一般的なTB式ポンプの木玉ピストン。木の周りに革がまいてある構造になっています。
革は水につかると膨張しシリンダーの空隙を埋めピストンとしての機能を発揮します。
革が劣化して堅くなると、空隙を埋めることができなくなるため、ハンドルが軽くなる一方でくみ上げ量が減っていきます。
そのような場合は、革の交換が必要になります。
昔は、革の部分だけ金物屋さんで入手できましたが、今はほとんど皆無です。
手押しポンプを直接メーカーから仕入れられる当社でさえ、革だけの入手はできませんでした。
今回、探した結果、革加工業者を見つけることができ、まとまった数量を製造しました。
革の部分が劣化して堅くなっています。一漕ぎで800cc吐き出すことができるポンプですが、600ccにまで落ちていました。
革をヘラややっとこではがします。革を釘で押さえてあるのでケガをしないように慎重に行います
革をはがしたら、新しい革を巻き付けます。このときツヤツヤの面は内側になります。
ステンレス釘で革を木に固定していきます。
革が長い場合はカットします。
釘は気持ち下側に打っていきます。
端部は2カ所以上で固定します。
完了です。釘は2cm間隔程度で打ち付けました。
古いポンプで使用したところ最大800CCまで回復しました。
手押しポンプ、井戸ポンプの部品から販売しています。
革は水につかると膨張しシリンダーの空隙を埋めピストンとしての機能を発揮します。
革が劣化して堅くなると、空隙を埋めることができなくなるため、ハンドルが軽くなる一方でくみ上げ量が減っていきます。
そのような場合は、革の交換が必要になります。
昔は、革の部分だけ金物屋さんで入手できましたが、今はほとんど皆無です。
手押しポンプを直接メーカーから仕入れられる当社でさえ、革だけの入手はできませんでした。
今回、探した結果、革加工業者を見つけることができ、まとまった数量を製造しました。
革の部分が劣化して堅くなっています。一漕ぎで800cc吐き出すことができるポンプですが、600ccにまで落ちていました。
革をヘラややっとこではがします。革を釘で押さえてあるのでケガをしないように慎重に行います
革をはがしたら、新しい革を巻き付けます。このときツヤツヤの面は内側になります。
ステンレス釘で革を木に固定していきます。
革が長い場合はカットします。
釘は気持ち下側に打っていきます。
端部は2カ所以上で固定します。
完了です。釘は2cm間隔程度で打ち付けました。
古いポンプで使用したところ最大800CCまで回復しました。
手押しポンプ、井戸ポンプの部品から販売しています。
そこで手こぎ井戸なのですが、今までお世話になっていた井戸屋さんが高齢で閉店してしまったため、一昨年直してもらった皮も2年経ってはボロボロ。全く水が上がらない。
ホームセンターでは、今や手こぎ井戸なんて使っている家がないということで取り扱い無し、ネットでは皮を売ってはいますが1000円+送料と結構高い。
隣町の古い商店街に片っ端から電話して、ようやく皮だけ扱っている古いポンプ屋さんを発見しました。
でもそんなポンプ屋さんでも、最近はめっきり客が来なくなったようです。久しぶりに巻き皮だけなんて買われたとくしゃくしゃの笑顔で笑っておられました。買う人がいないため、巻き皮は在庫限りだと少し寂しそうでした。