Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

桜吹雪がお見通しの理由

2013-04-20 20:30:00 | 空想・妄想

ソメイヨシノは終ったCocoさん地方ですが
他の、いろいろな桜は
まだまだ咲き誇っています。

 

少し風のある日には
桜の木の下は
見事な花びらの絨毯。

左側のお宅の庭に
一本だけ生えている桜なので
花びらもこのあたりにだけ集中し

雪のように
降り積もっています。

少し不思議そうな顔をしていたCocoさんも
花びらをチェック。

気がすんだら
お散歩を続けましょう。

それから、いつもの公園に行き

葉っぱの匂いを確かめたり

地面に何か落ちていないかと
念入りに調べたり

ワンにゃんよけのペットボトルを見ているうちに

ひどくのどが渇いてしまったり

すっかり疲れてしまったり・・・。

だいたいいつも通りのお散歩となりましたが

どうもさっきから
誰かに見られているような気がしてなりません。

不思議ですね…と思いながら、よく見ると

Cocoさんのあごの下に
なにか、くっついています。

下の角度の写真だと
よくわかりますね。

どうやらさっきの
桜の花びらの絨毯の中で
桜の茎を
くっつけてきてしまったもののよう。

「桜吹雪はお見通し」なのは
「遠山の金さん」ですが

さっきの桜吹雪は
こんな超小型発信器を、Cocoさんにこっそりつけて
何もかもお見通しにするつもりだったのですね!!

やれやれ。
危ない所でした。

気づかずにあのまま家に帰っていたら
我が家の秘密まですべて
白日の下にさらされてしまうところでしたよ。

発信機は近くの水たまりに捨てて
帰るとしましょう。


近くに広がる桜吹雪さんは、少し残念そうですが
見事に陰謀を見破ったCocoさんです。

これにて

一件落着~!

 

 

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「なぞのS.O.S.」

2013-03-11 20:30:00 | 空想・妄想

散歩の途中、Cocoさんの目に
謎の文字が飛びこんできました。

「タス・・・」と書いてあります。

誰かが助けを求めているのかもしれません。
Cocoさんはさっそく、調査を開始しました。

植え込みの陰に、誰かいますね。
怪しい物音や人影に、気づかなかったかどうか、
聞いてみましょう。

そこにいたのは

ヒペリカム=ヒデコートさんでした。
最近この町にやってきたばかりの
外国の人です。

「オー、アヤシイ オトモ ヒトモ
キガツキマセン デシター」

と、ヒデコートさんは
片言の日本語で、首を振りました。

おや。この草木の向こうにも
誰かの姿があります。

この人にも話を聞いてみましょう。

親日家の

アベリア=エドワード=ゴーチャさんです。

「やあ、エドワード。なにかあやしい気配に
気がつかなかったかい」と
Cocoさんが聞くと

「ソウイエバ、ハシリ サッテイク
ヒトカゲヲ ミマシタヨ。
アレハ タシカ 武士デスヨ」

と、エドワートは答えました。



武士を知っているとは
さすが親日家だけのことはあります。

これは貴重な証言です。

「あっ。みつけた。ブシだ」

エトワードの言葉通り
道の先には確かに
シデコ『ブシ』がいました。

「誤解でござる。拙者が走っていたのは
向こうの公園で誰かが
からまれている、という噂を聞いたからでござる」

ブシは、慌ててそう答えました。

公園へ行ってみると
「のむらかえで」ちゃんという、可愛らしい女の子が
遊んでいました。

よく見ると、かえでちゃんの後ろから
真っ赤なツバキちゃんが
のしかかっているように見えます。

かえでちゃんは、ツバキちゃんに
からまれているのでしょうか。

「あら失礼ね。私たちは仲良く遊んでいるだけよ。
ねー」
「ねー」

かえでちゃんとツバキちゃんは
顔を見合わせて、くすくす笑いました。

「からまれているのは
その人のことじゃないの」

指さす方向を見ると
古い木がまさしく、細い他の枝にからまれていますが

「特に困ってはいません」と言うので
これは事件ではないようです。

困ったなあ。
あの「タスケテ」を書いたのは、
一体誰なんだろう。

その時、Cocoさんに声をかけてくるものがありました。

逆さまになった「まるばしゃりんば医」という、
偉いお医者さんです。

もうずっと前から、
世の中を逆さまに見ている皮肉屋ですが
困った時には、知恵を貸してくれます。

「行き詰まった時は、原点に戻って
見方を変えたり、視野を広げたりしてみるといいぞ」
と、良いアドバイスをくれました。

そこで、Cocoさんが最初の場所に戻ってみると・・・。

なあんだ。
「タスケテ」の「タス」ではなくて
「タバコステルナ」と、書いてあったんだね。

確かに街にはあちこちに
タバコの吸い殻が落ちています。

汚いし危ないので
困ります。

タバコのポイ捨てからは
ほんとうに助けてもらいたいものだと、



Cocoさんも思うのでした。

おしまい♪

 

 

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「悪魔に願いごと」

2013-03-03 20:30:00 | 空想・妄想

Cocoさんが、棚の上のジャーキーを狙っていると
後ろのドアが静かに開いて、
不気味な声が聞こえてきました。

「私はあくまです。
あくまなので
ドアがあくまで待っています」

あくまはCocoさんのそばまでやってきて

「あなたはあのジャーキーが食べたいのですね。
願いをかなえてあげますから
その代わりに、『たましい』をくださいね」
と言いました。

ジャーキーに目がくらんだCocoさんは

「いいですよ。『たましい』でもなんでも
さしあげましょう」と答え、

ジャーキーを
食べてしまったのでした。

その後、Cocoさんはふと
考えました。

はて、「たましい」をあげる約束をしてしまったけれど
「たましい」って、なんだろう?

玉のような石のことでしょうか。

いいえ。それは、たまいし。

球で作った「C」の文字「たましー」でしょうか。

しかし、こんな大切なおもちゃを
あくまに渡すわけにはいきません。

Cocoさんは困ってしまいましたが
あくまはようしゃなく、やってきました。

「わたしはあくまですから
あくまで、『たましい』をいただきますよ」

「さしあげたいのはやまやまですが、
『たましい』って、なんですか。

と、Cocoさんは聞きました。

よくさがしてみたけれど
それらしいものがみつかりません」

ところが、そのとたん、あくまはどぎまぎし始めました。

「実はわたしにも、『たましい』というものが、
どういうものなのか、わからないのです。
Cocoさんならきっと知っているだろうと思って
それで『たましいをください』と言ってみたのです」

なあんだ、そうだったのか。
「たましい」って、なんだろうね。
わからないね。

そう言って顔を見合わせ、
Cocoさんはふと、頭に浮かんだことを
口に出してしまいました。

あ・・・くま?」

今まであくまだとばかり思っていましたが
顔をよく見たら、「くま」なのじゃないかと、気がついたのです。

それを聞いて、くまはしょんぼりうなだれました。

「そうです。わたしはくまなのです。
なのに、ちょっと珍しい耳や手足をしているものだから
なかなかわかってもらえません。
みんな不思議そうに『あ?くま?というのです。

だからすっかりいやになって
もう『あくま』になって、『たましい』を集めることにしたのです


くまは、続けて言いました。

「わたしは、普通の姿のくまさんたちのことが
とても、ねたましいです」

Cocoさんのそんなくまのことを
たましい気持ちで見つめました。

「あっ、くまさん。『ねたましい』と『いたましい
2つも『たましい』が入っていますよ」

「ほんとうだ。『たましい』って
意外と身近なところに
いくらでもころがっているものなのですね

それがわかったので
私はもう『あくま』はやめます」

と、くまも大喜び。

これからは仲良く暮らしましょう、と

2人は
けたたましい笑い声を

あげました、とさ。

おしまい♪

 

 

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前後不覚

2013-02-25 20:30:00 | 空想・妄想

Cocoさんが日向でうたた寝をしていると
すぐ後ろに、たれぱんださんがせまってきました。

そんなに近づかれたんじゃ、寝にくいねえ、と
向きを変えてみて
Cocoさんはびっくり。

たれぱんださんの
目と口がありません!

残っているのは両側の黒い耳と
真ん中の丸い鼻ばかり。

やや。これはどうしたことでしょう。

普段から
Cocoさんの素晴らしさが
ちっともわからない、たれぱんださん。

見る目のないぱんだ、ということは知っていましたが
そのせいか、とうとう本当に
見る目がなくなってしまったのでしょうか。

あるいはCocoさんが、ちよっと目を離したすきに
たれぱんださんも、ちょっと目を離してしまったのでしょうか。

 

おまけにすっかり
無口になってしまいましたね。

ところがその鼻さえも
ふとしたすきに
消えてしまったのです。

黒い二つの耳だけが
白い顔の両側に
寂しそうに残されています。

落ちていませんね。

たれぱんださん、なにかをしでかして
合わせる顔がないのかもしれませんが

こんな時こそ、元気づけてあげなくてはいけません。
友だちですからね。

その時
「Cocoさん、こっちこっち」と
たれぱんださんが呼ぶ声が聞こえました。
「ふふふ。驚いたでしょう。私の顔はこっちですよ」

なんと、顔が消えたわけではなく
ただ、たれぱんださんは、向きを変えただけなのでした。

これは、Cocoさんを驚かせるための
たれぱんださんのいたずら。

「なあんだ。びっくりした。
しかしそんないたずらなら
私にだってできますよ」とCocoさんは言いました。

ほーら。

ちょっと長い鼻のある
人間の顔に見えるでしょう。
両側の脚が、耳に見えるところも
たれぱんださんに負けていません。

だれか通りかかって、びっくりしてくれないかな・・・。

そう思いながら待っていましたが
ふと、Cocoさんは考えが変わりました。

どうせなら、人を驚かすより
笑わせる、わんこになろう。
その方が楽しいような気がします。

「そうだ。鼻(はな)しかない顔に
なって思いついたのだから

はなしか(噺家)になろう!」

そう決めて
たくさんの人に笑ってもらうために
精進しようと決めたのでした。

きっとセンス(扇子)が

あることでしょう。

・・・・・・

おしまい♪

 

 

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人生はロックだぜぃ

2013-01-19 20:30:00 | 空想・妄想

ロックンローラーCocoさんの
待ちに待ったステージが
いよいよスタート!

一曲目から激しく頭を左右に振って
シャウトするCocoさん

歌いながら向きを変え
背中でもパフォーマンス。

いつもの乗りなれた座布団ステージ。
もはや自分自身の体の一部と化しています。

わんコーラス終えると
頭を前後に激しく振る動きで、
観客を魅了。

ファンの声にこたえるように

小道具のクッションを
観客席へと放り投げました!

クッションに群がる熱狂的ファン!

スタジアムの熱気は最高潮!!

ツーコーラス目に入っても
エネルギッシュな歌いっぷりは変わらず

体をゆすり、髪を逆立て
徴収を興奮の渦に巻き込む
ロックンローラーCoco

ヘイ、ベィベ ベィベ

ごきげんだぜ♪

じんせいは

ろっくんろーるだぜぃ♪

やがて

歓声と熱気に誘われるように
ステージを下りて来ました!

そしてなんと

アリーナ席へダイブ!!

聴衆と一体となって、
ステージを盛り上げていくロッカーCoco。

興奮したファンの一人のぞうさんは
座席から飛び出しながらも
エキサイティングなステージに参加できたことに
大感激。

怒涛の熱唱とファンの声援は
その夜いつまでも
冬の夜空を彩りつづけたのでした・・・。

 

LIVE DVD

COMING SOON!!

 

 

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