9日（木）と10日（金）の二日間に年休を入れていた。
杵築高校の試合が9日の第四試合に予定されていた。
だったら帰省の途中で寄るしかない！
職場にタイガースマニアの先輩が居た。
初甲子園なので色々と情報を入手。
幾つかの候補からJR西宮駅近くの駐車場を選んで停めた。
入庫から24時間￥600と格安です。
JRで一駅の甲子園口駅で降りてバスを使って到着。
早速チケットを買いました。
アルプス席で応援しますよ！
掲示された対戦カードを見て実感が湧いて来た。
唯一校名に「フリガナ」されててちょっとアレですが。
まだ12時を回ったばかり。
試合開始予定は15時半なので時間はたっぷりある。
周りを観光することにして目の前のダイエーに入った。
らーめん川藤屋？
「川藤を出さんかい！」
「ホンマに出してどないすんねん」
ざこば師匠のCMでお馴染みの愛されキャラのお店か。
こちらで昼食を頂きました。普通に旨かった。
ダイエーの中で高校野球グッズも売られてた。
参加全校の校名が入ったフェイスタオルなんてお手頃。
まずキーホルダーだけ買いました。
球場前に杵高（きっこう）の旗と行列が出来ていた。
何の行列？OB・OG向けに無料でチケット配ってた！
￥500だし、いいけどね。でもウチワは欲しい！
受付の人にお願いしてウチワだけ頂いた。
それにしても、杵高の応援って人数多いな。
「KITSUKI」「十王魂」と揃いのTシャツも用意してた。
十王魂は校舎が十王台と呼ばれる高台に建つことに由来。
Tシャツは三光スポーツさんが協賛？
球場には高校野球グッズの公式ショップがあった。
何？こっちの校名キーホルダーの方が全然いい！
高級感あるし、校章も描かれていた。
「よし、これをお土産に買おう！」
荷物になると面倒なので試合後に買うことにした。
でもそれが間違いだった。
試合終わるのが遅くなりお店閉まってて買えなかった。
懐かしい顔を見つけた。
するとあれよあれよと同期の連中が続々と見つかった！
コウちゃん・マサキ・セイジ・ムラカミ・ミヤザキ・
ノリコちゃん・アーミー・智子ちゃん・スギウラ・コーノ
・ムロ・ユッコちゃん！
年齢を重ねていても、同級生の気楽さは変わらない。
コウちゃんは私同様に自分でチケット買ったらしい。
「ウチワ貰った？」と念押ししたらまだだった。
貰おうと列に並んだら目の前で無くなって配布終了。
背後の人が「あーあ、じなしじゃのぉ」と言った。
懐かしい方言にみんなで一緒に笑い合ったｗ
いよいよ時間も迫ったので入場しました。
さすが115年の伝統を誇る学校だけあるなぁ。
大勢の応援が駆けつけています。
おぉこれが甲子園球場か！凄いな！芝が綺麗だぞ！
バックスクリーンもテレビで見慣れたアレだよアレ！ｗ
そこに母校の校名が！感無量になった！
高校野球といえばこれですね。
余りにベタ過ぎて買うのが躊躇された。
「かちわり買おっか」
隣のコウちゃんと申し合わせたように意見が一致。
試合が始まり初回に杵高は二死満塁の好機を迎えた！
惜しくも無得点に終わったけど「いけるいける！」
応援も盛り上がった。
その裏の守備で選手が緊張しまくっているのが見れた。
ゴロをミットでさばけず身体で止めるケースが目立つ。
後逸するのが怖いんだろうな・・
すっかり萎縮して本来の動きが出来ない。
ボールは手につかずに投げれば暴投。
エラーを重ねて1回の裏に4点を献上。
それでも、県予選を強打で勝ち抜いた打力を信じた。
2回に校歌の演奏。
歌詞あやふやだったけど甲子園で歌えるなんて！
さぁ！ここから反撃開始じゃあ！
けれど3回裏に猛攻を浴びて大量10点を奪われた。
救いは3番手のピッチャー。
守備が落ち着き4回以降は追加点を許さない。
（4回から常総はノーヒットだっけ？）
打線も緊張が解けて時折快音を響かせ好機を作った。
日も傾いて銀傘に照明が灯された。ナイターだ！
一塁側は日陰でこれが夏の甲子園か？って涼しさ。
「らしくねーなー」快適なら快適で皆が不満を口にする。
勝負の行方は決していたけど何とか甲子園で得点を！
その願いも空しく0-14で敗れました。
初回と3回の守備の乱れが無ければ・・
緊張も萎縮もせず本来のチカラが発揮出来ていれば・・
タラレバだけど圧倒的なチカラの差は感じなかった。
甲子園に連れて来てくれた選手たちに感謝しかない！
聞いた所によると選手は全員地元の出身らしい。
そんな公立校が県予選で私学を破って晴れの舞台へ。
結果はどうあれ誇らしい後輩たちを讃えたい！
高校野球グッズが買えず残念な気持ちで球場を出た。
グッズはオンラインショップでも買えるけどね。
コウちゃん・ミヤザキ・ムラカミと四人で三宮へ。
さながらプチ同窓会となりました。
四人は中学も一緒。
コウちゃんとは幼稚園から一緒だし。
「誰々が可愛いかった」「あんな事があった」
昔話に花が咲いた。
杵高の同窓会は40歳になった時に盛大にやった。
「じゃあ次は50歳になる頃かな？」
「幹事は市役所の連中にやってもらおうか」
気ままに喋って時間が過ぎた。
私はノンアルコールビールを飲みながら。
コウちゃんの帰りの新幹線の頃合いでお開きになった。
明日も仕事らしいな頑張れ。
夢のような時間を過ごせた一日だった。
高校スポーツの中で野球は別格だと実感しました。
再び甲子園で母校の応援が出来るかな？
それは分からないけど夢は叶うものだね。
夢と呼べるくらい、母校にとって甲子園は遠かった。
だから実現したら無理しても応援に行きたかった。
「その決断は間違いじゃなかった」
今はそう断言出来ます。
