2019 11/14 爆弾低気圧通過でしたが、関東では木枯らし1号は夕方時点では吹かなかったとのことです。北日本から真冬並に寒くなっています。
さて、中国北斗は1週間前の11/05に傾斜静止軌道衛星(おそらくIGSO)を打上げたはずですが、まだ米国NORADは番号など打上げ情報を公開していないようです。中国は50機近くの北斗衛星打上げには失敗していないことを誇ってきました。
NORADの最新打上げTLEリストが以下のURLで公開されています。
https://www.celestrak.com/NORAD/elements/tle-new.txt
を見ますと、以下のように連続する一連の中国衛星打上げについて、11/04打上げの2019-073系列と11/13打上げの2019-075系列との間の074系がスキップしています。ここが11/05に打上げた北斗ではないかと推測されます。
2019-073A
1 44709U 19073A 19309.39904418 .00130753 53028-6 68867-2 0 9994
2 44709 28.5100 306.4642 7308494 180.0285 169.3086 2.28038828 22
2019-073B
1 44710U 19073B 19317.72773804 .00032975 35122-7 34643-3 0 9994
2 44710 28.4604 303.1383 7235100 184.6784 160.2299 2.39274898 224
2019-075A
1 44777U 19075A 19318.20690671 .00006660 00000-0 42398-3 0 9991
2 44777 97.5410 22.9896 0010641 258.9031 187.9896 15.09059542 168
2019-075B
1 44778U 19075B 19318.21946920 .03545522 23815-5 41533-3 0 9996
2 44778 97.5087 22.9549 0333506 22.2231 339.3369 15.66854547 154
前回の9月打上げの例では、打上げ3日後にはNORAD番号が分かりました。今後の情報に注目する必要があるかもしれません。
だんだんと下旬へ向けて南半球上空は太陽合接近の慌ただしい様相です。
太陽赤緯出合い型のインドNavIC東輪1Dー西輪1Bペアの同期太陽合の生起か、太陽赤緯追い付き型の中国BD-IGSO三姉妹(東輪3,中輪3-1,西輪6)同期太陽合の生起かとい選択でしょう。おそらく後追い型が遅れるでしょう。
さらには軌道図の東端を北上する見落としやすい太陽赤緯出迎え型の日本のQZS-2の単独太陽合もからんできます。慌ただしい太陽合の中で年末になります。
昨年と比較しての同期差のズレの変化が、インドペアや中国三姉妹や、日本QZS-4やQZS-2の各機においてどうなってゆくのかが興味深いところです。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 11/14 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2019 11/14 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。
さて、中国北斗は1週間前の11/05に傾斜静止軌道衛星(おそらくIGSO)を打上げたはずですが、まだ米国NORADは番号など打上げ情報を公開していないようです。中国は50機近くの北斗衛星打上げには失敗していないことを誇ってきました。
NORADの最新打上げTLEリストが以下のURLで公開されています。
https://www.celestrak.com/NORAD/elements/tle-new.txt
を見ますと、以下のように連続する一連の中国衛星打上げについて、11/04打上げの2019-073系列と11/13打上げの2019-075系列との間の074系がスキップしています。ここが11/05に打上げた北斗ではないかと推測されます。
2019-073A
1 44709U 19073A 19309.39904418 .00130753 53028-6 68867-2 0 9994
2 44709 28.5100 306.4642 7308494 180.0285 169.3086 2.28038828 22
2019-073B
1 44710U 19073B 19317.72773804 .00032975 35122-7 34643-3 0 9994
2 44710 28.4604 303.1383 7235100 184.6784 160.2299 2.39274898 224
2019-075A
1 44777U 19075A 19318.20690671 .00006660 00000-0 42398-3 0 9991
2 44777 97.5410 22.9896 0010641 258.9031 187.9896 15.09059542 168
2019-075B
1 44778U 19075B 19318.21946920 .03545522 23815-5 41533-3 0 9996
2 44778 97.5087 22.9549 0333506 22.2231 339.3369 15.66854547 154
前回の9月打上げの例では、打上げ3日後にはNORAD番号が分かりました。今後の情報に注目する必要があるかもしれません。
だんだんと下旬へ向けて南半球上空は太陽合接近の慌ただしい様相です。
太陽赤緯出合い型のインドNavIC東輪1Dー西輪1Bペアの同期太陽合の生起か、太陽赤緯追い付き型の中国BD-IGSO三姉妹(東輪3,中輪3-1,西輪6)同期太陽合の生起かとい選択でしょう。おそらく後追い型が遅れるでしょう。
さらには軌道図の東端を北上する見落としやすい太陽赤緯出迎え型の日本のQZS-2の単独太陽合もからんできます。慌ただしい太陽合の中で年末になります。
昨年と比較しての同期差のズレの変化が、インドペアや中国三姉妹や、日本QZS-4やQZS-2の各機においてどうなってゆくのかが興味深いところです。IGSO/QZSSの軌道運動位相差を太陽系慣性座標規模で捉える基準として、太陽合同期状態の分析が効果的といえるでしょう。まずはしっかりとした2年目のデータを揃えることを目標とします。
以下のQZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 11/14 QZS/IGSO軌道の2倍拡大アニメGIFを記録します。
2019 11/14 QZS/IGSO軌道の4倍拡大アニメGIFを記録します。
インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。
平成期の日本宇宙陣は欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS計画実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
中国側は日本QZSSの自立した踏ん張りを見守りながら、将来のIGSOエコシステム構築の展望を描いているでしょう。これがインドのIRNSS NavICや、ロシアが計画中のポストGlonassたる高々度亜QZSS型衛星軌道セグメントの実現にも大きな影響を与えるでしょう。