さくらゆきの楽曲を3つ、アップロードしました。
まずは3ステージ目の最初の曲「沙羅双樹の都」
平清盛さんと平家をテーマにした楽曲です。
イントロはエレキ琵琶の音色。
特徴のある派手な音。
だけど郷愁を誘うサウンドで逆に「静寂」を感じさせます。
始まったメロディはアップテンポでキャッチ―だった。
歌詞はさくらさんの特徴「綺麗」「お洒落」なフレーズ。
テーマに沿ったキーワードをバランス良く配置。
センス良くまとめられている。
もう一つ彼女の特徴である「男性目線」で詞が紡がれていた。
その見方が粋でクール。
さくらさんご本人は小悪魔的。
幼く見えたり妖艶に見えたりと表情が変化。
属性はきっと「S」に違いない。
唄いながら曲の世界を「演じている」みたいだった。
さくらゆきステージの魅力の一つが振り付け。
この曲での見所はもう決まり!
サビの「煌く星のような 麗の都よ」の時にさくらさん、
左脚を軽く上げる。
その仕草がメッチャ可愛い!
さくらゆきの振り付けは基本的にシンメトリー。
相方のゆきさんも脚を上げる。
そこは鏡合わせではない。
それやっちゃうとダブルで可愛い過ぎか。
続いて「はなまち」
タイトルそのまま「花街」に生きる一人の女性を描いた楽曲。
これは難しいテーマですね。
いわゆる「遊郭」も花街に含まれます。
そちらは相当に悲惨な暮らしだったそうですね。
何度も堕胎した挙句に「妊娠しなくなったら一人前」だったとか。
そんな彼女らの悲哀に満ちた曲?
聴いたらそっち系ではなさそうだった。
芸者さん・舞妓さんなどお座敷の華を描いてる?
芸の道に精進した妙齢のお嬢さんを想像。
落ち着いたおしとやかな美人さん。
時折見せる寂しげな表情の訳は何?
好きになった人のことを忘れらない。
儚い恋心を抱き続けていた。
そんな情景が頭に浮かんで来た。
「想い続ける情念」で思い出すのが「秒速5センチメートル」
小学校卒業を機に転校で離れ離れになった二人。
中一の冬に一度だけ大雪の中で再会して一夜を過ごす。
成長して青年になっても彼女のことを忘れられない彼。
結婚を控えて幸せの只中に居た彼女。
「想い続けるのは男だけで女は綺麗に忘れられる」
「秒速」と「はなまち」は真逆の内容なのかも。
「秒速」は男性目線で「はなまち」は女性目線だからかな?
ステージ上のゆきさんは男性的な雰囲気を放つことがある。
(隣に「小悪魔」が居るから余計にそう見える?)
それでいて彼女が紡ぐ歌詞は実に「女性」している。
繊細でナイーブなストーリーだった。
感情を込めて唄う彼女の姿はとても綺麗に輝いていた。
ラストは「桜雪」です。
「歴史系アーティスト」の彼女たちにしては珍しく現代が舞台。
テーマは色んなことからの「卒業」だそうです。
高校生活?の日常の中で仲良しの「彼」との思い出。
付き合うでもなく離れるでもない微妙な関係が続くと思っていた。
そんな蜜月も卒業という区切りで終わりを迎える。
「もっと勇気が持てたなら」
後ろ向きの後悔ソングではない。
立ち止まった状態から卒業して恋へと向かう。
決意を秘めた女性の気持ちを綴ったのかな。
とても明るい楽曲で凄く気に入りました!
曲の内容に合わせて「セーラー服で唄おうか?」と検討も。
いやそんな、おじさん喜ぶけど笹尾山だし。
遠慮したのは賢明かな。でもいつか見たいかもw
振り付けがフォークダンスっぽくて凄く可愛いかった。
さくらさんが男性目線でゆきさんが女性目線。
その括りは勝手な見立て。
違うタイプの二人が相乗効果を発揮しているのは明らか。
二人出会わなくても各々が自分の道を見つけていたはず。
偶然の積み重ねで二人が出会い音楽の道を歩き始めた。
そんな二人の活動を知ることが出来たのも奇跡かも。
P.S.マネージャーさん色々有難うございました。