Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

わんこが触るものはすべて

2012-04-20 20:30:16 | パロディ

ギリシャの昔話に「金の好きな王様」
という物語があります。


「金」が大好きな王様は、
自分がさわるものすべてが、金に変わるように願います。

女神さまにその願いを叶えてもらった王様ですが
最後には自分の大切なお姫様まで、
「金」に変えてしまった・・・という物語です。

きょうはそのお話の、わんこ版。


 

Cocoさんは、ことのほかおもちゃが好きなので
自分がさわったものすべてが

わんこのおもちゃに変わればいいと願いました。

女神さまはその願いを
聞き届けて下さり
Cocoさんが手に入れたおいしそうなお肉も・・・

 

わあっ。おもちゃに変わった!

骨も・・・

 

ひゃあっ。
これもわんこのおもちゃになった!!

という具合に
Cocoさんがさわったものはすべて
わんこのおもちゃに変わるようになったのでした。

眠っていたCocoさんがついうっかり

自分の顔を掻いたときには

Cocoさんの顔だけが
わんこのおもちゃに、変わってしまったほどです。

よそのわんこが苦手なCocoさんですが
この力を使えば
ご近所さんの柴わんこも

おもちゃに変えて
いっしょにお昼寝ができますし

床屋さんの看板わんこも

こんなふうに、
いっしょに遊ぶことができるのですが

いかんせん、よそのわんこに近づけないCocoさんですから
わんこたちにさわって、おもちゃに変えることは、
どうしてもできませんでした。

しかし、飼い主なら
平気でさわることができます。

ちょちょいっとさわったら、
飼い主は、簡単にCocoさんのおもちゃとなり・・・

こんなふうに
他のおもちゃを乗せて遊んだり

自分が上に乗って遊んだりすることが
できるようになりました。

そして今でも飼い主は
Cocoさんのおもちゃのままなのでした・・・。

めでたしめでたし♪

 

 

 

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わんこ版「赤ずきんちゃん」

2012-04-01 20:29:36 | パロディ

赤ずきんCocoさんが
いつも仲良くしているわんこちゃんが
風邪をひいてしまいました。

赤ずきんちゃんはさっそくお見舞いに向かいましたが
その途中、森の中でぞうさんにばったり。

「お見舞いなら、果物を持って行ってあげたらどうですか」
とすすめられて、
森の中で、果物を選ぶことにしました。

ぞうさんはいたずら者で、
いつも皆を困らせていますが
今日のぞうさんは、親切です。

ところが、
やはり世の中は、そう甘くはありません。

赤ずきんちゃんが森で果物を物色しているすきに
ぞうさんはわんこちゃんの家へと先回り。
そして
わんこちゃんを、お腹の中に入れてしまったのです!

さあ、大変!!

そんな事とは知らずに
お見舞いの桃を持って
赤ずきんちゃんがやってきました。

赤ずきんちゃんは一目見て、
ベッドの中にいるのが
わんこちゃんではなく、
ぞうさんだということに気づきましたが
そこはお約束です。

決められたセリフを

言わなくてはいけません。

「わんこちゃん、わんこちゃん。
どうしてそんなに、全体に汚れているの」

 

ぞうさんは、わんこちゃんになりすまして答えます。

「それはね。赤ずきんちゃんがいつも
乱暴な遊びをするからだよ」

「わんこちゃん、わんこちゃん。
どうしてお目目とその横が、
ほつれているの」

 

「それはね。
赤ずきんちゃんが、ところかまわず噛むからだよ」

「わんこちゃん、わんこちゃん。
どうしてお鼻の先が
ふくらんでいるの」

「それはね。
赤ずきんちゃんがいつも、そこを咥えて引っ張ったり
ふりまわしたりするからだよ」

赤ずきんちゃんも黙ってはいません。

「それは、ぞうさんがいたずらばかりして、
みんなの鼻つまみ者だからでしょう。
今だって、わんこちゃんはぞうさんのお腹の中に・・・」

その時です!

むくむくむくと音がして、ぞうさんのお腹の中から
わんこちゃんが出てきたのです。

「あーあ、よく寝た。
ぞうさんのお腹の中は暖かくて柔らかくて

ぐっすり寝たらすっかり風邪が良くなりましたよ」

それを聞いて
いつもいたずらばかりしているぞうさんは、大感激。

人を困らせるより
喜ばせるほうが、
ずっと気持ちがいいんだね・・・。

ようやくそのことに気づき
それからはいたずらもやめて
みんなと仲良く暮らしましたとさ。

めでたしめでたし♪

 

おまけ・・・

おやつを食べている間だけ、
かろうじて
赤ずきんを頭に着けていられるCocoさんです。

 

 

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わんこ版「竹取物語」

2012-03-08 20:29:08 | パロディ

フリースの布がきらきらと
不思議な光を放っていると思ったら

中から一人のお姫さまわんこが

出てきて大きく伸びをしました。

お姫さまわんこは、
あちこち匂いをかいで回るので
「かぐや姫」と
名づけられ、
みるみる大きくなって

こんなに美しく成長しました。

やがて、たくさんの若者が
かぐや姫に求婚しにやってきました。

最初にやってきたのは
ぬいぐるみのそうさんです。

かぐや姫は言いました。
「私と結婚したければ
『ツバメがうんだりんごちゃん』を持ってきてください」

「ツバメがうんだりんごちゃん」というのは
世にも珍しい、価値のある品物で
手に入れるのは、とても困難です。

しかし、しばらくすると
ぬいぐるみのぞうさんは
「『ツバメがうんだりんごちゃん』を手に入れてきましたよ」
と言って、戻ってきました。

どれどれ。

と、りんごちゃんをてにとって確かめるかぐや姫。

しかし、それはただの普通のりんごちゃんであって
「ツバメがうんだりんごちゃん」などという、
価値の高いものではなかったのです。

 

ぬいぐるみのぞうさんは、
あっさりと、うそを見破られ、
かぐや姫の屋敷から追い出されてしまいました。

次に、公園のぞうさんが
求婚してきました。

かぐや姫は言います。
「それでは『龍の首の珠』をとってきてください」

「龍の首の珠」というのも、
とても手に入れることの難しい逸品です。

公園のぞうさんは、
それを聞いて真っ青になってしまい

「私にはとても無理です」
と、すごすごと立ち去って行ってしまいました。

次にやってきたのはゆきだるまさんです。

「それでは『焼いても燃えない布』を持ってきてください」

とかぐや姫は、やはり
難しい注文を出しました。

ゆきだるまさんは
勇ましい格好で、「焼いても燃えない布」を探す旅に出ましたが

見つけた布を焼いて、確かめているうちに
自分が溶けてしまいました。

こうして、かぐや姫は、
だれの求婚も、受け入れなかったのです。

月日は流れて、ある満月の晩。

月からうさぎさんが、
かぐや姫を迎えにやってきました。

「かぐや姫は本当は、月の世界の人です。
わたしといっしょに、月に帰りましょう」

しかし、かぐや姫は、
首を横に振りました。

「こちらの世界にいる限り
私の暮らしは、二食と昼寝とおやつ『つき』

しかも、お『つき』の者までいます。

この『ツキ』を手放すつもりはありませんよ」

 

かぐや姫はきっぱり、そう言うと

お『つき』の者の膝の上で
いつものように、お昼寝を始めたのでした。

めでたしめでたし♪

 

 

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バケラッタ!!

2012-02-20 20:27:46 | パロディ

悪の館に囚われたりんごちゃんを助け出すために
O次郎は単身、乗り込んでいきました。

O次郎というのは
オバケのQ太郎の弟です。

「バケラッタ」と、それに近い言葉しか話せませんが
化けるのは、Qちゃんよりも上手です。

毛もじゃに見えますが
確かにO次郎です。

悪の館には、あちこちに赤外線カメラがついていて
O次郎は姿が写りそうになるたびに
別のものに、化けなくてはなりませんでした。

あっ。写った!

それっ。

イノシシに化けた!

また写った!

それっ。
今度は、馬の顔!

写った!

龍に化けた!

慌ててしまって、
とっさに化ける生き物が思い浮かばないときは

Vサインに化けてしまうこともありました。

そしてついに、O次郎は
りんごちゃんを見つけ出すことに成功したのです。

聞いていた通り、赤くて丸くて小さい子です。

これが、りんごちゃんに違いありません。

O次郎は携帯電話で
お兄さんのQちゃんに、早速報告です。

「みつけらった」

「写メ、送らった」
りんごちゃんらしい子の、画像を送ります。

「・・・・・・ちがらった」

どうやら、人違いだったようです。
赤くて小さくて丸いけれど
この子はりんごちゃんではありませんでした。

仕方なく、O次郎はまた
館の中を隅から隅まで探します。

カメラに写りにくいように
素早く動くことも忘れません。

あっ。みつけたっ。

今度こそ、本物のりんごちゃんです。

ところがその途端
非常ベルが鳴りました。
りんごちゃんをみつけた安堵のあまり、
O次郎はつい油断してしまったのでした。

しまった。
何かに化けなくちゃ。

しかし焦ってしまって、うまくいきません。

化けるのはあきらめて、
体をまるめ、毛虫のふりをして
やり過ごすことに成功。

そして無事、
悪の館からりんごちゃんを
取り戻してくることができたのでした。

めでたしめでたし♪

 

 

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節分記念「わん寸法師の鬼退治」

2012-02-02 20:30:58 | パロディ

わん寸法師はとても小さくて、
上の写真のように
大福餅と、同じくらいの大きさしかありません。

普通のヨーキーなら
足元に踏んでしまうほどの小さな葉っぱにも

わん寸法師は
埋もれてしまいます。

ある日、町で
悪い鬼が暴れ出すという事件が起こりました。

わん寸法師は小さいですが
知恵と勇気は誰にも負けません。

助けを求める町の人たちの声を聞いて
立ち上がりました。

鬼といえば、
確か豆が苦手のはずだ、と
わん寸法師は考えました。

そうだ!
台所にちょうどいい豆があったっけ!!

わん寸法師はそう思いつき
台所から、
わらに包まれた納豆を持ってきたのです。

わらの中から
早速、納豆をひっぱり出します。

よいしょ。よいしょ。

ずるずる。

ちょっと、匂いますね。

粘りの強い納豆で、
豆同士がくっついていたり

糸をひいたりしていますが
わん寸法師は負けません。

見事、納豆をひっぱり出し

得意の二つ持ちを繰り出しながら

鬼を退治に出かけたのです!!

ひええ。くさいくさい。

参りました。

納豆の苦手な鬼は
すぐに降参してしまいました。

「わん寸法師さん。ありがとう」

町の人たちは大喜び。

「お礼に鬼が落としていった『打出の小槌』で
わん寸法師さんを大きくしてあげましょう」

「いやいや。ちょっと待ってください」

わん寸法師は、その申し出に
首を横に振りました。

「大きくなってしまったのでは、この大福餅が
たった一口でなくなってしまいます。
私は体が小さいままでいいので
大福餅をお腹いっぱい食べたいです」

わん寸法師はそう言って、
小さな体で大福餅を
お腹いっぱい食べると

ぐうすか眠ってしまいましたとさ。

めでたしめでたし♪

 

 

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