Quaint Coco

ヨークシャテリアCoco(2008年7月20日生♀)の生活と雑感を、写真と想像で綴ったブログ。毎日更新。

夢を叶える

2011-09-28 20:30:17 | 空想・妄想

Cocoさんがシロツメクサの野原で休んでいると

シロツメクサの地面がもこもこと盛り上がって

 

あっというまに
こんな姿になりました。

 

「わたしはかねてから、
動物の姿になりたかったのです」と
シロツメクサでできたにゃんこは言いました。

「これで夢がかないました」

「それはよかったですね」
と、Cocoさんは祝福します。

 

またある時は
すっかり色を変えた落ち葉や木の枝が

 

むくむくと起き上がって

 

ブタの姿の花籠に、姿を変えたのです。

「形あるものに変身するのが
長い間の夢でした。
いつも葉っぱたちと一緒にいられるし
もう最高です」


枝や蔓で編まれたブタさん花籠も
ご機嫌で言いました。

みんな夢を叶えたんだなあ。
と、Cocoさんは感心しました。

よーし。
自分も頑張るぞ。

 

Cocoさんの夢は空を飛ぶこと。
きっとこの夢を、叶えてみせよう、
と、心に決めました。

 

空気の抵抗を少なくするために
体を流線形にする練習をします。

 

こんなふうに
キーン、と飛ぶんだよ。

イメージトレーニングも
欠かしません。

 

そしていよいよ
飛び立つときがやってきました。

空を見上げて・・・

 

えいやっ!!

 

飛んだっ!!!

と、思ったら
失敗でした。

残念ですがわんこは
そう簡単に空を飛ぶことはできないようです。

 

 

とんだことでしたね。

いいえ。
とんでもないことです。

 

おしまい♪

 

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「どうぶつ幼稚園の謎を解け」解決編

2011-08-30 20:27:14 | 空想・妄想

どうぶつ幼稚園の園長先生から
謎の解決を依頼されたCocoさんです。

赤青黄、三つの塔のうち、正解は一つ。
子供たちのうち、カギを握る子供はたった一人です。

赤黄のボールと
印の付いた三つのひらがなから

守り神様が封印されている塔と
それを開くことのできる子供を
Cocoさんは、正しく読み解くことができるのでしょうか。

ずっと考えていたCocoさんは

「そうか。わかった!」

と一声叫び
やっと立ち上がりました。


 

赤黄のボールだから
二色の塔のうちどちらかだろうと思ったけれど、
それが間違っていたんだ。

このボールには「青がない」
きっと、封印した誰かは青い色が嫌いだったんだ。

青がいやね・・・青いやね・・・青い屋根・・

つまり『青い屋根』の塔に、
守り神様は封印されているに違いない。

 

そして三枚のひらがなは、
五十音表の中にあった。

だから、「う」の下には「え」、
「う」の上には「い」がある。

数字は、それぞれの文字を並べる順番。

つまり1番初めの文字が「え」、4番目が「い」

「な」の前には「と」、これが2番目。
「な」の次には「に」、これが3番目。

 

「ゆ」の左隣にはラ行う段の「る」、これが5番目。

5つの文字を番号順に並べてみると

「え・と・に・い・る」

動物たちのうちで
干支、つまり十二支に含まれている子が
封印を解く力を持っているのです。

と、いうことは・・・

 

 

「みつけたっ。きみだ!!」

そう。カギを握る子供は、
うさこちゃんだったのです。

 

やったやった。
どうもありがとう。

校長先生は大喜び。

 

さっそく、うさこちゃんは青い屋根の塔に上り
封印されていた扉を開きました。

すると中から
不思議な光が当たりを照らし・・・・・・


出てきたのは、
一匹のタヌキさん。

「や~れやれ。
やっと外に出られたわい」

とタヌキさんは、甲高い声で言いました。

「本当にあなたが、幼稚園の守り神様ですか」
Cocoさんは半信半疑。


「そうともさ。
これからひとつ、子供らのことも、あんたのことも
幸せにしてあげようね」

 

「そ、それはどうもありがとう・・・」

お礼を言ってはみたものの、
やっぱりもうひとつ、納得がいかないCocoさんなのでした。

おしまい♪



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「どうぶつ幼稚園の謎を解け」問題編

2011-08-29 20:26:50 | 空想・妄想

どうぶつ幼稚園の園長先生は困っていました。

実は幼稚園の守り神様が
もう何十年も前から
幼稚園の三つの塔のうちのどれかに、
封印されていることが分かったのです。

守り神様を解き放てば
幼稚園の動物たちは今よりもっと楽しく、
幸せに暮らせるに違いありません。

しかし、三つの塔のどこなのかが、わかりません。

黄色の塔なのか

 

赤い塔なのか、それとも青い塔なのか。

 

しかも、封印を解く力は
幼稚園の子供たちの中の、ある一人が持っているというのです。

その子供自身、そのことを知りません。
幼稚園の中に隠されている手がかりから
正しい塔と子供を
みつけなくてはいけません。

 

くまたくん、にゃあちゃん。

うさこちゃん、、くまおくん。

みゃごくん。

きりんちゃん。

ぱおくん・・・

力を持っているのは
いったい誰なのでしょう。

 

そこへ、びよよん、と
われらがCocoさんの登場です。

 

園長先生はCocoさんに悩みを打ち明けました。

「間違った塔に間違った子供を連れて行ったら
どんな恐ろしいことが起こるかわかりません。
謎を解くカギは、幼稚園にあるはずです。
正しい塔と子供を、みつけてください」

「なるほど。話はよくわかりました」

Cocoさんは頼もしくうなずきます。

 

さっそく幼稚園の中を見て回ると
「あいうえお表」のなかに、
いくつか印の付いたものがありました。

ひらがなの周りに
小さく数字が書かれています。

この三枚です。

そして「あいうえお表」の後ろの隠し扉の中には
黄色と赤の二色のボールが隠されていたのです!!

 

印の付いた三つの文字と
一つのボールから
Cocoさんは、封印を解く力を持つ子供と
正しい塔の色を、知ることができるのでしょうか!!


Cocoさんは知恵を絞ります。

 

「解決編」は、あした♪

 

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一(ワン)休さんのとんち話

2011-08-24 20:28:25 | 空想・妄想

一(ワン)休さんは、とんちで名高いわんこです。

 

第一話 このはしわたるべからず

「このはしわたるべからず」
この看板を見た一休さんですが、
橋を渡らなければ、目的のお店に行かれません。
そこで、とんちをきかせて、はしを渡らずに真ん中を渡ってみせました。

ある日、一(ワン)休さんが近所の人工池で遊ぼうとすると
そのそばに、こんな看板が立っていました。

「みずに入るべからず」

せっかく遊びに来たのに、
池の中に入れないのでしょうか。

そこで、一(ワン)休さんは考えました。

「見ずに入るべからず」なのだから
しっかり目を開けて、よく見ながら入ればいいのです。

そして、水遊びを散々楽しみましたとさ。

 

第二話 ふたをとらずに

屋敷の主人は一休さんに
「お椀のお汁を、ふたを取らずに食べてください」と
難題を持ちかけてきました。
一休さんは「それならふたを取らずに、温かいものと取り換えてください」と切り返し
屋敷の主人をやり込めました。


屋敷の主人は一(ワン)休さんに
「ふたを取らずにこの箱の中に入ってください」と
難題を持ちかけてきました。

箱には四角い穴が開いてはいますが、とても小さくて、
ふたを取るとか取らないとかいう問題以前に
一(ワン)休さんには、中に入れそうにありません。

 

さてさて、どうしましょう。

一(ワン)休さんは考えます。

昔のアニメの一休さんも、知恵を絞る時にはこんなふうに
指をこめかみにあてていましたっけね。

 

ひらめいた!!

一(ワン)休さんは、箱から遠く離れて
屋敷の主人に、穴の中をのぞかせました。

ほーら、これで私が、
箱の中に入っているでしょう。

 

箱を横に倒せば
全身入ることだってできますよ。

こうして、屋敷の主人をやり込めましたとさ。

 

第三話 屏風の虎退治

屏風の虎が、夜な夜な出てきて困るので、退治してくれないか。
殿様にそう頼まれた、一休さん。
「それでは虎を屏風から出してください。そうすればすぐに
つかまえましょう」と提案し、
殿様を感心させました。


ぬいぐるみのトラが、
高価な絵画を盗もうとして困るので、何とか阻止してくれないか。



殿様にそう頼まれた一(ワン)休さん。
このトラちゃんが、そんなことを考えているのですか。

 

とてもそんなふうには見えません。

 

しかし、殿様の命令ですから
とんちを使って何とか、期待にこたえなくてはいけません。

うーんうーんと考えます。

 

そうだ!!

一(ワン)休さんは、何か思いついたみたいです。

 

このトラちゃんを

 

向こうの海岸に、置いてくればいいのです。

 

そうすれば、海岸の中にトラが入って

「かいが トラ ん」つまり「絵画盗らん」になるから
トラちゃんに絵画を盗まれることはありません。

 

そう言って一(ワン)休さんは、
殿様を感心させましたとさ。

 

おしまい♪

 

 

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創作「公園の象さんの小さな秘密」

2011-08-14 20:32:36 | 空想・妄想

あまっている写真を並べて
今日は創作物語。


 

小雨の中を散歩していたら
呼び止められました。

傘立ての中にいた小さなワンちゃんです。

「もしもし、Cocoさん。
公園の象さんのことで、
おかしな噂を聞いたのです。実は・・・」

「えっ。公園の象さんがおかしいだって」
Cocoさんはびっくり。

 

公園の象さんといえば
初めて会ったときは、
大きくて怖かったものでしたが

顔が怖いだけの
ただの造り物だとわかってからは
平気で近づけるようになったのです。

今ではちょっぴり
親しみさえ、感じています。

 

その象さんの一大事とあっては
放ってはおけません。

Cocoさんは話を全部聞かずに
飛び出していってしまいました。


「慌て者だねぇ」
「ほんとだねぇ」
うさぎの親子が、あきれています。

 

公園に向かう途中で、
レインコートを着たお地蔵様を見かけました。

象さんがもし、
雨にぬれて困っているのだったら、
このレインコートを借りてあげましょう。

 

ところが、公園についてみても
象さんに、おかしな様子は見られません。

雨にぬれてはいますが
特に困ってはいないようです。

おかしいねえ。
そう思いながら公園を後にすると
今度は別の置き物ワンコに声をかけられました。

「公園の象さんは、雨に困っているわけじゃないよ。
足元を、よく見てごらん」

足元だね。わかった。
Cocoさんは急いで、公園にとってかえします。

 

Cocoさん・・・
がんばれよ。

置き物ワンコはCocoさんの奮闘を
やさしく見守っています。

 

教わったように、
象さんの足元を見てびっくり。

前脚の後ろに、大きなくぼみができていたのです。
昨日までは、なかったものです。

この穴はいったいなんでしょう。

少し考えて、気づきました。
これは象さんの足跡!!
造り物だとばかり思っていた象さんが
一歩前進していたのです。

 

「象さんが、動いた~!!」



「Cocoさん。とうとう私の秘密を知ってしまいましたね」
象さんは、しゃべることもできるようです。

 

「知られてしまったからには、もうこの街にはいられません。
さようなら。さがさないでください」

象さんはゆっくりした足取りで
Cocoさんから離れていきました。

「待ってください。象さん」
Cocoさんは、慌てて引き止めます。

「私は誰にも言いません。
このことを知っている、ほかの造り物のワンちゃんたちも、
みんなきっと秘密を守ってくれますよ。
だからここで仲良く暮らしましょう」

「本当ですか」
「本当ですとも」

 

「ありがとうCocoさん。
お礼に私の足跡のこの穴は
Cocoさんのために、いつでもあけておきます。
『穴があったら入りたい』ときには
ぜひ使ってくださいね」

 

 

「それはどうも、ご親切に」

そんな日が来なければいいなあと、
こっそり思う、Cocoさんでした。

 

 

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