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ヤマハNVR500の簡単設定でひかり電話とぷららIPv4 PPPoEとIPv6 PPPoEの同時接続設定

2018-06-19 12:00:00 | NVR500
連休の後半5月2日から3日にかけて「ぷららでDNS不具合による通信障害」から障害回避の設定変更を行った。結果、ヤマハNVR500に意図しない設定変更が発生してしまった。
ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)」でIPv4インターネット接続、ひかり電話、IPv6 NGN接続を回復させた。
IPv6 PPPoEインターネット接続(IPv4と常時同時接続)設定についても簡単設定で不具合が発生しない設定を検討してみた。


ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)」で「ひかり電話を使用」とすることでNGNへの接続も回復する。この状態から「プロバイダー情報設定」で「フレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 PPPoE)接続」と「フレッツ光ネクストにおけるインターネット(IPv6 IPoE)接続」の選択設定ができる。「ヤマハNVR500設定(かんたん設定でひかり電話とNGN)にIPv6 PPPoEを加える」の方式では、ひかり電話との共用ができない(設定でひかり電話設定が削除される)。IPv6 IPoE方式の設定でIPv6 PPPoEの選択が出来なくなる事を利用して誤設定防止を行うこととした。

IPv6 IPoEインターネット接続設定(ひかり電話契約有り)
現時点でPlalaのIPv6 IPoEサービス利用できないため、設定を加えると「dns」でアクセス出来なくなる。「IPv4 PPPoE+ひかり電話」「IPv4 PPPoE+IPv6 IPoE+ひかり電話」「IPv4+IPv6IPoE+ひかり電話+LUAドメイン設定」でdns関連コマンドの変化を記載しておく。IPv4 PPPoEは、PP1に設定。IPv6 IPoEは、LAN2に設定される。

IPv4 PPPoE + ひかり電話
dns server pp 1
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「dns server select 500000」が簡単設定時に挿入される。未契約で利用できないIPv6 IPoEインターネット接続のDNSが選択されるため名前解決が出来なくなる。NGN内のドメインは、名前解決される。
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGNドメインのDNS選択を行う」でDHCPv6で指定されるNGNのDomain nameを設定させる。

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話 + LUAドメイン設定
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 100001 dhcp lan2 any flats-east.jp
dns server select 100002 dhcp lan2 any iptvf.jp
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「詳細設定と情報」「コマンド実行」
「dns server select 100110 pp 1 any . restrict pp 1」を実行して設定する

IPv4 PPPoE + IPv6 IPoE + ひかり電話 + LUAドメイン設定 + コマンド実行
dns service fallback on
dns server dhcp lan2
dns server select 100001 dhcp lan2 any flats-east.jp
dns server select 100002 dhcp lan2 any iptvf.jp
dns server select 100110 pp 1 any . restrict pp 1
dns server select 500000 dhcp lan2 any .
dns server select 500001 pp 1 any . restrict pp 1

「flets-east.jp」「iptvf.jp」ドメインは、NGNのdhcpから得たDNSで検索。それ以外は、pp1から得たDNSで検索。ただし、pp1のPlala IPv4 DNSは、IPv6のaaaa応答しない(AAAAフィルタ)。pp1接続がされていないとlan2のdhcpから得たDNSで検索。
これで、IPv4インターネット接続とNGN接続が出来るようになり、IPv6 PPPoE方式の接続設定が「簡単設定」から選択できなくなる。


IPv6 PPPoEインターネット接続設定
--- IPv6 PPPoE設定が簡単設定からは出来ない ---
(1)NGN経路情報設定
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGN経路情報設定を行う」でNGNへの経路設定を行う

(2)IPv6 Prefixの設定
ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGN Prefixを取得しRAのために設定を行う」でNGNのPrefixを静的prefixに設定する。
設定される静的Prefix
ipv6 prefix 10 2409:10:AAAA:BBBB::/64 valid_lifetime=14400 preferred_lifetime=14400

(3)「詳細設定と情報」「コマンドの実行」からIPv6 PPPoE接続設定
簡単設定で使用される「pp1」から「pp10」を避け、「pp11」で設定する
PPのsecure filterは、IPv6 IPoEで設定されたフィルタ定義を共有して使う。必要ならidを変えて定義設定する。
「provider」コマンドの動作がよく判らない。コマンドリファレンスでも動作がよく判らない。
「接続」「切断」ボタンを表示させるために「pp name」と「provider set」コマンドが必要。
--------- 1回目の実行(PPPoE接続設定)
pp select 11
pp name "PRV/2:Plala IPv6 PPPoE"
pp keepalive interval 30 retry-interval=30 count=12
pppoe use lan2
pppoe disconnect time 60
pppoe call prohibit auth-error count off
pp auth accept pap chap
pp auth myname someone anypassword
ppp lcp mru on 1454
ppp ccp type none
ppp ipv6cp use on
ipv6 pp secure filter in 101030 101031 101032 101098
ipv6 pp secure filter out 101099 dynamic 101080 101081 101082 101083 101084 101085 101098 101099
ipv6 pp dhcp service client
pp disable 11

----------2回目の実行(プロバイダ設定)
provider set 11 "Plala IPv6 PPPoE"

----------3回目の実行(DNS関連)IPv6PPPoE接続時に使うDNSを設定
dns server select 100100 pp 11 any . restrict pp 11

----------4回目の実行
ipv6 route default gateway pp 11
ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp11::/64
ipv6 lan1 address dhcp-prefix@pp11::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 2 10 o_flag=on


「簡単設定」から「接続」ボタンをクリックする事で「Plala IPv6 PPPoE」接続がされる。
・「切断」ボタンをクリックすると一度切断されるがすぐに再接続されてしまう。切断ボタンをクリックする前にコマンド実行から「pp disable 11」投入後に「切断」ボタンをクリック。何か良い方法を見つける必要があるかも。。。


「詳細設定と情報」
IPv6 Configuration


LAN Configuration


Provider Type Configuration


PP Configuration


DNS Configuration



「簡単設定」画面
詳細設定からPP11の設定を変更することができない(期待通り)


「詳細設定と情報」「IPv6の設定」での変更もできない(期待通り)


「プロバイダの設定」から「IPv6 PPPoE設定」PP11の設定にアクセスできてしまう(期待はずれ)


内容を確認してみる。


DNS設定(手動入力部が表示されている。PP2にIPv6 PPPoE設定がされているとグレー表示)


設定のサマリー


IPv6 PPPoEが切断されている状態で「接続」を実行してみる




接続後、取得されたPrefixが表示される。「切断」ボタンが表示されているが、切断しても直ぐに接続されてしまう。自動接続をOffにしているつもりなのだが。


--- 追記 ---
「切断」ボタンで切断状態を維持するため
「pp select 11」

「pppoe auto connect off」
を投入すると良いようだ。

IPv6 PPPoE接続が行われるとマルチ・プレフィックス(NGNからとPlalaから)であるため、起点アドレス選択が適切に行われないと接続できない。Windowsは、Prefix Policy tableを適切に設定することでうまく動作する。MacBook pro(macOSX)は、起点アドレス選択を適切にできないためアウト。

Internet Explorer などで NTT 東日本、NTT 西日本の IPv6 閉域網に接続している環境でタイムアウトが発生する
IPv6 のソースアドレスおよび宛先アドレス選択

Policy tableを修正後、IPv6サイトのnslookupをしてみる。


tracerouteしてみる



IPv6テストサイトで確認(サマリー)


IPv6テストサイトで確認(テストラン)


NGNの速度を計測(6年前は、軽く600Mbps以上だったが・・・)


P.S.
ぷららがIPv6 IPoEの提供を始めたようなので、IPv6 IPoEへ移行する予定。
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Plala IPv6 IPoE接続が開始されていた。。。

2018-06-16 16:46:31 | ネットワーク
知らなかった。。。。調べてIPv6 IPoEで接続を検討しよう。。。

2018年3月18日以降の新規契約から「ぷらら光」「ドコモ光 for plala」となっている。IPv6 IPoE接続のアナウンスは聞いていないし、「フレッツ光」で「Plala」契約は対象なのか不明。。。

--- 2018/7/20 追記
ぷらら(ISP)/フレッツ光(NTT East)の契約形態は、下記二つ。違いは良く判らない。
ぷらら光メイト with フレッツ
ぷらら光セット
2015年2月1日(光コラボレーションモデル開始)以前の契約(2003年5月)で、度重なるコラボ転用の電話攻勢をしのいできたので、契約は「光セット(ホーム)」。「フレッツ光対応」と言うらしい。
---

とりあえず、Plalaの契約を確認するため「マイページ」へ
?「IPoEご利用状況」に「未開通」+「手続き」の文字が


「手続き」をクリックして開くと「IPoE方式」開通手続き

利用できそう。

これで、「マルチPrefix」環境から脱出して、Macbook pro(macOSX)でもIPv6によるインターネット通信が可能になりそう。
申し込むとIPv6PPPoE接続ができなくなるかもしれないので、NVR500のIPv6 PPPoE対応の設定確定後に申し込もう。

--- 2018/7/1 追記 ---
ヤマハ NVR500で「ぷらら」のIPv6 IPoE接続を行う
ヤマハNVR500で「ぷらら」IPv6 IPoE接続 Transix DS-Lite
光ネクストPR-S300SEのIPv6 IPoEにICMPv6フィルタ
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)のデフォルト・ゲートウェイ設定
--- 2018/7/17 追記 ---
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)接続のMacから「ぷらら」IPv6 IPoE Transix DS-Liteを使う
--- 2018/7/30 追記 ---
「ぷらら」のIPv6ページから「詳細」ページが消えていく。。。
「ぷらら」IPv6 IPoEからメールサーバのIPv6対応を確認する
Synology DS-216JのWebStationを「ぷらら」IPv6 IPoEでアクセス
--- 2018/8/20 追記 ---
Buffalo WZR-HP-G300NHにOpenWrtを入れ「ぷらら」のIPv6 IPoEでTransix DS-Liteを使う
--- 2018/8/21 追記 ---
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)配下のPCからOpenWrt化WZR-HP-G300NHで「ぷらら」IPv6 IPoE Transix DS-Liteを使う
--- 2019/1/25 追記 ---
Buffalo OpenWrt化WZR-HP-G300NHでIKEv2 VPN over ぷららIPv6 IPoE接続
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ヤマハNVR500のLUAスクリプトでDHCPv6のDomainとPrefix抽出時に不具合発生

2018-06-15 23:00:00 | NVR500
NVR500のLUAスクリプトを使い、NGNの「Domain name」と「Prefix」を取得するスクリプトを作成した
NGN Domain nameの取得
NGN Prefixの取得

ひかり電話ルータ(PR-S300SE)からのDHCPv6情報とぷららIPv6 PPPoE接続によるDHCPv6情報が同時に取得されている


この時のDHCPv6情報は、二つのインターフェースからの情報として得られる
-- show status ipv6 dhcp
DHCPv6 status

LAN1 [server]
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply

LAN2 [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2408:210:aaaa:bb10::/60
duration: 14400
T1: 7200
T2: 12600
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
SIP server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
DNS server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::a
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::b
Vender Specific Information:
Enterprise Number: 210
MAC Address: 00:a0:de:12:34:1b
Tel Number: 3
SIP Domain: ntt-east.ne.jp

PP[11] [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2400:7800:cccc:dd00::/56
duration: 14400
T1: 7200
T2: 11520
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
DNS server[1]: 2400:7800:0:3001::1:1
DNS server[2]: 2400:7800:0:3001::2:1
---------------------------------------------
PP11インターフェースからのDHCPv6情報に「Domain name」が存在しないが、何時追加されるかわからない。「Prefix」は、それぞれのインターフェースに設定されている。「LAN2」の「Prefix」情報を抽出するため、下記の表なLUAスクリプトで対応することにした。
---------------------------------------------
r,m=rt.command("show status ipv6 dhcp")
if r then
for lr in string.gmatch(m,"[^%c]+") do
for v in string.gmatch(lr,"([%a%d%[%]]+) %[client%]") do
if v=="LAN2" then vf=true else vf=false end
end
-- DHCPv6 prefix
if vf then
for v in string.gmatch(lr,"prefix:%s([%a%d:/]+)") do NgnPrefix=v end
for v in string.gmatch(lr,"preferred lifetime:%s(%d+)") do preferred_lifetime=v end
for v in string.gmatch(lr,"valid lifetime:%s(%d+)") do valid_lifetime=v end
end
end
else
rt.syslog("info","[LUA] arg[0] "..m)
end
---------------------------------------------

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ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGN Prefixを取得しRAのために設定を行う

2018-06-14 09:00:00 | NVR500
NGNの経路情報設定」でIPv6デフォルトゲートウェイが変更されてもNGNへの経路が確保され、「NGNドメイン名からDNSサーバを選択設定」でNGNドメインの名前解決が確実に出来る環境が確保される。
NGNからはIPv6 PrefixがRAされ設定される。ひかり電話ルータ(PR-S300SE)がRAされたPrefixを受取り、16 8分割したPrefixをDHCPv6経由でNVR500配下の機器にRAする事になる。 また、インターネット接続にIPv6 PPPoEを設定(plala ipv6接続)すると接続先からIPv6 Prefixが配布される。IPoE接続との違いは、NGNからのPrefixとPPPoE接続先からのPrefixをRAし、下図のようにMulti Prefix環境となる事だ。この環境では、IPv6始点アドレスを間違えると接続できない事になる。IPoEインターネット接続やNTTからのIPv6アダプタを使う場合は、マルチPrefixにならない。ひかり電話ルータ(PR-S300SE)のIPv6 PPPoE接続がどのようになっているのか不明(利用したことが無いので)。


6年前の接続設定で「NGN経路情報の設定」「DNSによる名前解決の設定」に加えPrefixの広告(RA)方法の解決も必要だった。
NVR500でIPv6 PPPoEインターネットとフレッツ情報サイトへの同時接続
PR-S300SEとNVR500のフレッツ情報サイトIPv6常時接続方法を変更する
NVR500のrtadv sendの機能動作と制限について
NVR500のrtadv sendの機能動作と制限について(続)

NVR500の「ipv6 lan1 rtadv send 」で指定するPrefixは、同時に二つのproxyタイプのPrefixを指定できない。
NGNのIPv6は、常時接続状態。plalaのIPv6 PPPoEインターネット接続は、接続と切断ができるように考えると、NGN IPv6 Prefixは、proxyタイプでなく、DHCPv6から得たPrefixを「ipv6 prefix」コマンドで静的に設定し、plalaのIPv6 PPPoE接続時に得られるprefixをproxyタイプとして設定するのが良さそうである。
DNSサーバ選択と同様にLUAスクリプトでDHCPv6から得たNGN Prefixを「ipv6 prefix」コマンドで定期的に取得設定することとした。NGNのprefix定義は、「ipv6 prefix 10 2408:210:AAAA:BBBB::/64」。
PlalaのIPv6 PPPoE接続で得られるPrefixは、「ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2::/64」で設定される。接続後、LAN1側にRAされるよう「ipv6 lan1 rtadv 2 10 o_flag=on」とする。

LUAスクリプト


環境変数に記憶されるPrefix情報


設定されたNGNの「静的Prefix」


4時間毎にスクリプトを実行するスケデュール設定


更新チェックの記録



--- 2018/06/14 追記
LUAスクリプトの37行目で
ipv6 prefix 10 2408:210:XXXX:YYYY::/60 valid_lifetime=14400 preferred_lifetime=14400
のNVR500コマンドを生成している。この静的PrefixとIPv6 PPPoE接続のppから得たPrefix
ipv6 prefix 2 dhcp-prefix@pp2::/64

ipv6 lan1 rtadv send 2 10 o_flag=on
でRA(広告)したが、Lan1に接続された端末にIPv6アドレスが生成されない。。。。
RA(広告)するPrefixは、「2408:210:XXXX:YYYY::/64」とする必要がある。。

LUAスクリプトの37行目を
r,m=rt.command("ipv6 prefix 10 "..string.gsub(NgnPrefix,"([%a%d:]+)/%d+","%1/64").." preferred_lifetime="..preferred_lifetime.." valid_lifetime="..valid_lifetime)
に変更し、Prefixの「/60」マスクを「/64」で設定し、RA(広告)した。結果、Lan1側に接続された端末でIPv6アドレスが自動生成されるようになった。

--- 2018/06/15 追記
-- バグ?発見修正
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)とIPv6 PPPoE接続でそれぞれDHCPv6 clientが実行される。
同時接続中にNVR500の「show status ipv6 dhcp」コマンドが実行されると両方のインターフェースのDHCP情報が出力される。
ぷららIPv6 PPPoEのDHCPv6からは、「Domain」情報が設定されていないが、「Prefix」が設定されている。LUAスクリプトで「Domain」や「Prefix」を抽出するとキーが同じため最後にマッチした「Domain」と「Prefix」の値となり、期待した情報を抽出できない。
PR-S300SEとPlala IPv6PPPoEの同時接続時に得られるDHCPv6情報は、下記の通り
---------------------------------------------
-- show status ipv6 dhcp
DHCPv6 status

LAN1 [server]
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply

LAN2 [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2408:210:aaaa:bb10::/60
duration: 14400
T1: 7200
T2: 12600
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
SIP server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
DNS server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::a
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::b
Vender Specific Information:
Enterprise Number: 210
MAC Address: 00:a0:de:12:34:1b
Tel Number: 3
SIP Domain: ntt-east.ne.jp

PP[11] [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2400:7800:cccc:dd00::/56
duration: 14400
T1: 7200
T2: 11520
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
DNS server[1]: 2400:7800:0:3001::1:1
DNS server[2]: 2400:7800:0:3001::2:1
---------------------------------------------

LUAスクリプの20行目から30行目を下記のように変更した
---------------------------------------------
r,m=rt.command("show status ipv6 dhcp")
if r then
for lr in string.gmatch(m,"[^%c]+") do
for v in string.gmatch(lr,"([%a%d%[%]]+) %[client%]") do
if v=="LAN2" then vf=true else vf=false end
end
-- DHCPv6 prefix
if vf then
for v in string.gmatch(lr,"prefix:%s([%a%d:/]+)") do NgnPrefix=v end
for v in string.gmatch(lr,"preferred lifetime:%s(%d+)") do preferred_lifetime=v end
for v in string.gmatch(lr,"valid lifetime:%s(%d+)") do valid_lifetime=v end
end
end
else
rt.syslog("info","[LUA] arg[0] "..m)
end
---------------------------------------------
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ヤマハNVR500のLUAスクリプトでNGNドメインのDNS選択を行う

2018-06-10 14:00:00 | NVR500
NGNの経路情報設定ができたのでNGNドメインの名前解決にNGNから提示されるDNSを使うようにNVR500にDNS選択の設定を加える。
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)配下でDHCPv6情報を得ると下記のようにNGNドメイン名が提示される。この情報を元に「dns server select」コマンドで、設定する。

---- show status ipv6 dhcp
DHCPv6 status

LAN2 [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2408:210:aaaa:bb10::/60
duration: 14400
T1: 7200
T2: 12600
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
SIP server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
DNS server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::a
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::b
Vender Specific Information:
Enterprise Number: 210
MAC Address: 00:a0:de:12:34:1b
Tel Number: 3
SIP Domain: ntt-east.ne.jp
---------

LUAスクリプトがこれ(2018/0612 修正変更)


実行結果
「かんたん設定」で加えられるコマンドは、idが500000番台なのでidを100000番台として先に評価されるようにした


ほとんど変化する事は無いと思うが、毎日一回チェックして処理するようにスケデュールしてみた。


--- 2018/06/15 追記
-- バグ?発見修正
ひかり電話ルータ(PR-S300SE)とIPv6 PPPoE接続でそれぞれDHCPv6 clientが実行される。
同時接続中にNVR500の「show status ipv6 dhcp」コマンドが実行されると両方のインターフェースのDHCP情報が出力される。
ぷららIPv6 PPPoEのDHCPv6からは、「Domain」情報が設定されていないが、「Prefix」が設定されている。LUAスクリプトで「Domain」や「Prefix」を抽出するとキーが同じため最後にマッチした「Domain」と「Prefix」の値となり、期待した情報を抽出できない。
PR-S300SEとPlala IPv6PPPoEの同時接続時に得られるDHCPv6情報は、下記の通り
---------------------------------------------
-- show status ipv6 dhcp
DHCPv6 status

LAN1 [server]
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply
state: reply

LAN2 [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2408:210:aaaa:bb10::/60
duration: 14400
T1: 7200
T2: 12600
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
SIP server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
DNS server[1]: 2408:210:aaaa:bb00:225:dcff:fe12:340d
Domain name[1]: flets-east.jp
Domain name[2]: iptvf.jp
SNTP server[1]: 2404:1a8:1102::a
SNTP server[2]: 2404:1a8:1102::b
Vender Specific Information:
Enterprise Number: 210
MAC Address: 00:a0:de:12:34:1b
Tel Number: 3
SIP Domain: ntt-east.ne.jp

PP[11] [client]
state: established
server:
address: ::
preference: 0
prefix: 2400:7800:cccc:dd00::/56
duration: 14400
T1: 7200
T2: 11520
preferred lifetime: 14400
valid lifetime: 14400
DNS server[1]: 2400:7800:0:3001::1:1
DNS server[2]: 2400:7800:0:3001::2:1
---------------------------------------------

LUAスクリプの25行目から27行目を下記のように変更し、LAN2からの「Domain」情報を取得するようにした
-------------------------------------------
r,m=rt.command("show status ipv6 dhcp")
if r then
for lr in string.gmatch(m,"[^%c]+") do
for v in string.gmatch(lr,"([%a%d%[%]]+) %[client%]") do if v=="LAN2" then vf=true else vf=false end end
if vf then
for nn,dn in string.gmatch(lr,"Domain name%p(%d+)%p:% +([%a%.%-]+)") do
domain[dn]=nn
end
end
end
else
rt.syslog("info","[LUA] arg[0] "..m)
end
-------------------------------------------
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