南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

21.4.22 東京新感染急増861 48(前週729 37 前々週545 41) 5月連休明けの印NavICペア東西並立太陽合まで約3週間、東アジア緊迫下でのモニタリング重要

2021年04月22日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 04/22-04/23 おはようYRP 令和まで7日 アジアン生き残り戦略を u-blox Sky&Level Plots 24時間モニタ

YRPにおけるu-blox M8N受信機によるL1C/A信号のモニタリングです。YRPでのGNSSモニタリングは令和元年5月までを期限とします。YRP令和モバイル5G戦略には、......

2020 4/22 コロナ東京新規感染者132名 QZS-4太陽合徐々アウト⇒5月:南下NavIC-1B,1Dペア⇒6月:QZS-2⇒6月:北上BD三姉妹

本年と昨年の4/22の比較については、以下引用記事と比較しながらご覧ください。1年前記事との比較により、この1年間での日本社会の変化を垣間見ることができます。2019 04/21......

2021.4.22 東京新感染急増861 重症48(前週729 37 前々週545 41)
5月連休明けのインドNavICペアの東西並立太陽合まで約3週間です。東アジアとインド・西太平洋の緊張の高まりからみて、QZS/IGSOのモニタリングは重要な課題です。

https://www.n2yo.com/?s=42951|42917|36828|37256|37384|37763|37948|41434|42738|37158|42965|39635|40547|41241|44441|43286|43539|44204|40938|40549|44709|44337
のn2yoサーバによるアジアンQZS/IGSO軌道群図を、以下の2通りの縦横QZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
(お待たせしています。毎日18時JSTまで8時間分のスナップショットデータが揃ってから、アニメGIFにしていますので18時以降までお待ち下さいね。)

2021.4.9 QZS/IGSO軌道の3.5倍縦アニメGIFを記録します。
西NavIC軌道までカバーするように経度方向に西側へ拡大しました。今後はこの軌道図のモニタリング一本に絞ってゆきます。


約1週間のご無沙汰の間に、太陽軌道はすでに赤道から大きく北側に北上してきており、北回帰線までの半分近くに到達していることが分かります。
南下してくるインドNavICについて、東西両軌道衛星との並行同期太陽合への遭遇を、太陽が心待ちにお出迎えに来ているかのようです。

なお以下のようなコマンドによるImageMagickを使用する240枚のスナップショット画像のアニメGIF作成に要する時間は、SSDに換装したことにより半分近くになり、高速化となりました。
>magick convert -layers optimize -delay 15 -loop 0 *.jpg QH2021mmdd.gif

具体的には約130秒から70秒くらいにまで高速化されました。今回のクラッシュの思わぬ副次効果といえます。2分間と1分間では待っている気持ち的には大きな差になります。



インドNavIC系については、NavIC-1D,1E同期プロットの正象限と反象限の切り替りは黄道に近接して起きていることがわかりました。昨年4月初めに起きていたNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代からちょうど半年経って、昨年10月初めにNavIC -1Eと NavIC-1Iペアの東西両輪での遠近交代が起きています。相棒の東西両輪NavIC-1Dと -1Bペアについては位相が重なり過ぎのためか、こうした現象は見えません。NavIC IGSO 4衛星について太陽軌道との交点問題について、位相幾何学的な象限問題があります。インクリの一番小さいIGSOであるNavICにおいて、太陽軌道との交点問題の位相幾何学的な象限問題は、一番理解し易いことが見えてきました。軌道線間の交点の解が2つの象限に分かれる場合にどちらを選ぶかという問題です。

この半年ごとに生起するNavIC -1Eペアの遠近交代のタイミングが、ちょうどQZS-1軌道太陽最短距離が交差するのは日印の宇宙空間ご縁の偶然的発見といえるでしょう。インド太平洋経済構想に日本QZSSとインドNavICが果たすべき役割の鍵を暗示しているかもしれません。

新型コロナ疫対応での東アジア各国の科学技術力は、欧米に対して先進的になってきています。本ブログが扱ってきているアジアQZSS/IGSO技術を、現在の新型コロナ疫における「検査・追跡・保護」基盤にて存分に活かすためには、アジア特に中・印の科学技術力は国際社会に対してより誠実かつ透明であるべきといえるでしょう。このためにも、特にわが国とQZSS測位衛星の果たすべき役割は重要でしょう。

衛星の軌道6要素は、春分点や軌道仰角や昇降点引数など殆どが太陽中心座標系と密接しています。太陽合エベントは衛星軌道運動の特徴を把握できる優れたキーといえます。特に月面着陸などの将来実験においてIGSO/QZSSの軌道運動位相を太陽系慣性座標(前世紀用語で歴表時系)規模で捉える基準として、太陽合同期状態の活用・分析が効果的といえるでしょう。

インド・太平洋宇宙連携の中核となる大国インドの宇宙大国化動向などユーラシア上空のQZSS/IGSO軌道運動を、測位衛星と太陽との天体エベントに注目して頂くことができればと思います。


平成期の日本宇宙陣は、欧米のMEO重視の壁を乗り越えて、先駆的RNSSとして脱MEOという大胆なQZS軌道測位衛星実現を頑張りぬきました。これが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBDSS-IGEO/IGSOの充実を産み出したといえるでしょう。日本はQZSSを月面探査日印協力を基盤に軌道運動・測位へ活用展開を目指すべきでしょう。
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