全てを忘れるその日まで

~明日への遺書~

伏線

2023年12月23日 | 山歩記
今日は龍良山

 



キンキンに冷えた未斧の杜を歩きます
 

















倒木以外登山道のコンディションは最高!
 



歩きやすい斜度の路をユルユル歩きで

龍良木槲鞍部着
 





ここから山は様変わり

斜度が増し、岩と樹で構成された稜線歩き
 










足の置き場所を間違うと、次の踏ん張りがきつくなります

脚の動きを妨げないストレッチの効いたパンツ

そして

適度なホールド性を持ったアッパーと苔むす岩でも滑らない安定ソールの登山靴

下半身の装備の良否が如実に現れるパートです


見晴らしの大岩
 







今日も半島が見えています
 



一際高い山は智異山かなぁ?


目を凝らして見ても
 


勿論分かりませんが…

そんなこんなで

龍良山山頂着
 







温かいコーヒーで
 



うたげの始まり



今度はおいでと

遠くに御岳
 





どの山行にも耐えうる違和感の消えた膝

でも主治医の言は…

気にし過ぎず

しかし気には留めていて

との事


爆弾抱えながらの人生だけど


 




やっぱり山はやめられない…


 



そうだ!明日はクリスマス🎄


サンタさ〜ん


靴とパンツを下さいなぁ

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2023年12月18日 | 山歩記
今日は有明山

市街地から登る表有明

清水ヶ丘の駐車場が閉鎖されてたんで、交流センターにプリウスを停め

今日も(は)ここから登ります
 



久しぶりお会いしたご近所の方に

膝の回復を喜んで貰い

極寒の表有明を歩きます
 














見晴らしの良い裏有明の方が歩いていて爽快だけど

車でアプローチ出来る表有明がこの時期は有難い…

なんだかんだ言っても、スクーターで登山口までって結構くたびれます…寒いしね

旧成相分岐
 



冬のこの時期

ここから先は地獄です

グローブを厚いのに替えて
 



イノシシの掘り返しが目立つ登山道を

一人黙々歩きます

デカい石
 



イノシシがひっくり返した石
って、鼻だけでひっくり返すって?

相当デカいやつが居るみたいです

鹿はよく姿を見せるけど、イノシシは割と臆病

まぁ、グイグイ来られるより控えめな方が良いんだけど

汗冷えしない様に選んだアンダーはスーパーメリノウール
ミドルにソフトシェルのクラッグジャケット
強い風を防ぐアウターはゴアのダイナアクションパーカ

モンベル推奨のレイヤリングがよく機能してくれてます…快適です

たぶん山登りって、こんな事でモチベ上げ上げになるんだろうな

そこそこ急登が続くんで、仕事の事は殆ど考えず、足運びに集中するのも表有明のいーところ
 

















立派な霜柱を踏み踏みしながら
 





氷点下の山頂到着です
 









北西方向には朝鮮半島
 




今日は一際大きくハッキリクッキリ!

別に半島を見て嬉しい訳じゃないんだけど
やっぱり平地に居たんじゃ見れてないから
ちょっとした優越感、達成感に浸れます

眼福の次はお腹

冬季営業リョウブの間に下り

うたげの始まり
 








対馬の根

 



下島の山しか分かんないけど…


島の名山有明山は

 





ずっとずっと歩いていたい


 




私のホームグランドです

しまった!

2023年12月17日 | 日記
暖冬合間の極寒

今日は朝から冷えました

当直明けで身体がダルくて山に行く気分にもなれず

ちょっと横になった後で…

いつもの田舎の神社参拝

 



多久頭魂神社
 





良い事が無いから早めの年越し

 



















静謐な境内
 








深い森の中に鎮むあまたの御社
 






最奥の本殿 
 





一人静かに手を合わせ

今年の御礼

そして

来年の望みを

小さな頃から慣れ親しんだ

村の鎮守に祈ります


今年も残りあとわずか

 



来年こそは…

 




って…しまった!


未来に期待をしちまった

青 蒼 ブルー

2023年12月07日 | 山歩記
今日は有明山

 



先週登った白嶽さんも青
 


ずーっと蒼いお空の下を

一人ゆっくり歩きます
 



















おっ!良い岩
 


来世候補

明るめの山路で聴く歌じゃないけど
 










イヤホンから流れる曲は

小柳ゆき「最後に記憶を消して」

10年以上も前に観た韓ドラ『パリの恋人』の挿入歌でチョソンモ「君ひとりだけ」の日本語カバー

その優しい旋律も、胸を掻きむしられるような切ない歌詞も

叶わないものを諦めた今の自分には

毒で薬

フッと短いため息ひとつ…

大丈夫、大丈夫と

自分に言って

青い山頂到着です
 







風も無く

どこまでも広がる蒼い空
 









山での青は絶対の正義

青ならそれだけで幸せな気分になるから不思議

 



けど、ひとに対する想いは別


幸せさえ苦しみだった


広い山頂を独り占めした時間はお終い


さぁ 帰ろう
 






最後に記憶を消して

優しい嘘で心乱されるから



絶対この詞を書いた人は天才

 



とうの昔に誰かを想う感情は無くなったけれど

何とも切なすぎる歌詞 メロディ


 




にしても…だ


 




今日の空は蒼過ぎるなぁ


なんか逆にムカつく…



ん?

 



俺のジャケットもブルーだった…


来世

2023年12月05日 | 山歩記
日曜日は城山さん

 



土曜の上見坂白嶽の後

今年いっぱいで転属する同僚の送別会でしこたま飲み食いした身体をリセットする為

今日はロングな城山山行

さぁ いっちょ行きますか…
 


順当に軍道を歩き
 











山頂手前のヘアピンから

付属堡塁方向へ
 




















路はさすがに荒れ果てていて

時の流れを感じるけれど
 










やっぱり

あの雰囲気をまた感じてみたい…


森の中

ひっそり佇むラピュタ
 




















先人たちが

御国の鎮めとなるべく

精錬研磨に励んだ場所


今はその役目を終えて

元の杜に飲み込まれようとしている…

 




穏やかな木漏れ日がさす

静かな杜で

ゆっくりゆっくり朽ち果ててゆく


私の最期もこうでありたい…


深い森の中でひとり考えると

本当にそうしそうになりそうだから


ちょっと明るめの景色を眺め
 










元来た路を山頂へ
 
















山頂からの帰りは

海岸までの直降ルート
 





















城戸を巡って帰ります
 






何も考えず

ただ歩いていたいけど


やっぱり

それは無理っぽい…



もしも来世があるのなら


 






苔むす岩になれたらいいな