにまた行きたくなりましたね。
映画は見ていなかったけど現地のパンフレットに載っていたんで、実際にかもめ食堂にも行ってみました。ステキな食堂でしたね。営業していなかったけど。
僕がヘルシンキに行ったのはちょうどコロナのはしりで、最初にイタリアで感染爆発した頃だったんで、そうそうにお店を休業にされていたんじゃないかな。
因みにフィンランドでは食堂を「ラビントラ」と言います。ラビントラ・かもめ。町にはたくさんの「ラビントラ」があります。
フィンランドでは、僕の「思う存分孤独死するための家」で使うために「アラビア」というブランドのビンテージの食器を買ってきたのですが、数年前にその一つを割ってしまったので、補充しに行きたいんですよね。いつ行けるんだろう。去年の12月26日はヘルシンキに8時間ほどいたのですが、ポルトガルへの乗り継ぎだったので入国はせず。
アラビアは高級フィンランド食器のIttala傘下のブランドなので、フィンランドでIttalaのショップに行くと一緒に売っています。フィンランドって北欧の一国で、北欧と言えば「ザ・SDGs」なのでものを大切にするお国柄。(SDGsはもともとノルウェイのブルントラント元首相が中心になって始めたSustainable Developmentの活動が元になっているもののはずです。)
ということでIttalaのショップに行くと新品の棚の他に、Vintageのラックがあって、そこにフィンランドの皆さんが不必要になって売却した中古のIttalaやアラビアの食器が置いてあるんです。お値段も少し優し目。
そこから気に入ったものを探して購入するのですが、中古なので数はそろっていないこともあります。そういう時は他のショップの同じVintageのラックまで行くと売っていることがあるので、観光がてら少しずつ買い足したり。
店の女の子に「これと同じような器、もうないかな?」と聞くと、「買い取っただけでまだ店頭に出してないものがバックヤードにあるから見てきてあげるね。」と見つけてきてくれることもありますね。
ものを大切にする社会が好きです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます