南十字星からアジアQZSS(日)/IGSO(中・印)を眺める

グローカルイースト視点
アジアQZS/IGSO軌道モニタ
高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2019 05/05 QZS-4合総括と次のNavICとQZS-2との太陽合競争 IGSO/QZS軌道群の2/4倍拡大アニメGIF

2019年05月05日 | アジアンQZSS(日)/IGSO(中印)軌道
2019 05/05 以下のQZS-4軌道太陽合の総括画像です。


次いで、すれ違い型のインドNavIC東西両輪1D機/1B機と日本QZS-2の同期太陽合が競争的に進展する様子が見えてきました。どちらが先に太陽合となるでしょうか?

このいずれも衛星側が北から降りるすれ違い型太陽合のため、おそらくスピーディに進むことでしょう。順調に行くようでしたら、これらについても追いつき型との比較を込めて総括画像の作成を目指します。

2018年前半から太陽合カテゴリーを継続してお読みの方々には、2019年の同様な太陽合生起は前年よりも、数日から2週間程度早め早めに合生起が起きていることにお気づきのことと思います。

以下の新QZS/IGSO軌道描画フォームにアニメGIFを記録します。
2019 05/05 QZS/IGSO軌道を2倍拡大アニメGIFを記録します。


2019 05/05 QZS/IGSO軌道を4倍拡大アニメGIFを記録します。


平成の日本宇宙陣の先駆的な脱MEOという大胆なQZSSの頑張りが、アジアのGNSS情勢のMEOからの脱皮、端的にBD-IGEO/IGSOの充実を産み出しました。今後の中国測位宇宙セグメント戦略を読み取ることが重要でしょう。これはインドやロシアの測位衛星セグメント将来計画にも大きな影響を与えるでしょう。

平成期GNSSの欧米型MEO主流から、令和期ではアジアでは高々度QZS/IGSO/IGEO型へ、米国などでは逆に低高度LEO重視の傾向が見えます。IGSOなら米州地域ファーストになりますが、低高度LEOビジネスモデルでは米国ファーストにはならないはずです。とにかくIGSOとLEOの両宇宙測位方式は令和期に測位成果を大いに競い合うべきでしょう。

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