ドル円は潮目が変わってきた。昨日12/8は瞬間風速的にだけど141円台までいった。結局、144円台まで戻して終わったが、1ヶ月で10円近くの円高進行。
日銀の植田さんが「チャレンジング」という言葉で、マイナス金利を終わらせることにチャレンジする?という発言をきっかけに円買いが進んだ。自分は遅かれ早かれどこかで円高に振れると思ってた(というか、経済ちょと詳しい人なら思ってるはず)ので驚きもしなかった。問題は時期、だと思う。今回は短期筋の売り買いなどで一気に進んだが、はっきりとマイナス金利解除しない限りは円高は進まないと思ってる。
自分はこのブログでも何度か言ってるけど、5月か6月ぐらいまではマイナス金利の解除はないと思ってる。理由はこうである。
・植田さんは利上げの判断材料の一つに、賃上げの状況を見ると言っている。賃上げの判断材料もいくつかあるが、一番大きなイベントである来年の春闘を待つんじゃないかと思う。これは邪推だが、今や人気が地に落ちてる岸田さんからも人気を維持するために、春闘まで待ってくれって言われてたとしても不思議じゃない。植田さんとしては、そんなのに応える義理はもちろんないけど、一応そういう話があれば少しは気にせざるを得ないのでは。
・それから、アメリカ側もそうそう簡単に利下げをしてこないんじゃないかと思う。12月に雇用統計も底固かった。ここから利上げというのはありえないが、しばらくは今の金利水準のままでいって、もう数ヶ月ぐらいしたら利下げなんじゃないかなと思う。
短期的には輸出関連株などは売られるんだろうなってちょっと思う。日経平均も週末の2日で1000円ぐらい下げた。その先は本当に技術をもった確りした会社は伸びるし、そうでない会社は低迷するんじゃないかと。
逆に内需関連の食品メーカーはウハウハなんじゃないかって想像してしまう。値上げブームに乗っての価格改訂、そして輸入している原材料や飼料などのコストは下がるし。
次の日銀の政策決定会合は12/18、19である。ここでマイナス金利解除、、、は無いだろうなーー(あったらスイマセン)
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