Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

小さな山の物語

2012-10-31 20:30:00 | 空想・妄想

むかし、あるところに
こんもりとした小さな山がありました。

山はいつも、南側からの日射しをたっぷりと受けながら
静かに横たわっていました。

東側の一角は、紅葉が始まり、
金色に染まっていて

その中には一本だけ
大きな木が、長く影を伸ばしていました。

木の根元には、洞窟があり

西側の斜面には、
突き出た小さな岩もあって

どちらも子供たちの
格好の遊び場所になっていました。

ゆるやかな尾根を伝い

流れに沿って下って行ったところには

自然にできたトンネルも
口を開けています。

なだらかな裾野の村には
人間たちが平和に暮らしていましたが

若者たちは
「この山の向こうには、大きな希望があるに違いない」と
夢を膨らませるのが常でした。

何人かの若者は、勇気を出して
山を越えようとしました。

普段は穏やかな山ですが

そこは何といっても自然の生き物。

何かのはずみにふと
牙をむくことが、ないとはいえません。

若者たちは、用心しながら進みます。

やがて

山の向こうに希望の光が見えてきました!!

思った通りだ。「山が当たった」と

若者たちは大喜び。

しかし、近づいてよく見ると
それはただの

「ひと山100円」のバナナなのでした。

「ひと山」当てるつもりの若者たちでしたが
手に入れたのは、わずかな報酬が「関の山」・・・

という、山のお話。

おしまい。

  

 

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手とり足とり

2012-10-30 20:30:00 | 犬の生活

ご飯を食べる時は
ケージの中と決まっています。

舌なめずりをしながら
待っています。

なかなか来ないねぇ。

落っこちそうなほど
身を乗り出しながら
右手がひょいと、上がっています。

今度は左手が上がりました。

また右手。

ふたたび、左手。

次はまた右手が上がるかと思えば
今度は意表をついて、左足が上がります。

そして期待にたがわず
右足が!

Cocoさんの手足はこのように
なにかを期待して待っている時
一本ずつ交互に、上に上がります。

必ずもらえるのですから
浮足立つ必要はありませんよ。

それとも、
こんなに待たされたんじゃ、お手上げだ、と
言いたいのでしょうか。

余計なことを言っていて
揚げ足を取られないように
気をつけましょう。

やがて待ちきれずに立ち上がりますが
やっぱり前足は、交互に上がります。

「左上げて」

「左下げないで、右上げない」

・・・無視ですか。

 

ご飯を目の前にして待たされるのは悔しいですが
手も足も出ないCocoさん。

やがてようやく
ありつけました。

こぼしたものもしっかり拾って

口の周りもしっかりぬぐって

ごちそうさまでした。

一挙手一投足が面白い

Cocoさんです。

 

 

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毒を食らわば

2012-10-29 20:30:00 | 犬の生活

遊歩道の途中で
綺麗な花をみつけました。

キダチチョウセンアサガオ

別名 エンジェルストランペット

その名の通り、
天使のトランペットのような花ですが
実は、有毒植物とのこと。

そう聞いたとたんに急に
毒々しい姿に見えてくるから不思議です。

眠いのに
無理やり起きているのは

からだに毒。

「まて」をしている間に
すぐそばにあるおやつは

目の毒。

待ちきれずに勝手に食べ始めてしまうなんて

飼い主が
気の毒。

平気な顔で
「毒を食らわば皿まで」とばかりに
食べつくすCocoさん。

気のせいか
悪そうな顔をしています。

通りすがりのにゃんこ。

「繋がれていないと
外に出られないなんて、
まーなさけない。ぷぷぷっ」

と、毒舌。

「ふん。衣食住を確保する
甲斐性もないくせに」と

毒を以て毒を制してやればよかったのですが

気の小さいCocoさん、
すっかりにゃんこの毒気にあてられて

一言も
言い返すことが
出来ませんでした。

毒にも薬にもならない

わんこですね。

 

 

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復活のきざし

2012-10-28 20:30:00 | 犬の生活

夏の終わり。
小さなこの公園は、ネコジャラシの群れに
完全に乗っ取られていました。

整備を試みたものの
途中で断念した様子が見てとれましたが

久しぶりに訪ねてみたら
なんと、きれいに
草刈りが完了しているではありませんか。

一面にネコジャラシがはびこっていたものが

刈り取られ
一か所に集められて
ちゃんと地面が見えています。

 

こちらは荒れていたころの
「さんごじゅ」の木と、その名札ですが

今はすっきりとした全身を
現わしています。

部分的には若干
ネコジャラシが残っていますが

合間からは秋の花が
ネコジャラシに負けない強さで

姿をのぞかせています。

こちらにも、
名札を立てた木が生えていますよ。

どれどれ、とのぞきこんでみましたが・・・


おや、逆さまですね・・・。

そういう場合は仕方がないので
こうしてCocoさんも、

逆さまになって
名札の文字を読みましょう。

いずれ公園の整備が進めば
名札もおそらく
正しい向きに、
直してもらえることでしょう。

早くこんな姿で
遊べる公園が

復活すると、
良いですね。

 

 

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膝づめ談判

2012-10-27 20:30:00 | 犬の生活

近頃のCocoさん。
以前にもまして
清掃車が苦手になりました。

作業しているところに出くわすと
大慌てで、私の膝の上に乗ってきます。

清掃車が立ち去ってしまうまで
一歩も先に進めません、と頑張っていますが

こんな中腰の体勢で
あなたの体重を支える私は
たいして歩かないうちから
膝が笑ってしまいますよ。

また別の日。

車道を行く別の清掃車を見かけて

やはり、落ち着きをなくすCocoさんです。
ただ静かに走り抜けていっただけの清掃車に
よく気がつきましたね。

よほど敵対視しているようです。

写真では分かりづらいですが
これも、私の膝の上。

清掃車が見えなくなるまで
決して油断はしません。

このように、Cocoさんにとって
飼い主の膝の上は緊急避難場所のようですが

家にいる時のCocoさんは、別の理由で、
膝の上に乗ってくるときがあります。


それは、
飼い主が外出の支度をしていることに気づいたとき。

Cocoさんはあわてて、飼い主の膝の上に飛び乗り
体重をかけて
それを阻止しようとするのです。

この上で、寝ることだって辞さない覚悟のCocoさん。

これがほんとの、膝まくら。
いや、まくらどころか、膝ベッド。

そんな様子を見ていると
飼い主の膝の上がCocoさんにとって
緊急避難場所なのかどうかが
怪しくなってきます。

そこまで考えて

「あ、そうか」と
ぽんと膝を打つ私です。

清掃車に出会って怖いから
膝の上に避難したわけではなくて

Cocoさんはきっと
飼い主が、一人で逃げ去ってしまわないように
体重をかけて
阻止しているのですね。

信じあっているようでいて
溝のある、あなたと私。

一度膝を突き合わせて
じっくり話し合ったほうが

よさそうですね。

 

 

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