「OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3)」実施後、
「Smart UPS 500(NEC designed by APC)をOpenWrt化WZR-HP-G300NHで管理」で設定した「APC UPS Network Monitor」の表示がおかしくなった。
OpenWrtとDebian10の二つのhttpサーバーでOpenWrtとDebian10上のapcupsdをモニターしている。それぞれ、自身(localhost)への接続は問題ないが相互への接続がエラーになる。
(1)調査結果
・「apcaccess」で確認
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。
・OpenWrtのfirewallを停止(Debian10はfirewall設定無し)
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。
・route table(policy routingを含む)の確認
OpenWrtおよびDebian10共にpolicy routingの設定無し。
OpenWrtからDebian10へのIPv4/IPv6 ping応答無し。
Debian10からOpenWrtへのIPv4/IPv6 ping応答無し。
・Debian10-vaioのapcaccessで確認
Debian10-vaioからOpenwrtへの接続可。
Debian10-vaioからDebian10への接続可。
・wiresharkでpingを確認
OpenWrtからDebian10へのping: echo request/reply共に発生
Debian10からOpenWrtへのping: echo requestだけ発生
結果からOpenWrtのetherパケット受信に問題がありそう。
・再起動
変化無し。
(2)原因特定
調査結果からOpenWrtのEthernetインターフェース周りの不具合が考えられる。「ip address」「ip neighbor」で調査中に不具合と思われる設定を発見。
LANとWAN/WAN6のMACアドレスが同じになっている。19.07.4では、LANのMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E8」、WAN/WAN6のMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E9」であった。
buffaloルータ時代からMACアドレスの変更をした事が無い。OpenWrtに変更(Buffalo WZR-HP-G300NHにOpenWrtを入れ「ぷらら」のIPv6 IPoEでTransix DS-Liteを使う)後もMACアドレスを変更していない。「OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3)」でファームウェア選択を間違えてインストールした事が原因と思える。epromの何処にeth0/eth1のMACアドレスが保存記載されているか不明。
(3)対策
「ネットワーク」「インターフェース」の「デバイス」タブを選択しeth1のMACアドレスを確認する
「00:1D:73:XX:YY:E8」と設定されている。
eth1の「設定」を選択し、MACアドレスを修正する
「00:1D:73:XX:YY:E8」から「00:1D:73:XX:YY:E9」へ変更し保存。
変更後のMACアドレスが太字で表示。「保存&適用」を実行。
「保存&適用」でMACアドレスが反映されSLAACのIPv6アドレスも修正される
(4)結果
APC UPS Network Monitorの表示も復帰
「Smart UPS 500(NEC designed by APC)をOpenWrt化WZR-HP-G300NHで管理」で設定した「APC UPS Network Monitor」の表示がおかしくなった。
OpenWrtとDebian10の二つのhttpサーバーでOpenWrtとDebian10上のapcupsdをモニターしている。それぞれ、自身(localhost)への接続は問題ないが相互への接続がエラーになる。
(1)調査結果
・「apcaccess」で確認
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。
・OpenWrtのfirewallを停止(Debian10はfirewall設定無し)
localhostに対して接続可能。
OpenWrtからDebian10への接続不可。
Debian10からOpenWrtへの接続不可。
・route table(policy routingを含む)の確認
OpenWrtおよびDebian10共にpolicy routingの設定無し。
OpenWrtからDebian10へのIPv4/IPv6 ping応答無し。
Debian10からOpenWrtへのIPv4/IPv6 ping応答無し。
・Debian10-vaioのapcaccessで確認
Debian10-vaioからOpenwrtへの接続可。
Debian10-vaioからDebian10への接続可。
・wiresharkでpingを確認
OpenWrtからDebian10へのping: echo request/reply共に発生
Debian10からOpenWrtへのping: echo requestだけ発生
結果からOpenWrtのetherパケット受信に問題がありそう。
・再起動
変化無し。
(2)原因特定
調査結果からOpenWrtのEthernetインターフェース周りの不具合が考えられる。「ip address」「ip neighbor」で調査中に不具合と思われる設定を発見。
LANとWAN/WAN6のMACアドレスが同じになっている。19.07.4では、LANのMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E8」、WAN/WAN6のMACアドレス「00:1D:73:XX:YY:E9」であった。
buffaloルータ時代からMACアドレスの変更をした事が無い。OpenWrtに変更(Buffalo WZR-HP-G300NHにOpenWrtを入れ「ぷらら」のIPv6 IPoEでTransix DS-Liteを使う)後もMACアドレスを変更していない。「OpenWrt化WZR-HP-G300NHのアップデート(V21.02.3)」でファームウェア選択を間違えてインストールした事が原因と思える。epromの何処にeth0/eth1のMACアドレスが保存記載されているか不明。
(3)対策
「ネットワーク」「インターフェース」の「デバイス」タブを選択しeth1のMACアドレスを確認する
「00:1D:73:XX:YY:E8」と設定されている。
eth1の「設定」を選択し、MACアドレスを修正する
「00:1D:73:XX:YY:E8」から「00:1D:73:XX:YY:E9」へ変更し保存。
変更後のMACアドレスが太字で表示。「保存&適用」を実行。
「保存&適用」でMACアドレスが反映されSLAACのIPv6アドレスも修正される
(4)結果
APC UPS Network Monitorの表示も復帰