rabbit51

it's since Nov.30 2005
May.29 2014, transferred from broach

OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3) その後#1

2022-06-06 17:00:00 | WZR-HP-G300NH
OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3)」実施後、
Smart UPS 500(NEC designed by APC)をOpenWrt化WZR-HP-G300NHで管理」で設定した「APC UPS Network Monitor」の表示がおかしくなった。
OpenWrtとDebian10の二つのhttpサーバーでOpenWrtとDebian10上のapcupsdをモニターしている。それぞれ、自身(localhost)への接続は問題ないが相互への接続がエラーになる。

(1)調査結果
「apcaccess」で確認
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。

OpenWrtのfirewallを停止(Debian10はfirewall設定無し)
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。

route table(policy routingを含む)の確認
OpenWrtおよびDebian10共にpolicy routingの設定無し。
OpenWrtからDebian10へのIPv4/IPv6 ping応答無し。
Debian10からOpenWrtへのIPv4/IPv6 ping応答無し。

Debian10-vaioのapcaccessで確認
Debian10-vaioからOpenwrtへの接続可。
Debian10-vaioからDebian10への接続可。

wiresharkでpingを確認
OpenWrtからDebian10へのping: echo request/reply共に発生
Debian10からOpenWrtへのping: echo requestだけ発生
結果からOpenWrtのetherパケット受信に問題がありそう。

再起動
変化無し。

(2)原因特定
調査結果からOpenWrtのEthernetインターフェース周りの不具合が考えられる。「ip address」「ip neighbor」で調査中に不具合と思われる設定を発見。

LANとWAN/WAN6のMACアドレスが同じになっている。19.07.4では、LANのMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E8」、WAN/WAN6のMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E9」であった。

buffaloルータ時代からMACアドレスの変更をした事が無い。OpenWrtに変更(Buffalo WZR-HP-G300NHにOpenWrtを入れ「ぷらら」のIPv6 IPoEでTransix DS-Liteを使う)後もMACアドレスを変更していない。「OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3)」でファームウェア選択を間違えてインストールした事が原因と思える。epromの何処にeth0/eth1のMACアドレスが保存記載されているか不明。

(3)対策
「ネットワーク」「インターフェース」の「デバイス」タブを選択しeth1のMACアドレスを確認する

「00:1D:73:XX:YY:E8」と設定されている。

eth1の「設定」を選択し、MACアドレスを修正する

「00:1D:73:XX:YY:E8」から「00:1D:73:XX:YY:E9」へ変更し保存。

変更後のMACアドレスが太字で表示。「保存&適用」を実行。


「保存&適用」でMACアドレスが反映されSLAACのIPv6アドレスも修正される


(4)結果
APC UPS Network Monitorの表示も復帰



 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« OpenWrt化WZR-HP-G300NHのア... | トップ | ひかり電話 HGW PR-600MIのfi... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

WZR-HP-G300NH」カテゴリの最新記事