Cocoさんは、実はほとんど吠えません。
玄関のチャイムが鳴っても
慌てて部屋の中を走り回るばかりで
吠えることはありません。
玄関から
宅配便や郵便局の人の声が聞こえてきても
じっと黙って待っています。
「遊びましょう」と家族を誘うときも
「キュゥ」とか「クーン」という声は出しますが
「わん」「きゃん」という類の発声は聞かれません。
時には「むにゃむにゃ」「おおぅ」「あぁ~んん」など
異国の言葉で饒舌に語ることはありますが
それでも犬らしい声で吠えることは、ありません。
こんないたずらをされても、吠えません。
ぞうさんと、夢中になって遊んでいるとき
顔だけ見ていると、かなり興奮しているように見えますし、
動きは激しくなりますが、
それによって、吠えるということはないのです。
「弱い犬ほど、よくほえる」と言いますからね。
臆病者に見えても
Cocoさんの心は、本当はとても強いのかもしれません。
しかし、よそのわんこから逃げ惑ったり
ちょっとした風におびえている様子を見ていると
本当は強い、などというのはただの寝言かと思われます。
どちらかというと
「怖くて声も出ない」状態に
近いのではないでしょうか。
そんなCocoさんですが、
ごくたまに、思わず吠えてしまうことがあります。
熟睡しているときの、チャイムの音。
来客に対する警戒ではなく
単純に、驚きによる悲鳴。
窓の外ではためく洗濯物のシーツや
風で移動していく、干してある傘にも
時には吠えてしまいます。
しかしそんなときでも、Cocoさんの吠え声はささやかで
「おふっうふっ」「ぐふっ」としか聞こえません。
よその人が声だけ聞いたら
「風邪を引いた人が咳き込んでいる声」にしか
聞こえないと思います。
それでもCocoさんはCocoさんなりの
声とタイミングで
勇ましく吠えているつもりなのです。
わかりました!
「弱い犬程、よく吠える」
なのではなくて
「弱い犬、程よく吠える」
なのですね!!
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