セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

国際芸術祭「あいち2022」ポップアップ!

2022年09月04日 22時15分57秒 | つぶやき

9月4日(日)
国際芸術祭あいち2022の現代美術展参加アーティスト82組中の11組が出展し、県内4地域を巡る移動型芸術祭・ポップアップ!
長久手の図書館通りにある長久手市文化の家で鑑賞して来た。

入口には芸術祭カラーのMIRAIを展示。
この車、ヘッドライトが蓮の花托みたいで気味が悪いから嫌い。


ロビーから展示が始まっていた。


AC06 和合 亮一


TK09 黒田 大スケ
《ギャラリートラック常滑》と銘打った軽トラにモニター積んで、あちこち走り回ったらしい。
常滑市は名古屋ナンバーのエリアだけどね。


常滑会場でも笑わせて貰ったがやっぱり笑える。


TK11 尾花 賢一《いつかくる日》
イチジク男か!?違うみたい・・


詩が書かれた懸垂幕で#愛の磔。


展示室ではコンパクトに作品が並んでいた。


AC20 横野 明日香
2枚の油彩画を出品。芸文センターの明るい色使いとは違うモノトーン作品だが、ダイナミックな筆致は通じるものだった。


《ダム建設》


《somewhere》


TK11 尾花 賢一《チャプター1》


ロビーの絵の彼かな。


あやしい・・
受け狙いの一発芸の様な奇妙な作品と思いがち。ところが始まりを意味する《チャプター1》というタイトルを見た途端、ここから途方もない物語が始まる予感がするから不思議。
それが制作意図?


IC07 升山 和明《SHIMIZUYA WHITE》


《SHIMIZUYA PAPER CRAFT》


IC16 遠藤 薫《火炎瓶/コーラ/沖縄/1945》
コカ・コーラと泡盛の廃瓶を使った作品。


首里城の灰、嘉手納米軍基地の赤土、辺野古の赤土、珊瑚、貝、琉球石灰岩、黒糖など、琉球泡ガラス
これら使われた素材名から、どんなメッセージが含まれているのか窺い知れる。
火炎瓶なんて物騒な名前が付けられているけれど、自由な曲線を描いたシルエットの瓶たちは芸術的で美しかった。


AC15 カズ・オオシロ
《サン・スタジオリードアンプⅡ》《無題、H鋼(2パーツ)》


アンプは空っぽ。


AR08 イー・イラン《パン・キス》


IC12 塩田 千春《Cell》
ガラスで模られた卵巣?周りに絡みつく赤いワイヤーは毛細血管に見えるが黒いワイヤーも混じっていて、さながら癌細胞のようだ。


《Cell》
壊死して黒くなった器官をイメージ?生々しいけれど、中身はコットンと布で作られている。


AC42 渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト)
《修復のモニュメント「病院」》
病院の模型が歩行器の上に置かれている。


病院は無数の金色のヒビが入っていた。


歩行器の足元にはコンクリートがら。


作品のメインはこちらの映像。
コンクリートで模られた病院のモニュメント。


破片が飛び散らない様に布を掛けて破壊。


完全に破壊された。


それを繋ぎ合わせる修復作業をしながら女性が身の上話を語る。理学療法士を目指して2軒で実習した際に、深刻なパワハラ・モラハラを受けて引きこもってしまったそうだ。


トラウマの象徴だった病院を壊し、修復することで気持ちが救われる様子を記録。
接着剤でただ繋ぎ合わせるのではなく、日本の伝統技法・金継ぎを取り入れて彩りを加えたのが印象的だった。


2Fへ。


14:00の上映にジャストだった。


IC05 小杉 大介《異なる力点》
娘と二人暮らしのおじいさん?きちんと自分の事は自分でこなす几帳面なルーティンが淡々と描かれる。


スポーツジムに通い、プロテインを飲む。年齢にしてはとても元気だが、2ループ目には次第に衰えを見せ始める。


3ループ目には歩行器の世話になっていて、外出先も身体を鍛えるスポーツジムから機能回復の理学療法施設に変わっていた。
娘もフルタイムからパートタイム勤務に?もっとも同居しているのか別居なのか、結婚しているのかいないのか、色々と思いが湧いて来た。

 

4ループではいよいよ介護施設に?
気付けば「次が見たい」と思っていたのに終わった。考える余地が多くある映像作品だった。
どこにでもある問題で、誰にでも訪れる問題。この家族は凄く恵まれたケースではあるけれど。
約50分間とボリュームはあるが観て良かった。
そして、作品の背景を知ると更に感慨も深くなった。

帰りに駐車場でデボネアに遭遇。とても良いコンディションそうで目が釘付け。


アンティークBENKEIでパンを購入。


久しぶりに寄ったら商品ラインナップも人の入りもちょっと寂しくなった?焼きたてパン業界も競争が激しそう。
アンティークは他店の人気商品を真似ることが多い印象。いつの間にかブールまで、でも食べたらグルマンのそれには遠く及ばない物だった。
はぁ、近くにパンのトラ出店して来ないかな。食パンならパントラの山切りが断トツのナンバーワンだもんなぁ。
豊田のグルマンは今月で撤退するし・・



最新の画像もっと見る