QOOTESの脳ミソ

日記や旅の記録(現在進行中および過去の旅)がほとんどですが、たまに「腹黒日記風」になっているのでお気を付けください。

那覇に移動ー「食べて、祈って、恋をして(eat pray love)」な日々。

2024-12-14 01:51:50 | 日記
札幌にいて青森に移動して、一晩東京の自宅に帰ってスーツケースの中身を入れ替えて、夕方那覇に着いた。

ジュリアロバーツの映画「eat pray love」みたいな日々だ。いや「eat eat eat」か(笑)。

でも、prayは気が向いたら神社仏閣に行くし、loveも後腐れのないときだけたまに乗っかるから、「eat pray love」でもいいか(笑)。ガツガツしなければそういうのは向こうから勝手にやってくる。求めるから逃げる。

村上春樹さんの小説でよく「なんとなくおさまりがつかなかったので、その夜僕たちはセックスをした。」って描写がちょくちょく出てくるが、まさにそんな感じだ。「そんなに簡単にセックスをするなんてリアリティがない」って村上春樹嫌いの人が批判しているをよく目にするけど、(それはあなたにとってのリアリティですね(笑)、と思っている)。

着陸して空港ビル内に入ったらなんだか少し暑い。さすがに南国なのかと思って、荷物を受け取って空港ビルを出たら涼しかった。ビル内は暖房が入っているようだった。

要らん。暖房やめて。

やはり寒がりの人間とは共存できない。僕がずっと一人でいる理由の一つだ。寒いのが何より好き。

夏場の冷房の設定温度は24時間18度。冬は寒いところにできるだけいたくて、毎冬半分ほどを北海道で過ごす。今シーズンもすでに始まった。

北海道ではまだ足りなくて、数年前はフィンランドの上の方、北極圏にも一週間ほど滞在した。しびれるような寒さで本当に毎日天国のようだった。

夏に冷房をガンガンに入れていて「こんなに設定温度低くすると体壊すよ」だの「こんなに設定温度低くしたら電気代かかるじゃない、そんなに稼ぎもないくせに」とか専業または最近話題の「お遊び程度の扶養内パート」の妻という生き物に言われたら、即刻刺し殺す自信がある(笑)。

妻よりもエアコンの方が大切だ。

ということで、他人に確実にご迷惑をかけて、自分が犯罪者になるのを知っているのにそこに飛びこむのはよろしくないので、ずっと一人だ。妻と子供くらい養う所得は普通にあるが、冷房と僕の時間を邪魔されるのが嫌なので誰とも暮らしたくない。

冷房と結婚しているようなものだな(笑)。

今回の那覇は年末を控えて来年のためにもう少しマイルを加算したいのと、ついでに行きつけのバーに年末のご挨拶をしようと来てみた。今日はそのうち一軒で飲んできた。楽しい。滞在中にボトルを空けて次のを入れて年末のご挨拶とする予定だ。

4~5日いる予定なので、そのうちに買い物を。姉と妹を除けば最後に残った身内の叔父夫妻(アラ80、子供なし)に生存確認を兼ねて毎年この時期にコーヒー豆を送ることにしていて、今回は那覇のコーヒー豆屋さんで豆を購入して送ってみようと思っているのだ。他の親戚づきあいは全部お断りしているので、彼が人生を満喫し終わったら、僕は残りの時間を一人でのんびり生きる。そして、やがて全部終わる。断捨離。それが楽しみだ。

叔父にはコーヒー豆のまま送る。そうすると彼が毎朝コーヒー豆をがりがり挽いて楽しそうにコーヒーを淹れる。今に始まったことではなく、僕が子供の頃、彼が30~40代の頃からそうしていた。

Googleマップでいろいろ見ていたところ、首里城の近くのコーヒー豆屋さんが店の感じも価格も良さそうなので明日か明後日行ってみる予定。

最近は豆屋さんとは言わずに「ロースタリー」と名乗るお店があるがそういう店は好きではない。漢字で「コーヒー豆屋」とか「コーヒー焙煎」とか名乗っているお店のほうが好きだ。

以前は札幌のハヤカワコーヒーという業務用に焙煎しているお店の豆がお手頃だったのでそこで買っていたのだが、10年弱前だったかお笑い芸人がやっている「タカトシランド」という番組に出てからいつ行っても売り切れの状態になってしまうほど人気になってしまった。あれ以降は非常に困った。がコロナが始まってすぐくらいに店を閉められてしまったので、叔父に送るコーヒーを買う店を探しているのである。

首里の店の豆が美味しいといいなぁ。

あと那覇でするのはスーパーのパトロールかな。那覇のスーパーはたまにアメリカの珍しい雑貨があったりするんで、見逃せない。

ホントは北谷の米軍フリーマーケットに行きたいが今回は車借りてないから無理ですね。いつも行くと何か一つ僕の心を射抜くものがあるので買うんですよね。







青森で少しいい人のふりをした話(笑)。

2024-12-13 09:01:25 | 日記
昨晩遅く羽田に到着。青森を離陸するときは風雪が激しくなってあわや欠航かと思われたが、何とか出発できた。

昨日青森市内を歩いていたら、歩道の真ん中で立ち止まって両ひざに手を当てて腰を折り、苦しそうにしているおじいちゃんがいた。通り過ぎようと思ったが、道には通り過ぎる車の他は僕しかいなかったのでちょっと心配になり、

「大丈夫ですか?」と声をかけると、おじいちゃんはゆっくりと顔を上げて「$’&$#$)’」・・・何をおっしゃっているのかわからない。

わからないという顔をしていたのだろう、おじいちゃんが少し言い換えて、

「疲れちまっただけなんで大丈夫」というようなことをおっしゃったので、「よかった。ゆっくり帰ってくださいね。」と言ってその場を後にした。

気になっちゃうよね。

ずっと昔、名古屋駅地下街の人気のない雑居ビルのトイレで用を足していたら、同じように小便器の隣に少しうめき声をあげる調子の悪そうなおじいちゃんがいたことがある。人気のないビルだし、脳梗塞とかだったら僕が声かけないと死んじゃうよなと思い、昨日と同じように「どうかされましたか、大丈夫ですか?」と声をかけた。そうしたらおじいちゃんが苦しそうに声を絞り出したんだけど、それが、

「うっ、は・・・挟んだ・・・」

「あ、そうでしたか。お大事に」と言い残してそのトイレを後にした。大人になってからはないけど、子供の頃は僕もたまに「挟んだ」。すごく痛いんだ。

昨日機内でネットニュースを見ていたら件の「おじさんパーカ騒動」の記事。もう大体のコメントは出そろった感じか(笑)。昨日は松田優作の娘のなんとかって子が、「若かったら別にいいんだけど、40オーバーとかってことでしょ?それで初デートでパーカーで来られたらすごく残念な感じになる。もっとおしゃれできたでしょ?40年生きてますよね?みたいな。配慮が足りなくない?」 とおっしゃったらしい。

元々の発言の彼女もこの子も、ご自身が持っている(と思い込んでいる)若い女性ブランドを過信しすぎ。自分は「選ぶ方」という意識が強いんでしょうね。

あと20年もすれば、ノーパンで股開いて待ってても誰も寄って来なくなるのに(笑)。

元々の話は大事な商談で相手のオジサンにパーカ姿で来られてイラっと来た実際の経験がもとになってるんでしょうけど。相手のオジサンにとっては「この子とのビジネスはパーカでいい」という程度の存在だったんだろうと。これがね、同じ年齢でも(絶対粗相ができない)って思っている相手だったら、年齢差関係なく緊張してスーツかスマートカジュアルで来るでしょうね。

松田なんとかさんの場合はデートの場面を想定したコメントだけど、それにしても大体同じだと思う。「この子に好かれたい」と強く思えばパーカじゃなくて年齢なりのおしゃれを考えてくるでしょう。

自分がしているのと同じように、自分も値踏みされているという視点が足りない。その辺が未熟な感じがしますね。

僕は女性の「若さ」には人間的にも性的にも何の価値も感じないため、彼女たちを見ると値踏みする一方。その意味では彼女たちと浅薄さは似てるかもしれないな(笑)。

青森最終日、なんとおばあちゃんのお店が開いているらしい!

2024-12-12 08:08:20 | 日記
本日移動日です。が、帰りのフライトは夜なんで、12時にチェックアウトしたらまだ雪の中を散歩します。

昨晩は予定通りレポートを仕上げてAIによるチェックも、イギリス人の校閲も終えてスッキリ。もう20年くらいやっているので英語で書くのも慣れましたが、でも上達はしない(笑)。

ニュースを見ていたら年末年始の航空券・新幹線の予約が盛況だとのことで、年末の鹿児島>博多の新幹線を取っていなかったと冷や汗(笑)。急遽JR九州のネット予約をしました。JR九州はネット予約だとかなり安くなるはずなのに、乗車日が迫っているからか今回は値引きなし。失敗した。きっちり一か月前に予約すればよかった。

荷物スペース付き座席を取ったが、ルールを知らんやつが(TBSクルーとか(笑)、あれは確信犯か)勝手に僕のスペースに置くんだろうな、車掌に解決させよう。日本の法律の「自力救済禁止の原則」である。

ま、始発から乗るので、何事もない可能性も高いけど。

僕が遊んでいる間にも世の中はいろいろ騒がしく。ニュースを見るのも嫌なのですが(笑)、知らなければ逆に距離を置くこともできないので気になったものはチェックするようにしています。

いちばん気になっているのは韓国大統領。以前とある国で僕が遭遇したかなり物々しかった戒厳令の経験の話はまず置いといて(笑)。

問題になった当初に、なぜ戒厳令を出したかという理由について彼が、「政界、法曹などあらゆるところに北朝鮮の人間がひそかに入り込んでいて、一刻を争う危険な状況にある」ってちらっと言ってた。その話は、ちらっと流れてきただけでその後一切報道ベースに上がってこないけど、きちんと検証されたんだろうか。検証したうえでタダの与太話だと判明したんだろうか、というところが気になっています。

日本の保守派にとってみれば「中国、韓国、北朝鮮」のくくりになるんだけど、北朝鮮、中国から見れば「日本、韓国、背後にアメリカ」のグルーピング。韓国に北朝鮮、中国の勢力が知らない間にトロイの木馬的に入り込んでいるという話もなくはないんじゃないかと。

実はあの大統領の言う通り、政界や法曹、マスコミがほぼ北朝鮮ゾンビになっていて、何かやばい計画が実行に移されるところだったのなら、あの大統領が何を言ったとしても、闇の勢力がマスコミを抑えて彼を失脚させることもできるだろうなと思いながらニュースを見ています。

ま、それは他国の話だからいいんですが、

日本でも国会議員にひそかに帰化人が多くなってきているという話や、法曹(検事や判事)に帰化人がひそかに勢力を伸ばしてきていて最近外国人の犯罪が不起訴になったり無罪になったりする例が相次いでいる原因はそこにある、という話もありますし。

どれが本当の話かは分かりませんが、最近普通の日本人に不利になるようなことがやたら多い印象も持っているので、韓国の例も日本の最近の不可解な例も一応検証はしていただいて、ただの陰謀論ならそれで安心できるので、否定できるような検証結果を示していただきたいなと。

マスコミはそういうとき信用できるんだろうか。

と、思う青森の朝。

さて、シャワーを浴びて準備しますか。

実は、日記に書いた焼おにぎり屋さん、昨日の午後ダメもとで前を通ってみたら、

おばあちゃんいたんですよ!

店開けてました。でも午後遅い時間だったのでおにぎりはもう売り切れで。

「明日も店開けてますか?」って聞いたら「開けてるよ」と言うので、開店時間の9時を狙って行ってみます。開店時間ちょうどに行ってもそこからおにぎりを焼くのでしばらく待つことになるんでしょうけど。3個くらい買おうかな。

フライトは今夜なんで、こういうときアパホテルのプレジデント会員でよかったと思う。無料でチェックアウトを12時まで延長してくれるから☆

電車に乗って青森の温泉へ、そして芦別・青森発の戦利品紹介。

2024-12-11 14:18:54 | 日記
今朝は夜明け前に目が覚めてしまったので、締め切りが近い仕事のレポート執筆を始めたら、すこぶる調子が良く大方片付いた。残り2ページで終わりというところに来て電池が切れたので、潔く諦めて午前10時過ぎの電車で浅虫温泉に行くことに。

青森駅から浅虫温泉駅へは第三セクターの青い森鉄道で行く。この線路は途中でいわて銀河鉄道に切り替わって八戸を通り盛岡まで続く。浅虫温泉駅はほんの6駅向こうなので30分弱もあれば着く。


温泉に入る前に飯食いたいなと思い、久しぶりに鶴亀食堂に行ってみた。今日は平日なので人もまばらな普通の田舎の食堂だ。だが、タイミングが悪かったり、週末だったりすると長蛇の列。それでここ数年は足を運んでいなかった。



この食堂の何が有名かというと、まぐろである。


もちろん普通の定食やラーメン、カレーなどもあるが、やはりまぐろ。

壁や天井に所狭しと貼られているのは全部マグロが獲れた場所ごと特有のラベルで確かマグロ一匹につき一つふられたロットナンバーが明示してある。この店はきちんとしたマグロを仕入れているというしるしに、店で出したマグロのラベルを店内に貼っていると以前ここのご主人に聞いたことがある。ということは一本丸々買ってるということなのかも。

このご主人の話はまた改めて。

場所的にはまぐろで有名な大間が近いが、塩釜などほかの有名な美味のマグロも出している。きちんと吟味されて個体識別のロットナンバー付きで仕入れられているので、全部美味しい。が、観光客のなかには勝手に大間のまぐろを出す店だと思いこんでやってきて、「なんだ大間のまぐろじゃねーじゃんか」と悪態つくヤカラもいるらしい。

青森市から数時間くらい車を走らせれば大間まで行けるからそっちで食べればいい。

で、ここの名物マグロ丼はこれ。今日は「小」を注文。一番小さいのが「ミニ」。マグロの刺身15切れだけでなく、中落ちがたっぷり乗っかっている(ミニは10切れ)。これを食べると満足しすぎて(笑)、この先1か月くらいマグロは食べなくてもよくなる。今日のマグロは中トロっぽかった。ほんとはさっぱりして酸味のある赤身が好きなんだが、この程度の脂のノリはおいしいと思う。




最初はご飯には手を付けず、マグロをつまみにビールを飲む。ビールが終わるころには、ちょうどマグロ丼的なマグロとご飯の量のバランスになるので。そこからはマグロ丼として食べた。

ごちそうさまでした。


この後は駅前にある「ゆーさ浅虫」という道の駅に移動。ここには産直市場があるので、そこでお得なものがあれば買って帰る。特にここで購入するのは青森産にんにく。完全体ではなくて、採った後まとめている時に出るバラのにんにくが大袋一袋で300円とか500円とか言うのがあるのでいつもそれを購入するが、今日にんにくは無かった。

そのあと、建物の5階にある温泉銭湯に。「展望浴場 はだか湯」というセクシーネーミング。入浴料大人360円。露天はないが、ここからは海が一望できて非常に心地いい。


詳しくはウェブページで。


風呂を出て産直で目星をつけていたものを購入して帰りの電車へ。行きと同じく30分ほどで青森駅に到着し、ホテルに戻る前に酒屋によって持って帰る日本酒を二本購入した。

それにしてもコロナ前は田酒など著名な銘柄はなかなかどこにも売っていなかったのに、コロナ蔓延期に入ってからはわりと簡単に買えるようになったし、今もそこらじゅうで見かける。

ということで、北海道の最後のあたりから戦利品紹介をしていなかったので、ここでまとめて。



一番右が北海道編の残り。芦別市に本社があるソラチという会社のしゃぶしゃぶのゴマダレ。以前も書いたが、市販のゴマダレの中ではこれが一番うまいと思っている。

その左がさっき酒屋で購入してきた日本酒。右は八仙のレギュラーランク。その左は弘前の豊盃。店に行ったら入荷したての純米しぼりたてがあったのでそれを一本。

お酒に挟まれているのがスーパーで見かけた岩手の生麩。京都の生麩田楽が非常に好きなので、京都に行くといつも買って帰るのだが、京都の生麩はいかんせん高い(笑)。この岩手の生麩でも田楽みたいにいただけるのかなと思い試しに買ってみた。おそらくこちらの皆さんは煮物にしたりするんだろうと思う。

生麩の隣はさっき浅虫の産直でレジ横に置いてあったあんころ餅。あとでコーヒー飲みながら食べて脳に糖分補給しようと。夕方にあとレポート2ページ書き上げて締め切り終わり。

その左はなめこ。普通のなめこの袋の3倍くらい入っていて一袋180円のところ50円引きの130円。これは帰ってすぐに冷凍にすればしばらく保存して置ける。年始までもその先も楽々もつと思う。

その下は青森の作業所の方が作られたという干ししいたけ。スライスした干しいたけは使いやすい。この大袋で500円なら安いと思う。

その左は長ネギ、こんなぶっといの3本で150円、のところ50円引きの100円。自宅に帰ったら、これで和風カレーうどんを作る。

そして一番左は青森名産長芋。これだけ入って150円。ま、長芋は都内でも常時まあまあ安いんだけど、これは買いだと思いました。

青森のいつもの店で夕飯と地酒。貝焼き味噌にまつわる話。

2024-12-11 06:58:50 | 日記
今朝の青森は雪でしたが、もうやんだようです。でもまた降るでしょうね。

昨晩は満を持して一番付き合いの長いお店に。

お店に入ると「もう少し後に来ると思ってた。今年早くない?」とご主人。

去年もこの時期だったと思ってたけど、もう少し後だったかも。

このご主人も僕が店に行くようになって3年はほとんど口きいてくれなかったんだよな(笑)。雪国の人は用心深いって良く言うからそれはいいんだけど、南方、例えば鹿児島の人と比べるとその辺は全然違うので、やはり気候が人の性向に与える影響って大きいのだと思う。

席についてまず瓶ビール。僕は一人の時はいつも瓶ビール。理由は昔の日記に書いたので、万が一知りたい方がいたら探してください。今回はサッポロビール。そしてたつ(タラの白子)ポン酢を。女将さんが「久しぶりだから」と一杯目はお酌してくださいました。「本日のメニュー」はこんな感じ。このホワイトボードメニューの内容が随時マイナーチェンジされます。


このあとヤリイカのお刺身(写真なし)をいただいている途中でビール終了となったので、県産日本酒呑み比べをいただきました。


右から田酒、亀吉、八仙、です。見た目でわからないけど。

昔は完全お任せだったと思うけれど、今回はおかみさんが呑み比べの銘柄を最初に確認してくださったので「完璧です」とお答えしました。スペシャルサービスだったのかな。このほか田酒だけの三種呑み比べというのもあるようですが、僕は田酒にはそこまで夢中ではないので、県産酒三種で。青森には田酒だけじゃなくて美味しいお酒が山ほどありますからね。

さてそれを飲んでいたら今度は肴が無くなりました。今度はいかゴロバター炒めを。このお店に来るようになってからこれを一度も外したことはありません。美味いし、お酒がスルスルスルスルと入ります。


ええ、その通り、一切れ口に運んだら今度はまたさっさとお酒が無くなったので、青森に来てこれを飲まずに帰れない「豊盃」を一合追加。


料理と酒の追いかけっこですね(笑)。

性欲と食欲を交互に満たす饗宴(狂宴?)を繰り広げる皇帝カリギュラとその仲間達のようです。違うか(笑)。

ここで一区切りついたのですが、もう少しだけ何か飲みたいと思い、最後に七力を一合と、青森名物貝焼き味噌で締めることに。


みそ仕立てのホタテの卵とじのような感じでしょうか。青森の居酒屋に行くとまず間違いなくあります。これを少しずつつまみながらこの夜最後の一合をちびちびといただきました。

大阪の家庭のたこ焼き器ほどではないですが、名古屋の家庭の味噌煮込みようの土鍋くらいの割合で(自分調べ(笑))、青森ではこの貝焼き用のでかいホタテ貝を自宅に持っておられる方がいらっしゃるようです。市場に行くと売っています。

僕は小学校に上がる前から名古屋の赤みそが無いと生きていけない身体になっていたので、小学2年生の時に母に自分用の一人土鍋を買ってもらいました。今でもそれを使用しています。もう数年で使い始めて50年になるのか。でも、名古屋の人でも自分専用の味噌煮込みうどん用の土鍋を持っている人って、珍しくはないもののそこまでは多くないらしいんですよね。

このホタテ貝も聞いてみると体感でそれくらいの割合のよう。

自分専用ホタテ貝殻を持っていらっしゃる方には一家言ある方も多いらしく、貝焼き味噌はこのホタテ貝で作ると貝殻から出汁が出るので鍋やフライパンで作るのと全然違うとおっしゃいます。一方「そんなことあるもんか」とおっしゃる方もいますね(笑)。

出汁はともかく、貝殻からカルシウムは少しずつ溶け出すような印象はありますがどうでしょうか。

とにかく、昨晩も美味しかったです。トータルでビール一本、日本酒3合。いい気分になりました。

やはりあのお店は落ち着くんだよなぁ。勝手に実家に帰ったような気分がしていました。