楽の志 ~らくのこころ~

湘南で木の家づくりをしている「楽居」の親方三浦がキャッチしたできごと、思い、喜び、悩みなどを、力を込めて投げかけます。

目指せ現場コンポストトイレ実用化

2012-07-28 14:17:13 | 家づくりの仕事
夏本番の最中、現場では、雨でも降っているのでは?
と思うほど、汗でびっしょりになりながら作業をしております。

水分の補給は必須です。

楽居では、生きる家プロジェクトに伴い
現場での雨水利用や、コンポストトイレの利用を考えております。
中でも、早期に実現したいものが、現場でのコンポストトイレです。

インターネットで今コンポストトイレと検索すると
実に様々なサイトが出てきます。そんなサイトを見ながら
やはり、実現させるべきものなのだと改めて実感します。

コンポストトイレ聞くと

臭いが・・・

となるかも知れませんが、実は、現場に設置してある仮設トイレのような
悪臭が漂うことはないのです。
では、現場でのコンポストトイレは何が大変かと言うと、おが屑の準備そしてし尿と大便をうまく分離させること
溜まった物を運ぶ事。トイレと囲いを何度も使える事。

まずおが屑についてですが、楽居では、仕上げ材など、材料の加工を自社で行っているので
その工程で大量のおが屑が出るのでおが屑については、あまり心配ではありません。
トイレと何度も使える囲いについても、こちらも問題ないかと

考えなくてはならないのが、し尿と大便の分離・溜まったものの運搬
溜まったものの運搬に関しては、畑の肥料になるのでそのまま畑にまく。
もし必要な方が居れば、その現場のご近所で家庭菜園などをやっていて必要な方へ。
植栽の肥料でもいいかもしれませんね。
昔々の日本では、肥溜めを作りそれを畑にまくことは普通のことでした
そんな時代と比べれば格段に畑の数が減っていて、菜園のあるご家庭も少なくなりました。

今の段階では、このような使い道しか浮かんでこないのですが
畑以外で使えるものがあればいいですね。
し尿も同様な使い方ができると思います。
し尿と大便がうまく分離しないと、これはコンポストトイレとしては
都合が悪いものになってしまいます。
コンポストトイレで浄化槽を取付け、し尿のみを浄化槽に流す方法もあるのですが
はたして現場で利用するのにそれは、現実的なのだろうか。

とはいえ、囲い、トイレ、おが屑、は問題ない訳なので
とにかく一度「頑居堂」へコンポストトイレ第一号を作成してみないことには。

日本にも家庭でコンポストトイレを実際に使用している方がいるようです
そのトイレは、これがコンポストトイレ?と言うような清潔感があり
香りといえば、おが屑の香り(木の香り)いずれはご家庭でも
現在主流の水洗トイレか?コンポストトイレか?
という選択をする日がきたらいいなと思います。

様々なコンポストトイレが紹介されているサイトです
これがコンポストトイレ?結構いいかもって思うかもしれないですよ。

いろんなコンポストトイレ