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高橋冨士信 fj鷹@gmail.com

2018 08/27 通商白書2018における中国ICT産業分析

2018年08月27日 | 東京コロナ禍ー太平洋島嶼国
産業省が取りまとめた通商白書2018
http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2018/2018honbun/index.html
では、第Ⅱ部の分析編の1章をまるごと中国産業分析に注力しており、多数の図面とともに、多くのページを割いている。

日本からみた中国産業観は、急成長ぶりびっくり仰天型と、意図的ともいえる貶め評価型に分かれているように思われる(ただ、見ないふり無関心層が一番多数派ではあるが)。

今回の2018通商白書が中国の統計分析に1章をまるごとあてていることは、客観的な中国観を持つ上で貴重なデータを提供していると評価できる。

第3章 急速に変化する中国経済
第1節 中国マクロ経済動向
第2節 新産業の躍進
第3節 中国の対外貿易投資に関する分析
第4節 日本企業にとってのビジネスチャンス

全産業に通じている人は少ないと思われるが、第2節の新産業の躍進はICTに関わるところが多く、本ブログの関心分野と共通するところが多い。しかし第2節だけでも分量は多く、なかなか読みきれないところである。

トランプ米政権が中国を標的にした強硬な貿易戦争をしかけており、米国民の4割の支持を維持していることからして、日本としても中国への無関心・見ないふり多数派ではおられない状況と思う。

通商白書がこれだけの分量の中国新産業分析を今月8月に公開しているわけで、ICT産業分野の方は、目を通すくらいは必要ではないだろうか。



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