セリカ魂

「初代セリカに乗りたい!」
ゆっくり旧車ライフの備忘録

長野遠足2011(二日目)

2011年05月15日 21時08分00秒 | CELICA

朝食を食べ終えて再びペンション「青空の扉」へ。
お客さんの朝食やチェックアウトで忙しくしてる?
見た感じ、今なら落ち着いていそうだった。
思い切って声を掛けた。
放課後の図書館のロビーかよ?
出て来たのは予想外に若くて気さくそうな好青年。
昨日偶然通り掛かったこと。
浜省ファンのオーナー経営のペンションと知ったこと。
省吾所有だったポルシェを是非見せて欲しいってこと。
懸命に説明しました。
するとニコニコ笑って「いいですよ」と快諾!
ファンの訪問はよくあることで慣れている?
銀色のビニールシートを取って貰って遂にご対面!

 

凄く綺麗な状態が保たれている紅いポルシェ944。
しかもオーナーさん、鍵を開けてくれた。
「どうぞ座っていいですよ」
遠慮なしに座らせて頂いたけど舞い上がって記憶曖昧。

 

どうやら省吾の奥様が乗られていたらしい。
当然だけど省吾も乗ったり運転したはず。
曲とライブが好きなのであって決してミーハーじゃない。
つもりだけど、ゆかりの品を目の前にすると舞い上がる。
「オートマでした?」
後で皆さんに尋ねられても覚えていなかった。
その位に記憶がないとは、我ながらテンパっていたなぁ。

オーナーさんとは色々とお話し出来ました。
今回のツアーは静岡2日目に行かれたそうです。
つまり当日二人は一緒のステージを観てたことになる!
名古屋からもファンが訪れペンションを利用するみたい。
すっかりお世話になって、お礼を言って戻って来ました。

チェックアウトを済ませて10時にペンションを出発。
昨年同様お蕎麦屋「おっこと亭」へと皆で向かった。

 

あれ?この色紙って宮崎監督じゃん!
飾り方が大雑把なので逆に凄みを感じてしまった。
まるで昔のレコードショップみたいに「置いて」いた。

 

おっこと亭の店名の由来はこの辺りの地名“乙事”から?
でも皆が連想するのは「もののけ姫の乙事主さま」です。
ここに監督の色紙があるということは、
ここの神様だったのかな?

朝食が8時だったので約3時間経過。
パンのおかわり我慢したのでがっつり食べれますよ?w
そばがきの天ぷらと野菜の天ぷらを頂きます。

 

きりだめ(2人前)を注文してペロリアンだった。
まだ全然もっと食べれそう。
細くて喉ごしが良いお蕎麦でした。

 

ここで皆さんとはお別れしてフリータイムに突入です。
昨晩はMOCHIさんがギターを披露など盛り上がって楽しかった。
同郷のKINOさんご夫妻との再会も凄く嬉しかったな。
アニキに教わった史跡へ向けてナビを設定して走り出す。
途中で「ここから茅野市だよ」って標識が見えた。
kp39さんに教わった「縄文のビーナス」がデザインされていた。

路肩にセリカを停めて携帯で検索してビーナスの居場所を特定。
予定を変更してビーナスに逢いに行くことにしました。
信号を曲がって脇道からビーナスの居場所に向かう。
「アレっ?」と気付いた。

 

諏訪大社の御柱祭で有名な木落としする所かな?
説明文を見ると、マジでその場所らしい。

 

この崖自体が普段は公園になっていました。
横から見上げると中々の急斜面です。
7年に一度の勇壮なお祭りがここで催されるのね。

 

訪れたかった観光スポットに偶然行けて何か得した気分。
再びビーナスの居場所へとセリカを走らせます。
「尖石縄文考古館」に到着。ここに彼女が居るらしい。

 

観覧料¥500を払って入場。
凄く綺麗な施設で出土した土器が沢山陳列されていた。
間近で見ると縄目模様って驚くほど「美しい」と感じた。
そしていよいよ「縄文のビーナス」とご対面。
ヘッドギアみたいな被りモノ?まるでナウシカのようです。

 

柔らかな曲面で構成された女性的なシルエット。
このビーナスは国宝で、指定書も掲示してあった。
国宝は今まで幾つか見たけど指定書の掲示は初めてかも?

こちら「仮面の女神」
かなり宇宙人的な造形で呪術感満載のお姿。
縄文期のオカモトタロウ作?ってブッ飛んだ姿。
こちらは重要文化財でした。
やはり指定書が掲示されていました。

他にもナウシカの土鬼の飛行瓶?って造形の土器も。
別の意味で楽しめました。
古代の遺物は宮崎監督のデザインのベースになったかもね。

建物の周辺は遺跡だらけ。
公園として整備されてるけどこちらは復元住居があります。
登呂遺跡にあったのと同じ様な感じですね。
更に住居跡もあちこちで公開されていた。
当時の日本の人口ってかなり少なかったはず。
つまりここは昔の大都会だったってことですね?

一通り見て、本来の目的地だった高島城へ。
諏訪市役所の駐車場にセリカを停めて正門に回って入城。
諏訪湖の近くに建つお城で往時の別名が“浮城”だった。
昔は諏訪湖の畔に建ってたそうだけど干拓して周りが陸地に。
中は公園として整備されて家族連れの人々で賑わってた。
復元された天守閣もあって入場料¥300で中へ。
上社と下社の争いの歴史から代々の領主を説明していた。
色々な展示物を見て、階段を登って行った。
階上からの眺めは中々のもので諏訪湖が一望出来た。
干拓前は相当な眺めだったでしょうね。
今は“浮城”の面影もない。
それが一抹の寂しさを感じさせる。

高島城と諏訪大社(上社と下社)を訪れるつもりでした。
縄文のビーナスに誘われて予定を変更して諏訪大社を諦めた。
それでも十分満足な旅になりました。
「諏訪大社を訪れる楽しみが残った」と考えることにします。
二日間お付き合い下さった皆様に感謝です。



最新の画像もっと見る