全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

魅力

2019年08月31日 | 山歩記
8月も今日で終わり



そんな良い月じゃなかったから早く終わってくれて清々した感いっぱい



最後の週末

せっかくの晴れ予報なんで今日も白嶽さん

 



かなり涼しくなりました


先日の大雨から雨がずっと降り続いてたせいで


登山道脇の渓流は大賑わい
 


 



轟々と谷間を流れ下り 脇を歩く登山者にさらなる冷涼さを与えてくれます



この渓流も洲藻白嶽の魅力のひとつ
 



苔むす白嶽路を独りユルユル歩きます
 


 




鳥居を過ぎて
 



西岩峰まであと少し
 


 



鞍部を越えて


見上げたお空はすっかり秋色
 


 



蜂が居ないかそ~っと確認
 






西岩峰…
 



到着
 


 




ザックを下ろしてしばし休憩
 



先週よりも少し高みを増したお空を撮り撮り
 


 


 


 



たま~に重低音を響かせながら眼前をフライパスするスズメバチに首をすくめつつ

この大展望を独り占めしている優越感にしばし苦悩を忘れます


幾度この大岩上に立とうとも

その感動は初めてここを訪れた時に感じたそれと同じ

けっして色褪せる事はありません


何とも魅力的なお山です



さぁ


下山の時間


 

  



魔の8月の月初め…


久しぶりに飲みに行ったお店


心がざわついて 何となく変 早くラムが迎えに来てくれんかなって思ってんだ


そうこぼした私の愚痴にママの口から出た言葉



…死んだって 向こう(前嫁)が喜ぶだけやが





この眺めも

 



この祠も

 



この手水鉢も

 




何度も一緒に見たものが


今も変わらずここにあります





いったい


どんな悪いことをしたら自分が死ぬことを喜ばれるんだろう


…そんなに酷いことを俺が彼女にしたのかな


男としての魅力がないことは十分自覚してるけど…






 







自分がそうなる事でもし彼女が喜ぶのならば



むしろ



そうする事に



魅力を感じないわけじゃないんだけどな





 





…秋の魔力か

しれば迷い…

2019年08月24日 | 山歩記
離婚とはエラいもんである…



活字が好きでせっせと集めた文庫本


300冊以上はあったと思う


純文学から仮想戦記


司馬遼太郎も好きで著名な作品は全て揃えていたし


自分の小遣いで買った立派な本棚に著者ごと整理して並べてた


でも 何でか知らないけど


離婚直後の心の喧騒で全て安神に捨ててしまった


今思うと


…もったいない


その一語に尽きる 


捨てた書物の中で今また読みたい本


『燃えよ剣』


新選組の鬼副長と内外に恐れられた土方歳三の半生を描いた司馬遼渾身の名作(と思う…)


…近いうちにまた買おっと




さてさて


処暑も過ぎすっかり涼しくなった今日は白嶽


ちょっと雲が多かったけど

 


 



すっかり涼しい白嶽さんに大満足


夏のギラギラが一気に無くなり


西岩峰から眺める景色は初秋の装い…
 



冷涼な空気のなか


ひも解くグレゴリー
 



コーヒーで喉を潤したあと
 



今日の目的


東岩峰白嶽神社へ願ほときに向かいます
 


 


 


 


 


 



白嶽様ありがとうございました


おかげで先日お願いしたことは叶いました



ただ…もう一つの願いはかなわなかったけど


それはもとより無理な事なんでノープロブレム



これで誰かを気遣う事はない

もう 願掛け登山なんてすることはないと思います



帰り道
 




今まで幾度も歩いたこの道を愛しく思います

 


 


 


 




幾つまで歩けるかな?



 



なんでか『はまった』山歩き



もし


この道をしらなかったら


いま


何をしていたんだろう…



 



もし



この路を歩く事をしなければ


いま


何を想っていたんだろうか…



 






しれば迷い


しなければ迷わぬ…


               豊玉宗匠

会者定離

2019年08月18日 | 山歩記
お盆を過ぎて


朝晩ついでに日中 幾らか涼しくなってきた


勤務の都合で10連休となった今年のお盆休み…


終盤の週末


昨日は白嶽さん

 



お神酒を持っての白嶽詣り

 


 


 



山頂下広場で師匠と邂逅


尽きない話に時間を忘れ


久しぶりの長逗留と相成りました

 




眠れぬ夜がやっと明けた今日は有明



天気予報にまんまと騙され


長逗留にも関わらず


天気は一向に回復せず

 


 



他人を頼るからダメなんだ



…信じる者は(足元を)すくわれる



汗をかいたコーヒーパックを右手に持ち


貸し切りの広い山頂を右に左に歩きまわり


左手に持ったスマホから流れる音楽を聴く




レベッカ JUJUに柴田淳



ついこのあいだまで


これから先の人生


ひとりで歩いて行くつもりでいたんだけど




つい寂しくなって


誰かを頼ってしまった過ち 



(未来と自分は変えられるけど)


過去と他人は変えられない… 


そう 何度も心に思った言葉





また空を見上げて 誰かと歩む未来が 消えてゆくのを見ている


…少し夢見てたのかな 


涙溢れて 止まらない




ぬるくなったブラックコーヒーを一口含み


 



手にしたスマホから流れる しばじゅんの名曲 『両片想い』にじっと聴き入る





見慣れた風景に 戻っただけよ いつもの事よ 


わかっているのは これ以上 傷つくことは耐えられない





いままた


ひとりで歩く未来を決意してみる




けど






気が遠くなる未来に 大丈夫かな




 




もう一人